絶好調で一日を迎えるための「超脳トレ」とは?
「音」を聞くだけで右脳を活性化・仕事力アップ!

絶好調で一日を迎えるための「超脳トレ」とは?

年に一度ブックスタマで開催される「タマダービー」。9回目となる今回は、2016年末~2017年初めの本の売れ行きを競い合った結果、『聞くだけで脳が目覚めるCDブック』(あさ出版)が見事優勝をつかみました。この本は2017年2月時点で累計約70,000部を突破しベストセラーとなっています。

今回インタビューさせていただくのは、この本の著者で「超脳トレ」全脳活性プロデューサーの山岡尚樹さん。音やイメージ、気を使った実践ワークによって、脳に秘められた潜在能力を引き出す超脳トレを広めるべく、全国各地でセミナーやコーチングを行い、多数の著書を執筆されています。

「最近、メール処理などの作業に追われてばかり」、「新サービスの企画で新しい発想が湧いてこない……」。こうしたビジネスパーソンのお悩みを解決し、本来のパフォーマンスを発揮するにはどうしたらいいのか? その処方箋となる「音」に着目した超脳トレの驚くべき効果について詳しくお話を伺いました。

左脳しか使えていない人は小さくまとまってしまう

── タマダービー優勝、おめでとうございます。ブックスタマ加藤社長からは「CDを聞くだけで脳が活性化されるという手軽さと、脳科学に裏打ちされた説得力が、売れた理由だと思います」とのコメントをいただいています。受賞の感想をぜひお聞かせください!

聞くだけで脳が目覚めるCDブック
聞くだけで脳が目覚めるCDブック
山岡 尚樹 著
あさ出版
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聞くだけで脳が目覚めるCDブック
聞くだけで脳が目覚めるCDブック
著者
山岡 尚樹 著
出版社
あさ出版
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やっぱり嬉しいですね。発売から1年近く経っても売れている理由は、脳をいかに使うかというテーマが流行り廃りもなく普遍的だから、という背景もあると思います。CDを聞くというのは、若い方から高齢の方まで気軽に取り組めますからね。「右脳に直接働きかけるトレーニング」という点は、他の脳を鍛える本と比べてユニークだと思います。

── 右脳に直接働きかける、ですか。普通の脳トレとどう違うんですか。

これまでの脳トレは、文字パズルとか計算ドリルなど、紙と鉛筆をもって取り組むものが主流でした。これらで鍛えられるのは、計算力や短期的記憶力、論理的推測力といった左脳がメイン。左脳は論理的かつ緻密に物事を進めるのが得意な部位なんです。

現在のビジネスパーソンは左脳優位になっています。ビジネスでは、決められたルールの中でいかに効率よく、ミスなく仕事をこなせるか、予算や売上など数字やデータに基づいて課題を解決するかが問われますから。

一方、右脳はひらめききやイメージ、物事を大局的に見ること、調和を司る部位で、右脳のスイッチがオンになるとビジョンを描いたり企画したりするのがスムーズになります。ところが普通の人は日常で右脳の力を発揮するチャンスがないため、脳の97%を使えていないのです。

── たった3%しか使えていないんですか!

右脳が活用できていない人は、大きな挑戦に対して億劫になりがち。「ミスをしないように」「納期に間に合わせよう」という左脳的発想が常に優位になるためです。すると、あくまで既存のルールに従って成果を出そうとするので、「今の仕事で何を実現したいのか」、「どうすれば今の仕事をもっとワクワクするものにできるか」といった発想に至らず、小さくまとまってしまう。

今後はどんな業界でも、当たり前とされていたルールが目まぐるしく変化し、過去の成功例を踏襲するだけでは、うまくいかないことが増えていくでしょう。となると、未来へのひらめき、つまり右脳の得意分野である独創的な発想がますます大事になります。

これまで学校教育や職場で重視されてこなかった右脳をもっと活用して、左脳と右脳をよいバランスで使っていく。そういう状態を生み出すための案内役が、この『聞くだけで脳が目覚めるCDブック』なんです。

超脳トレの効果を熱く説明してくださる山岡さん。

音によってビジネスパーソンの仕事力はこう変わる!

