【週間ランキング】
成長と成功のために聞いてみたい話
2021/9/13 〜 9/19

成長と成功のために聞いてみたい話

いまをときめくトップ企業は、当然、ただときめいているわけではありません。

現代的な問題と逃げずに向き合い、発信していくこと。

いま共有すべき痛みを抱えながら、明るい未来にたどりつく確固たる信念と材料をもつこと。

過去の失敗をしかと抱きしめ、失敗をむしろ成功へのエンジンとすること。

積み重ねは、確実に芽吹く種となります。

今週のベスト3は、現在と過去の取り組みを未来へとつないでいくヒント満載です。

第1位 『超入門カーボンニュートラル』

超入門カーボンニュートラル
超入門カーボンニュートラル
夫馬賢治
講談社
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超入門カーボンニュートラル
超入門カーボンニュートラル
著者
夫馬賢治
出版社
講談社
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1位になったのは『超入門カーボンニュートラル』でした! 地球温暖化は回避すべき全地球的な課題となって久しいですが、温室効果ガスの代表選手である二酸化炭素の削減は特にニュースなどでも取り上げられています。

しかしこの二酸化炭素、どれだけクリーンさを心がけても現代人の営みにはついてきてしまうもの。かつては、経済成長の追求が悪者とされ、脱成長しか道がないと言われてきましたが、人々の幸せを求める範囲の成長と、気候変動への対応は両立できる、というのが最近のトレンドになっています。

「カーボンニュートラル」は、温室効果ガスの排出と吸収を均衡させて、プラス・マイナスゼロのニュートラルをつくろうというもの。電力、交通、農業(食品)など、私たちの身の回りにあるものがたくさん関係しています。革新的で成長可能性の高い企業ほど、カーボンニュートラルへの感度は高いはずです。

著者の前著、『ESG思考』とあわせて読むと、企業活動と環境保全の組み合わせに対する考えがより深められるでしょう。

ESG思考
ESG思考
夫馬賢治
講談社
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ESG思考
ESG思考
著者
夫馬賢治
出版社
講談社
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100匹目のサルさん(@6db5c027ece915ff)の学びメモ

コロナ禍でも、着実に進行している地球温暖化問題。人類すべての共通課題として、対応していくことが不可避。

キーワードは、デカップリング(温室効果ガス削減と経済成長は両立できる)。

以前は、温室効果化ガスの排出を抑制すると成長出来ない、という考え方が強く、中国もアメリアも温室効果ガス排出について、のらりくらりと逃げていた印象だったが、最近はそういうことは全くない。

デカップリングを前提に、社会・産業をどう変えるか?

政府の強権により強制的に変えようとする中国、企業のイノベーションにより変えようとするアメリカ。

果たして日本はどうか。明治維新以降、世界・社会の激変に見事に適応してきた。

災害が多く、地球温暖化を身近に感じる環境だからこそ、この問題に対してもうまく適応していくと信じている。

第2位 『ソニー再生』

ソニー再生
ソニー再生
平井一夫
日本経済新聞出版社
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ソニー再生
ソニー再生
著者
平井一夫
出版社
日本経済新聞出版社
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2位にランクインしたのは、『ソニー再生』です。いまや、次々と革新的なイノベーションを生み出しているソニーですが、2000年代には主力部門での構造的な赤字に苦しんでいました。そんななかで同社社長に就任したのが、著者の平井一夫さんです。

海外関連の部署をわたり、音楽とゲームというエンターテインメント部門の出身だった著者は、いわば「外様」として経営層へと招かれました。社長を任されて最初の仕事は、従業員に対して大ナタを振るうことでした。そこから奇跡的ともいえる「再生」を果たしていくのです。

平井さんの一代記であると同時に、新生ソニーの復活物語でもある本書から、いま組織が求められていることを考え直してみませんか?

トップ企業のエピソードにワクワクする方には、『創業家一族』などもオススメです。

atsuki.miura0213さん(@0760f2dcae7b1514)の学びメモ

今、危機に瀕している企業にも言えることなのかも。

著者の成し遂げてきたターンアラウンドや企業変革の第一手は、まずは足を使って現場の声を拾っていくこと。

つらい決断を先送りせず、この道が正しいと判断したことは、何があっても最後までやり抜く。そして結果を出す。

ソニーは一万人の人員整理もしてきたが、人員を守る企業もあり、それはありがたい話なのかもしれない。

第3位 『失敗を語ろう。』

失敗を語ろう。
失敗を語ろう。
辻庸介
日経BP
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失敗を語ろう。
失敗を語ろう。
著者
辻庸介
出版社
日経BP
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そして第3位は『失敗を語ろう。』でした。いまのトレンドを追うにしても、トップ企業をはじめとしたサクセスストーリーだけでなく、新進企業の「アンサクセス」なストーリーもいろいろなことを教えてくれます。東京商工リサーチの2018年のデータによると、2017年における設立10年未満の企業の倒産率はなんと24.5%。華々しい成功の陰には、それだけの涙が流れているということです。

本書は、いまや利用者数が1200万人を超えた資産・会計管理サービス、マネーフォワードにまつわる「失敗談」。ウケると思ったサービスが大コケし、ユーザーからまったく支持されない製品をつくってしまったことを反省、そこから、ユーザーの声に真摯に耳を傾ける企業へとどのように進化していったのかがわかります。

失敗の末にいきついたユーザーセントリックな考え方に興味を持った方は、『ユーザー中心組織論』などもいかがでしょうか?

kyntg433さん(@0a968b92ea04122f)の学びメモ

人は挑戦したくても、心の根底にある「失敗したくない」という思いから、挑戦する事に対してブレーキをかけてしまう。しかし、失敗があって初めてそこから多くを学ぶ機会があり、失敗を避ける事はできないのである。失敗したで終わらせるのではなく、この失敗の原因を分析し、次にどう活かせるかポジティブに捉えることが必要なのである。あればよいのではなく、あるべきものに変える事。それが重要である。



以上、2021年9月13日~9月19日のベスト3を紹介しました。次回もお楽しみに!
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文責:石田翼 (2021/09/23)
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