
2021/7/12〜7/18
外出しづらい状況が続き、「せっかく夏がやってきたのに!」とストレスを溜めてしまっている方もいるかもしれません。
そんな今週、第1位に輝いたのは『ストレスの9割はコントロールできる』でした。ストレスを溜めることなく、健やかに生活するためには、どのようなことを心がければいいのでしょうか。ぜひ、参考にしていただければと思います。
ライター・庄子結


今週の1位は、『ストレスの9割はコントロールできる』でした。
忙しい毎日を送るなかで、ストレスを溜めっぱなしにしてしまっていませんか? 本書の著者である鎌田敏氏は、身体から聞こえていた「小さな悲鳴」を無視しつづけているうち、パニック障害による発作に襲われて、救急車で病院に運ばれたことがあるそうです。
本書ではそんな著者の経験をもとに、身体からのストレスサインを見逃さないためにできることや、ストレスを溜めやすい人の特徴、ストレスを溜めない人の思考法などが紹介されます。特に「ストレスを溜めない人の行動習慣」として紹介される「人間関係の距離を整える」は、多くの人にとって参考になるのではないでしょうか。
ストレスと付き合うためには、ストレスの感じ方を自分でコントロールすることと。対処方法を考えることが重要だとあらためて感じた。
とは言え、言うは易し行うは難し、なんだよなぁ。
困難な状況にぶつかった時、「オラわくわくして来たぞ」と言えるようになりたい。


第2位は、『億万長者だけが知っている教養としての数学』です。
お金持ちになりたいと思ったら、あなたは何をしますか? 資格を取得する、転職する、複業する……さまざまな手立てが考えられそうですが、本書は「数学的思考力を磨く」というアプローチを挙げます。
一見遠回りに思えるかもしれません。ですが、数学的思考力は一生使えて、じわじわ効くスキルです。いま身につけておいて損はありません。
「カジノが儲かる理由」や「フェイスブックのアルゴリズム」など、身近な例を出して解説されており、数学が苦手な方でも楽しく読める一冊となっています。
【印象に残った話】
・72の法則とは、元手が何年で2倍になるかを簡易的に類推する方法である
・年利9%で運用する場合、72÷9=8年で元本が2倍になる
・「利用可能性バイアス」とは、自分の思い出せる直近の類例に基づいて確率を判断してしまうことである
・新人営業担当が3か月連続で売り上げを伸ばした場合、その人物が優秀なこと以外に、ただのビギナーズ・ラックや、前任者の得意客からのリピート注文だった可能性も否定できない
【アクションプラン】
・「利用可能性バイアス」にかからないために、原因を推測する際は、1つではなく、「他にないか」の視点で複数挙げてみる


第3位にランクインしたのは、『子どもの才能を引き出す』でした。
新型コロナウイルスの感染対策などで注目を集める、台湾のIT大臣オードリー・タン氏。本書は、オードリー・タン氏の母・李雅卿(リー・ヤーチン)氏が保護者有志と創立した私立学校「種子学園」の創設当初を振り返って書かれています。
種子学園では、何より子どもの主体性が重視されます。国語と数学以外の教科はすべて選択制、担任の先生も子どもが選ぶ、校則は子どもを含めた全体会議で決定されるなどといった取り組みを知れば、驚く方も多いでしょう。
未来を担う子どもたちに、私たちは何を提供できるのか。教育という軸で、日本の未来を考えさせてくれる一冊です。
日本の場合、総合学習で過ごした時間が当てはまります。①「やるべきこと」、②「やりたいこと」、③「やれること」の3点を対話で視える化できていたのでしょう。大人になると研修に参加しない限り、自分と向き合う総合学習の時間はやってきません。自分自身の意志で取り組むしかないのか?いや、著者のように上司や先輩が場を作るのもアリなのでしょう。