【コロナブルーに負けない!】
「学び直し」のために読んでおきたい5冊の本
本を通じて、新たな「学びの扉」を開けてみよう
【コロナブルーに負けない!】
「学び直し」のために読んでおきたい5冊の本
本を通じて、新たな「学びの扉」を開けてみよう

荒木博行

コロナブルーに負けない! キャンペーン開催中!!!
〜ビジネス書の知恵や知識をコロナ対策のヒントに〜
flierでは4月23日(木)から約2カ月間に渡り、コロナブルーに打ち勝つための「ヒント」になるビジネス書の要約を、毎回テーマを設定して厳選し、無料で読めるキャンペーンを開催しています。
今回のテーマは「学び直し」です。
ベストセラー『LIFE SHIFT』の影響もあり、「人生100年時代」という概念が定着してきました。
それに伴い、私たちのキャリア観についても改めて考え直す必要が出てきています。 つまり、長い人生の先にある変化の可能性を考えれば、一つの企業、一つの職種、一つのスキルに依存することのリスクが大きくなっている……というわけです。
「学び直し」という言葉は、その文脈とセットとなり、リスク回避のために「しなければならないこと」という意味で使われる機会が増えました。
しかし、その一面を認めつつも、それと同時に私は「学び」というものが本来持つポジティブな意味合いにも目を向けたいと考えています。
つまり、「学ばなくてはならないから学ぶ」ということではなく、「今まで知らなかったことを知りたい」という素直な人間の欲求を充足させること。こうした「学びのエンターテイメント」的な文脈の上に、「学び直し」という言葉を置き直すことが、真の「学び直し」を展開していく上で必要だと思っています。
そういう意味で、本稿では、必然性以上に「体系的に知っておくと世の中が楽しくなる学問領域」にフォーカスし、その学問領域における「学びの扉」となる書籍を紹介しています。
このタイミングで新たな未知の世界を覗いてみましょう。


その中でも特に重要だと思うのが、「教えることで学びを深める」ということ。 一方的に「教えを受ける」というだけでは学びは深まりません。教える立場に転ずることによって初めて見えてくる学びがあるのです。
そんなことも含めて、「大人の学び」に必要な具体的なポイントが満載の本書。どの領域を学ぶにしても、まずはここから入ってみましょう。


本書の著者は、この「行動経済学」の第一人者であり、ノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー。 「聞いたことがあるけど、よく知らなかった」という人には、まずこの一冊から読むことをオススメします。


当たり前に考えていることに対して、それは本当なのかと根拠を問うこと。 別の考え方は存在しないのか、と問い直すこと――本書は、こういった私たちがビジネスシーンで考えるべきことを中心にしながら、それを「哲学」という学問領域と重ね合わせて理解を深めていくものです。 「哲学って苦手だけど、いつかチャレンジしたい」と考えている人の最初の一歩としてオススメです。


「人間はどうしたら幸福になれるのか」という問いへの追究は、人間の歩んできた歴史そのものでもあります。直近の研究も含めて、今私たちには何がわかっていて何がわかっていないのか―― この学問の全体像が理解できる一冊です。


これから経営学を学んでみようという方はもちろん、既存の経営学を学ぶ中で横同士の繋がりを深めたい、という方にもオススメ。コーヒービジネスなど身近な事例も豊富なので、多くの人にとって経営学に親しみを感じることができる一冊だと思います。
公開日:2020/06/04
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