秋に読みたい本
食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋!


今年の夏は暑かったですね。毎年夏がやってくるたびに、「去年もこんなに暑かったかな?」と思っている気がします。
残暑がやわらぐと、いつの間にか秋がやってきます。今回は、秋にぴったりの一冊を選んでみました。


【食欲の秋】
おいしくて、しかもかわいらしい商品に注目が集まるお菓子屋さん「ショコラボ」。本書の著者は、そんなショコラボを立ち上げた伊藤紀幸氏です。
著者がチョコレート工房を立ち上げたきっかけは、お子さんが障がいを持って生まれてきたこと。障がいを持つ方々がよりよく働ける環境を創り出そうと、ショコラボを創業されました。
現在の「当たり前」を変えるために、あらゆる困難に全力で立ち向かう著者。その姿勢から、きっと勇気をもらえるはずです。


【読書の秋】
もっとたくさんの本に出会いたいと思わせてくれたり、自分にぴったりの読み方を指南してくれたり……「本についての本」は時に、読書体験をさらに豊かにしてくれるもの。
今回おすすめしたいのは、NHKの人気番組「100分de名著」のプロデューサーを務める秋満吉彦氏の著書です。
本書では、『夜と霧』『人生論ノート』『モモ』など、12冊の“名作中の名作”が紹介されます。本書を読めば、既に読んだ本はもう一度読みたくなり、未読の本はすぐにでも手に取りたくなること請け合いです。
秋満吉彦氏へのインタビューはこちら


【芸術の秋】
前回美術館に行ったのはいつでしょう? 忙しいから、あまり知識がないからと、ついつい足が遠のいてしまっていないでしょうか?
そんな方にぜひお読みいただきたいのがこちら。「ACOP/エイコップ(Art Communication Project)」という美術鑑賞プログラムをわかりやすく指南してくれる一冊です。
本書によると、アート作品とじっくり向き合うことで、考え抜く力が身につくそう。本書を携えて、久しぶりに美術館へ足を運んでみませんか。


【スポーツの秋】
運動の必要性をひしひしと感じつつも、なかなか行動に移せていない――そんな方はぜひ本書を。日常生活に組み込みやすい、手軽なエクササイズが多数紹介されています。
運動は、糖尿病、メタボリックシンドローム、高血圧など、あらゆる症状の予防・改善に効果的だそう。タイトルには「医師に『運動しなさい』と言われたら」とありますが、健康な方にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。