── 右脳を活性化させて仕事でパフォーマンスを出すには、どんなふうにこのCDブックを使えばいいのでしょうか。

ビジネスパーソンにおすすめの使い方は、出社前の「セットアップ」としてCDを聞くことです。出社したらまずはメールチェックという習慣の人が多いでしょう。実はそれだと、問題解決脳といえる左脳モードで臨むことになるので、1件ごとの判断に時間がかかってしまいます。結局メール処理に明け暮れて、気づいたらもう午後。本来のアウトプットができず残業まっしぐら……ということになりかねません。

これを防ぐのに役立つのが、通勤時間を活用した「高速脳トレーニング」です。本書にはクラシックやオペラ、落語が2、4、8、16、32、64倍速それぞれ収録されています。2倍速から順に聞いていくと、最初は8倍速くらいで「全然聞きとれない」と混乱してしまうでしょう。ですが気にせずに速度をあげて8倍速か16倍速まで聞いていき、最後に2倍速に戻ると今度は断然ゆっくりだと感じられるはず。

── 本当ですね! 最初は「はやい」と感じていた2倍速がゆっくり聞こえます。

それは「脳の処理速度」が上がった結果です。脳の処理速度が上がれば、たまったメールを一つ一つ解決していくのではなく、対応すべきまず取り掛かるべきメールのみすばやく取捨選択し、優先度を決めて対応しようとするので、仕事のスピードも倍速で速くなります。

また、音によって処理速度を上げるだけでなく、脳の容量を増やすことも可能です。最大12音の複数の音が重なったサウンドを聞き分けるのをくり返すことで、複数の作業をすばやくこなす能力が身につくのです。

仕事にとりかかる前に2、3分こういう「音」を聞くだけで、脳が自然と高速回転モードになって、マルチタスクがはかどります。大事なことが何かを素早く見極められるようになるので、メールもさくさく処理でき、本来のアウトプットに集中できるようになります。集中力をいかに維持するかというテーマは非常に大事なテーマでもあるので、2016年12月に発刊された『聞くだけで集中力が高まる「超脳トレ」CDブック』(あさ出版)では、「集中力」にフォーカスしています。発想力や先読み力を高めるためのトレーニングを紹介しているので、ぜひ試していただきたいですね。

聞くだけで集中力が高まる「超脳トレ」CDブック
聞くだけで集中力が高まる「超脳トレ」CDブック
山岡 尚樹 著
あさ出版
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聞くだけで集中力が高まる「超脳トレ」CDブック
聞くだけで集中力が高まる「超脳トレ」CDブック
著者
山岡 尚樹 著
出版社
あさ出版
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── そのCDブックもぜひ聞いてみます! こうしたトレーニングによって、脳の利用率は3%から何%程度にまで改善するのでしょうか。

アインシュタインのような天才と呼ばれた人たちの脳を研究している学者によると、彼らの脳の活用度は、6、7%くらいだったと言われています。もちろん個人差はありますが、トレーニング次第では、最大で現状の2倍近くにまで引き上げられるといってもいいでしょう。

発想力や創造性、結果を出す力を最大限発揮するには、左脳と右脳をよいバランスで使っていくことと同時に「間脳」をコントロールできるようになると理想的ですね。間脳は脳内ホルモンの分泌を調整し、感情や意欲をコントロールする部位。これを鍛えると、物事に対するやる気が出て、偶然をきっかけに幸福を見つける力、「セレンディピティ」が向上します。どんな出来事にも前向きな解釈ができるようになったり、今まで許せなかった人が許せるようになったりする。こうして自分を縛っていた制約が取り除かれ、チャンスがぐっとつかみやすくなるんです。

五感のうち、脳に一番影響を与えるのは聴覚だった!

