
「よかれと思ってアドバイスしたが、言い方が悪くて傷つけてしまった」「アイスブレイクが苦手だ」「一生懸命話しているつもりなのにスルーされてしまう」……こうしたコミュニケーションの悩みは、オンライン化が進む中、ますます私たちに重くのしかかります。
「こんな本を読んだんだけど……」と同僚や友人に話してみるのも、ひとつのコミュニケーション。まずは今週のランクイン要約を読んで、誰かに話したいネタや、コミュニケーションのヒントを探してみませんか?


今週の1位は、藤井貴彦キャスターの著書、『伝える準備』でした。言葉のプロである藤井キャスターは、どのような「伝える準備」をしているのか。その秘密が明かされる、注目の一冊となっています。
そのうちの一つが、後輩など助言を求める人への「伝える準備」。「あの仕事どうでしたか?」と聞かれたときのために、普段から後輩たちの仕事を観察し、「聞いてきたらこんなことを言ってあげたい」とメモしているそうです。
相手のパフォーマンスがいまいちだった場合は、前向きに言い換えられる言葉をたくさん考えておきます。「あと少しで合格」「もっとやれる人だよな」「気持ちは十分見えた」「いい時と比べると、惜しい」「納得したくないだろ」「今日が大舞台じゃなくてよかった」……これなら、言われたほうも前向きな気持ちになるでしょう。
あなたはどんな「伝える準備」をしますか?
この本に関心をもった方はこちらもおすすめです!


言葉の力を知る著者だからこその内容だ。言葉に宿る力を磨くこと、そしてその磨かれた力を正しく使うことの大切さ。自分も書くことを通して言葉と丁寧に向き合おうと思う。それは恐らく自分と向き合うことにも繋がり、自分を知り、深めることになるだろう。日々取り組んでいるflierの学びメモと日記の実践を地道に続けていこうと思う。


第2位は、『サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学』です。
「行動経済学」とはどんなものか、ご存じでしょうか? 結婚式に参列する女性が1万5000円のドレスを買おうとしていたところ、「2着で1万9800円」という表示が目に入り、1着しか必要ないのに2着買ってしまう……行動経済学は、こうした人間の矛盾した行動に焦点を当てる学問です。
水を加えて混ぜるだけでおいしくできるホットケーキミックスはなぜ売れなかったのか。明治のザ・チョコレートが人気商品になった理由とは。全額返金と謳うダイエットスクールはどうして人気なのか――。本書で紹介される事例は、誰もが驚き、「へえ、そうなんだ!」とちょっとうれしくなるようなものばかり。リモート会議のアイスブレイクにぴったりの話題ではないでしょうか?
同じシリーズの『サクッとわかる ビジネス教養 地政学』も、ぜひあわせてご覧ください。


影響力の武器と合わせて読むと面白そうに感じた。
人間は感情の動物なので、必ずしも理論通り行動しない(出来ない)、無意識のうちに判断していることを後で判断の過程を検証して、自己分析してみる。学びになりそう。


第3位にランクインしたのは、ストーリー形式で学べる『「スルーされない人」の言葉力』でした。
本書の主人公・中田晴(はる)は、大手スーパーマーケット「ダイワ・フーズ」に勤めるバイヤー。さまざまな場面でコミュニケーション力が求められるのですが、「発言がスルーされてしまう」という悩みを抱えていました。そんな晴のところに意外な助っ人がやってきて……というストーリー。
主語を入れて話す、相手の頭の中に印象的な写真を貼り付ける、「○○しばり」で自己紹介の切り口を増やす……晴が学ぶメソッドは、どれも今日から使えるものばかり。あなたも晴のように、その変貌ぶりで周囲を驚かせることになるかもしれません!
ひきたよしあきさんの前著『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』もおすすめです。


自分事として絵が見えるプレゼン
つい聞いてしまう人のプレゼンは「刺さるメッセージ」と「余白」にあるように思う。相手の立場に立ってその人が自分事として感じられるように体重を乗せる。
情報を入れすぎると混乱するので、必要で重要なメッセージを端的に伝えて、それを支える根拠を述べる。必然的に余白ができるので、聴きたいことができ、双方向性の対話が生まれる。プレゼンだけでなく、コミュニケーションが上手な人は普段からそれを実践しているように感じる。