食べる人類誌
フェリペ・フェルナンデス=アルメスト,小田切勝子(訳)
早川書房
食べる人類誌
著者
フェリペ・フェルナンデス=アルメスト小田切勝子(訳)
食の歴史を追うことは、そのまま人間の歴史を追うこと。
食事は、たんに食べ物を口に運ぶということだけでなく、重要なコミュニケーションのかたちとして発展してきました。
人間がこれまで、食においてどのような「革命」を成し遂げてきたのか? これ1冊で、食を「文化」としてとらえる視座が養われるとともに、これまで人間が積み上げてきた食文化の厚みに驚嘆させられることでしょう。
491ページと、なかなか”食べごたえ”がありますが、お時間のあるときにぜひご賞味を。
働き方が多様化してきたご時世を反映してか、最近、「男子たるもの、料理すべし!」という空気をビシビシ感じます。
とはいえ、料理を1から始めるとなると、それなりの準備が必要となるもの。
そこで本書の出番というわけです。
本書を読めば、料理が思った以上に気楽で、なおかつクリエイティブだいうことに気付かされるでしょう。
料理に関心はあるけど、なかなか始めるきっかけがつかめないという男性に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
秋といえば食欲だけでなく、スポーツの季節でもありますよね。
男子テニス界において、今なお絶対王者として君臨するジョコビッチの強さの秘密は食事にありました。
小麦と乳製品に不耐症を持っていることがわかったジョコビッチは、大幅な食事改革を開始。
その結果、今の輝かしい姿があるというわけです。
とはいえ、本書の本当のメッセージは「体の発するメッセージに耳を傾け、食を楽しむ」という姿勢そのものにあります。
スポーツには興味が無いよ! という人にも、ご一読をお薦めいたします。食べ物は情報!
クックパッドといえば、日本最大の料理レシピ投稿・検索サイトとしてよく知られていますが、そのなかの「たべみる」という機能をご存知の方は、それほど多くないかと思われます。なにせ、クックパッド社内でもあまり注目されてこなかったそうですから。
「たべみる」は、クックパッド利用者の膨大なデータを利用したサービスのこと。著者たちはこの有用性に着目し、「たべみる」の大幅なリニューアルへの取り組みにとりかかります。
ビッグデータを用いることで、食へのアプローチがどのように変わるのか? そしてその先にクックパッドが見据える未来とは?
お家騒動が注目されている昨今ではありますが、クックパッドの持つ強みはまだまだ失われていない、と感じさせられます。
お月見といえば、お酒。お酒といえば、ビール――そんな方程式が成り立つかどうかはわかりませんが、ラベルに月をたたえた「よなよなエール」を片手に、のんびりお月見をするというのもオツなもの。
本書は、楽天市場で9年連続「ショップ・オブ・ジ・イヤー」を獲得した、ヤッホーブルーイング社の代表取締役社長による奮闘記です。
今では大人気の「よなよなよなエール」ですが、泣く泣く廃棄しなければならないほど売れていない時期もあったのだとか。
どん底から∨字回復を果たした理由は果たしてどこにあるのでしょうか?
読み終わったころ、思わずビールが飲みたくなること間違いなしです。