【週間ランキング】
世界をあっと言わせる発明は、一人の“妄想”から生まれた
2021/5/17 〜 5/23

東京ではここ1週間ほど、どんよりしたお天気の日が多くなっています。お天気が悪いと気分が上がらない……という方もいるかもしれません。
そんなときは、気分をグッと上げてくれるような本を読んでみてはいかがでしょうか。好みのジャンルの本を選んでもいいですし、あえて普段は読まないような本に目を向けてみても、新たな発見があるかもしれません。
「どれにしようか」と迷ったら、週間ランキングから一冊、手に取ってみるのもおすすめです。さっそく、今週の週間ランキングをお届けします!
第1位 『妄想する頭 思考する手』


今週の1位は、『妄想する頭 思考する手』。本書の著者である暦本純一さんは、画像を複数の指の操作で拡大縮小する「スマートスキン」をはじめとする、数々の天才的な発明をした人物です。
本書では、そんな暦本さんがいかに「妄想」をイノベーションに昇華させているか、そしてイノベーションにおいて「妄想」がどんな役割を果たすのかが語られます。「妄想」が得意な方はもちろん、自分の発想力に自信がなく、誰かの「妄想」を受け止める側でいたい方にもぜひお読みいただきたい一冊です!
前ちゃんさん(@akimae)の学びメモ
普段イノベーションとか新しいことを考えるときに課題解決を前提にスタートするが、それだけでなく、単純に自分がやりたいことを考える非真面目なところからのイノベーションというのは新鮮な考えだった。
一方、「やりたいこと」を言語化できる人はどれほどいるだろうか?日々目の前のことに追われてそんなこと考えたりする余裕もなかったりすることはないか?
そもそも「やりたいこと」はどう見つけられるのかも考えてみたい。
第2位 『〔新版〕一瞬で大切なことを伝える技術』


一瞬で大切なことを伝える技術――多くの方が、「そんな技術があれば今すぐほしい!」と感じるのではないでしょうか。
本書では、「重要思考」を使って考え、伝え、聴き、伝え合う方法がていねいに解説されます。重要思考とは、ロジカル・シンキングの手法のひとつ。コンパクトな文庫本の中に重要なポイントがぎゅっと凝縮され、身近な例を使いながらやさしく説明されているので、ロジカル・シンキングに苦手意識がある方にもおすすめです。
三谷宏治さんへの最新のインタビューはこちら三谷宏治が語る「人生の転機を支えた一冊」
たかくぼ まさひろ~毎日学びメモ更新中の理系大学生さん(@d34e9d2fba6d1545)の学びメモ
言いたいことを伝えるためには「まず言いたいことをはっきりする」必要がある。
何で伝わらないんだろう? と思っているときは大抵、自分自身が頭の中で整理出来ていないことが多い。
まずは自分自身がはっきりと理解する必要がある。
結局はどれだけ相手の立場に立って考えれるか? が大事である。理解していても実行するのが非常に難しい。
第3位 『学び方の学び方』


第3位は、『学び方の学び方』です。
ニューノーマルな生活において、「学び」の時間が増えた方もいるでしょう。学びをもっと効率的なものにしたいなら、本書が役に立ってくれるはず。
本書は、神経科学や認知心理学に基づいて「学び方の学び方」を教えてくれる一冊となっています。がむしゃらに学ぶのも楽しいですが、本書をかたわらに置き、もっと効率的に知識を吸収してみてはいかがでしょうか?
仮谷泰祐さん(@taisukekariya)の学びメモ
僕は本を読むのにすごく時間がかかるのですが、「拡散モード」で読んでるからだろうと思う。
flierの要約でさえ10分で読めたことはほとんどないんですよね。それは自分の経験や記憶と紐付けながら、読むのではなく考えてるからそうなるのだと思う。
昨今、TwitterなどのSNSやflierみたいな学ぶ機会は山ほどあるが、無自覚に情報収集するのではなく、集中モードで記憶を強化するのか、拡散モードで新たな知を生み出そうとするのか、自覚化できると良いと思った。
以上、2021年5月17日~5月23日のベスト3を紹介しました。次回もお楽しみに!