「お金本」のテッパン3冊
あなたとお金のこれからのお話
「お金本」のテッパン3冊
あなたとお金のこれからのお話

南龍太

「月々のローン、頭が痛いなあ」
「全然お金が貯まらない」
「老後の生活費が心配だ」
人々が抱えるさまざまなお金の悩み。その解決のために古今東西、さまざまな貯蓄や投資の方法が編み出されてきました。今回はお金にまつわるテッパン書3冊をご紹介します。共通する教えは、お金と無理なく実直に向き合う姿勢の大切さでした。


著者は「生活費<資産所得」という経済的自由を達成するために、生活費を下げて資産所得を増やすことが大切だと説きます。この達成に向け、お金を「貯める力」「稼ぐ力」「増やす力」「守る力」「使う力」を鍛えることによって、家計が健全に回り始めると言います。例えば貯める力を伸ばすには固定費の見直しが重要であり、「通信費」「光熱費」「保険」「家」「車」「税金」が人生の6大固定費だとブレイクダウンしていきます。
本書に関連する著者自身のYouTubeチャンネルもあるので、ご興味がある方はご覧ください。


「お金持ちになるための七つの道具」として「収入の十分の一を貯金せよ」、「欲望に優先順位をつけよ」、「今日から未来の生活に備えよ」、「自分こそを最大の資本にせよ」など考え抜かれた名句が並びます。どれも理解しやすく、心掛け次第ですぐに実践できそうな教訓ばかりです。ぜひお試しください。


「お金の正体 お金とは何か?」といった壮大な概論から入り、金融の歴史や経済システムの本質に迫ります。そのうえで、シェアリングエコノミーやブロックチェーンといったIT融合型の今日的テーマに切り込んでいきます。
可視化されたお金などの「資本」を重視する「資本主義」から、資本に変換される前の「価値」を中心とした「価値主義」の世界へと移行していくといった予言的な未来像も示され、示唆に富んでいます。
いかがだったでしょうか。ややもすると欲望に憑りつかれ、見失いそうになるお金本来の役割を思い起こさせてくれる、そんな3冊となっています。
ぜひ要約をお読みいただき、書籍もお手に取ってみてください。
公開日:2021/05/18
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