【コロナブルーに負けない!】
多難の時代に希望を育てるための教養書5選
自分の内面を磨き続ければ、変化を恐れることはない
【コロナブルーに負けない!】
多難の時代に希望を育てるための教養書5選
自分の内面を磨き続ければ、変化を恐れることはない

大賀康史

コロナブルーに負けない! キャンペーン開催中!!!
〜ビジネス書の知恵や知識をコロナ対策のヒントに〜
flierでは4月23日(木)から約2カ月間に渡り、コロナブルーに打ち勝つための「ヒント」になるビジネス書の要約を、毎回テーマを設定して厳選し、無料で読めるキャンペーンを開催しています。
今回のテーマは「多難の時代に活きる教養」です。
今まで当たり前のように受け取っていた平和な社会の恩恵。新型コロナウイルスの流行はそんな我々の日常や経済基盤をひっくり返してしまいました。急におとずれた多難な時代を私たちはどう生きればいいのでしょうか。平和な時代に暮らしてきた多くの人たちの経験からは、すぐに役に立ちそうなものは見つけられないかもしれません。
だからこそ、人類の歴史や古典から生きるヒントを得て希望を育てたいものです。テーマは、幸福、開いた問い、正義、道、本への向き合い方。どれも自分を磨きなおして、この今を生き抜く力を与えてくれるものばかりです。未来のために価値のある古典や哲学を集めましたので、ぜひ豊かな読書のきっかけにしていただければ幸いです。


本書によれば、喜びが欲しいのなら、それを得る前から準備をしなければいけないのだそうです。また、失望を捨てて意志を持てと言います。幸福は未来ではなく今このときにつかむもの。不幸や不運を嘆いてばかりではいけませんね。今でも周りを見渡せば、幸せのかけらは見つかるかもしれません。


本書では、なじみのない状況下でも心の安定を保つ能力の重要性が語られています。そして、安定性は高嶺の花でもあると言います。今の大量の情報の断片を結び付けて、心の安定を保てる道筋を見いだせれば、これからもずっと活かせる力になります。


今、私たちに求められるのは、感染された方やその家族、仕事の基盤がなくなった人、整っていない自宅の環境で仕事をしている人、職業の特性として人との接触が避けられない人、今日も町の安全を守っている人といった多様な人々に対する想像力でしょう。欠けたものに目を向けるだけでなく、家で安心して日々を過ごせていることに対する感謝をもちたいものです。


水のように生きることを問う老子の教えに身をゆだねたら、落ち着きを取り戻して、少し肩の荷がおりるかもしれません。自分にできることはもちろんありますが、だからと言って全てのことが思い通りになる訳ではありません。状況を客観視して、徳を持って流れに身をまかせるような自分を想像してみると面白いでしょう。


読書法の古典的名作である『本を読む本』は、近年流通している読書法が語られている本の源流に位置付けられる本と言っても過言ではありません。本書を読むことでもう一度読書の型を整えて、「Stay Home」の時間を有意義なものにしてみてはいかがでしょうか。
公開日:2020/05/18
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