中野信子氏の最新刊が第1位!
2021/11/1〜 11/7

今週の第1位は『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』でした。さまざまな「頭のいい人」の流儀を、ベストセラーを多数手掛けてきた脳科学者の中野信子氏が解説、31の習慣としてまとめています。
ランキングには他にも、朝の過ごし方を改善したり、観察力を磨いたりするのに役立つ良書が上位に入りました。
第5位から第1位まで順番に、要約者レビューを交えてご紹介していきます。
第5位 『書くだけであなたの「強み」が見つかるノート』


要約者(中山寒稀)レビューの抜粋
本書で紹介されているのは、「自分が望む成果につながる本当の強み」を探すメソッドだ。従来の強み探しでは、「自分の強み」を知って終わりになりがちだ。強みをどう活かせばいいのかわからないことが多いからだ。著者は「相手の求めに応えること」を強みにすることをすすめている。自分を評価するのは他人であり、求められていることを提供することで確実に成果につながる。つまり「本当の強み」とは、「必要とされる人になる」ことである。
第4位 『会って、話すこと。』


要約者(木下隆志)レビューの抜粋
日常のちょっとした会話をつつがなくこなしたい。これは、小さな願いのようでいて、多くの人を悩ませている難題でもある。「雑談」をしようとすると会話が続かずに気まずい思いをしたり、会話術のテクニックを実践しようとしてうまくいかなかった経験がある方もいるかもしれない。
(中略)
著者による「なにを話すか」「どう話すか」「だれと話すか」の考え方は新鮮だ。相手のことも自分のことも話さずに、外部のことを話す。ボケにボケを重ね、ツッコミはしない。そして、自分と相手の「間に発生」したことを楽しむ。これまでに身につけようとしていた会話術とは一味違ったアプローチで、純粋に会話をともに楽しむ心構えに触れることができる。会話に悩む方に、ぜひ一度読んでいただきたい一冊だ。
第3位 『観察力の鍛え方』


要約者(藤平泰徳)レビューの抜粋
本書では、仕事に必要な状態を保つための「観察力」、「いい観察」と「悪い観察」、観察を阻む「認知バイアス」「身体・感情」「コンテクスト」、主観と客観・抽象と具体を行き来しながら「仮説」と「問い」を積み重ねることで生まれてくるオリジナリティ、「見えるもの」と「見えないもの」の観察の仕方、「学び」と「脱学習」で身につける思考法などを再現性の高い形で細かに紹介。
(中略)
名作誕生の背景で作家たちはどのように「観察力」を高めてきたのか? 誰もが同じ理想を求めていた「スタンダード」を肯定する社会が終わりを迎え、「多様性」が求められる社会へと移行しつつある現代を生き抜くのに必要な「観察力」をこの一冊で鍛えよう。
第2位 『毎日がうまくいく朝のスイッチ』


要約者(千葉佳奈美)レビューの抜粋
本書は一日を晴れやかに過ごすための「朝のスイッチ」を指南するものだ。「毎日のストレスから解放されるスイッチ」「人からの不快な言葉に左右されなくなるスイッチ」など、悩みごとに合わせた様々なスイッチが紹介されている。どれも簡単で、すぐに実践できるものばかりだ。すべてのスイッチを実践する必要はなく、自分に必要なものだけ取り入れることができる。
本書で紹介されるスイッチは、体操やストレッチのように肉体を鍛えるものというよりは、自分の心と体に向き合うためのものが多い。求められるスピードがどんどん上がっている現代、ゆっくりと自分自身を見つめ直す時間は貴重だ。バタバタと過ごしてしまいがちな朝にこそ、少しでも「自分」をケアする時間が必要なのかもしれない。
第1位 『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』


要約者(泉未来)レビューの抜粋
脳科学者としての視点から、今まで出会った世界の「頭のいい人」たちについて、その人となりや心がけ、行動、習慣などを紹介している。どの人物もそれぞれの分野においてトップレベルの実績を上げており、そうした人たちがどのように考え、行動しているかがよくわかる一冊だ。
「頭のいい人」は自分の性格や特性をよく理解し、活用している。自分を高めたいと思っている人は、ぜひ本書を手に取って、自分の個性を理解し、伸ばすためのヒントとしてほしい。
いかがでしたか? なお、今週のベスト10は以下の通りです。
第1位~第10位
第1位 『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』
第2位 『毎日がうまくいく朝のスイッチ』
第3位 『観察力の鍛え方』
第4位 『会って、話すこと。』
第5位 『書くだけであなたの「強み」が見つかるノート』
第6位 『Sales is』
第7位 『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』
第8位 『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
第9位 『気持ちよく人を動かす』
第10位 『パーパス 「意義化」する経済とその先』
以上、2021年11月1日~11月7日のランキングベスト10を紹介しました。次回もお楽しみに!