── 脳を鍛える手段は色々あると思うのですが、山岡さんが「音」に着目された理由は何ですか。

「音」に着目した理由は、トレーニングの手軽さ、継続しやすさ以外にもあります。それは、五感から脳が受けとる刺激のうち、脳に影響を与える約90%が聴覚によるものだから。脳が受けとる情報量の多さだけでいうと、視覚からが約83~87%と突出して多いのですが、影響度合いでは聴覚、つまり音の影響が大きいのです。

特に良い影響をもたらすのは、6000ヘルツ以上の高周波で、「1/fゆらぎ」のある音。これは心拍や呼吸といった人間の生体リズムと同じリズムを持つ音のことで、共振して心地よさを感じられるのです。例えば、木々が風でそよぐ音や鳥のさえずり、虫の声などですね。中でも、さざ波の音は「寄せては返す波」という、「繰り返し」を含んだゆらぎの音なので、脳をリラックスさせる効果が非常に高いといわれています。

── 高周波の音はなぜリラックス効果が高いのでしょうか。

高周波の音は、耳の中にあるコルチ器という音の受容体や脳幹を一番活性化するからです。脳幹とは、呼吸や心拍、体温調整といった生命維持に欠かせない調整を司る部位のこと。この脳幹に働きかけるため、自律神経が整ってきて疲れがとれやすくなるのです。

年齢が上がるにつれて人間は高い周波数の音が聞こえづらくなりますが、そこは「イメージ」で補えば大丈夫。例えば、さざ波の音を聞くとしたら、頭の中でさざ波が打ち寄せる場面を想像するのです。脳は現実とイメージを区別できないので、あたかも波打ち際に立っているときと同じ効果を得られます。

── イメージの力、おそるべしですね!

イメージの力を最大化するためのポイントは、その場面の映像だけでなく、実際にそのときに感じているだろう「感情」や「体感」まで想像すること。これは何か目標を達成したいときにも有効です。自分が成功しているときにどんな感情が湧きおこっているのか、成功後にどんなふうに自分がふるまっているか。そのときの感覚をありありと想像すれば、それがエネルギー(気)になって、夢を実現させるチャンスを引き寄せやすくなるんです。

今後求められるのは、「自己実現」ではなく「自他実現」のリーダー

── 今後の山岡さんの構想を教えてください。

実は高速脳や同時並行脳になるための超脳トレは、まだ使っていない脳の力を引き出す入り口にすぎません。目標にしているのは、こうしたトレーニングをきっかけに、家庭や職場などで、「自己実現」ではなく「自他実現」をめざせる人を一人でも多く増やすこと。よく「自己実現をめざせ」といわれますが、「自己」だけだと誰もが優位に立とうとして、際限なく競争を続けるだけで、結局誰も幸福感を味わえない、ということになってしまいます。これに対し、自分も他人も幸せにしようとする「自他実現」をめざせば、周囲も「あの人はなんだか楽しそう」と感じて、応援してくれる人や力を貸してくれる人が自然と集まってくるのです。

これからは企業においても、リーダーや管理職を評価する軸が、過去に残した実績よりも、「今・ここ」を楽しんでいるかどうかに変わっていくんじゃないかと思います。「自分も楽しみながら、みんなも笑顔になるにはどうしたらいいか」を考えて行動できる人に、人望が集まっていく。そしてこれこそが、今後、理想のリーダー像となっていくんじゃないでしょうか。

左脳・右脳をバランスよく活性化させている人は、自分の中のワクワク感に素直に行動する人たち。だからこそ、超脳トレを普及させることで、自他実現をめざす人を増やしていけたら嬉しいですね。

── 私も「ワクワク感」を大事にしながら、超脳トレを続けていこうと思いました。貴重なお話をありがとうございました!

聞くだけで脳が目覚めるCDブック
聞くだけで脳が目覚めるCDブック
山岡 尚樹 著
あさ出版
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聞くだけで脳が目覚めるCDブック
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山岡 尚樹 著
出版社
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文責:松尾 美里 (2017/02/23)

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