さあ、大人の学びの時間です!
自己学習に役立つ5冊
さあ、大人の学びの時間です!
自己学習に役立つ5冊

南龍太

人生100年時代と言われ、生涯学習やリカレント教育、学び直しが叫ばれる昨今。
「とはいえ、何から始めていいやら……」
「そもそも時間がない!」
そう諦めてしまっていませんか? でもあなたが思いあぐねているうちに、同僚や友人は黙々と自己学習に励んでいるかもしれません。
今回は「学ぶ意義が見いだせない」「学びの必要性を感じながらもいま一歩が踏み出せない」といった悩みを抱えている方を中心に、明日にも自己学習を始めたくなるような5冊をご紹介します。既に取り組んでいる方にとっても、ご自身の学習法を見直し、もう一段高めるためのヒントが詰まった良書ばかりです。


著者は「働く大人が学びのスタイルを確立し、100年ライフを生き抜くスキルを身につける」をテーマに長年人材開発研究に携わってきた中原淳氏。日本における大人の学びが海外と比べて非常に残念な状況だと指摘します。そうした問題意識を背景に、本書ではそもそもなぜ大人の学びが必要なのかを解きほぐしながら、「大人の学びの3原則」を入り口として、あなたを学びの達人の境地へとやさしくいざなってくれます。


現代は、王道として定評のあったビジネス上の手法や情報も、以前より早く旬を過ぎて陳腐化してしまうといいます。過去の知識にとらわれず、自ら仕入れた新たな知識でアップデートをくり返すことが求められるとして、学び続ける意義を強調しています。本書を通じて戦略的な学びの有効性に気付けるはずです。


著者は数々のベストセラーを手掛けてきた野口悠紀雄氏。独学を長続きさせるコツとして、「ハッキリした目的を持つ」「強いインセンティブを持つ」「勉強の楽しさを活用する」「時間を確保する」の4つを挙げています。三日坊主になりがちでお困りの方も、継続的な学びを実践できるヒントがきっと見つかるはずです。


「自分には限界がある」という思い込みを解き放て――。そう呼び掛ける本書は「時間を空けて復習する」「嗅覚を活用する」といった「学習効果を最大化する7つの習慣」など具体的なスキルが満載です。


2021年上半期、フライヤーで多く読まれた要約ランキングで3位に入り、毎年上位に名を連ねる人気書です。いくら良質の知識をインプットしても、アウトプットしなければ記憶として定着せず、アウトプットの量に「自己成長」は比例すると本書は説きます。知識をたくさんため込んだものの、使い道が分からない……そうお悩みの方におすすめの一冊です。
公開日:2021/06/18
このイチオシを友達にオススメする