【大和書房×flierフェア】読書の秋、人生を変える一冊と出会う
『ハーバードの心理学講義』『タイムマネジメント大全』など


話題書やロングセラーなど約2600冊の書籍の要約をご用意しているフライヤー。このたび、大和書房との共同フェアが全国約100の書店で初めて開催されます。
フェアでは、人生を見つめ直したくなるような、示唆と学びに富んだ12冊を集めました。今回はその中から6冊を中心にご紹介します。
朝の習慣を変える、人生が変わる
最初にご紹介するのは、『人生を変えるモーニングメソッド』です。「朝活」のメリットが知られるようになって久しい現代、いざ実践しようとしたら三日坊主で終わってしまった……そんな経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
本書では、「起きたい気分」になるための5つのステップとして、就寝前に「毎朝、前向きな意志を持ち、なりたい自分を実現する」という決意を新たにしてから眠る、目覚ましはベッドから遠ざけて物理的にベッドから出やすい環境をつくるといった、すぐに試せる具体策が示されています。
朝晩の冷え込みが強まって起きづらい今日この頃ですが、取り組んでみて損のない提言ばかりです。ぜひお試しください。


心理学から運動の効用を解き明かす
次にご紹介するのも「生き方の変革」がテーマの『スタンフォード式 人生を変える運動の科学』です。名門・スタンフォード大学出身の著者が、運動によってもたらされる効用を、心理学の見地から解説しています。
運動が心身の健康によいのは言うまでもないですが、では質の高い運動とは何を、どの程度やるのが最適なのか。そうした実践的な問いに対し、本書は丁寧に答えていきます。
例えば、多幸感や陶酔感が増すランニングハイに相当する高揚感を得るには、サイクリングやハイキングといった心拍数が上昇するややきつめの持久性運動を、20分程度継続するとよいといった事例が、豊富に示されています。
スポーツの秋、本書を参考にしながら、ご近所を走るなどして汗を流されてみませんか。色づく木々に彩られた町並みが一層美しく見えることでしょう。


性格は変えられる
続いてご紹介するのは『自分の価値を最大にする ハーバードの心理学講義』です。前述のスタンフォード式に対し、こちらは世界最高峰の学府・ハーバード大学で、3年続けて人気講義の教授に選ばれた著者による話題作です。
パーソナリティ、性格には生まれ持った固定的な部分と、「自由特性」と呼ばれる可変的な部分が存在するといい、 異なる自分を演じるストレスから逃れ、本来の自分がありのままに過ごせる「回復のための場所」を見つけるべきだと説きます。
第1章「あなたを閉じ込めている檻」、第2章「「自分の性格」を理解する」、そして最終の第10章「自分を変える挑戦―幸福な人生を自分でつくる」へと、章を経るごとに自分がどのような性格の持ち主か、自己についての認識が深まっていくはずです。それとともに、幸福とは何か、おぼろげながら見えてくるかもしれません。


自己欺瞞の箱
続いては、2006年の発売以来、150万部を超す世界的ベストセラーとなった『自分の小さな「箱」から脱出する方法』です。良好な人間関係の築き方が紹介されています。
本書は、真面目で成功意欲の高いビジネスパーソンのトムが人間関係でうまくいかない理由と、その解決に向けた考え方を、ストーリー形式で学べる構成になっています。
本書でいう「箱」とは、さまざまな人間関係の問題を引き起こす「自己欺瞞」を指し、「箱の中」に入っている人は自分のことばかり考え、ゆがんだ色眼鏡で周囲を見ていると言います。そして、自分の気持ちを裏切って自分をますます箱の中へと追い込み、その裏切りを正当化するために相手の欠点を見つけようとする、そんな悪循環へと陥ってしまいます。
「それって自分のことかもしれない……」とハッとされた方、自分の気持ちに正直に、まずは本書を手に取ってみることをおすすめします。


時間を自分のものにする
続いてご紹介するのは、2021年3月に発売され、フライヤーの週間ランキングでも第1位に輝くなど話題を呼んだ『タイムマネジメント大全』です。
忙しい仕事や家事に追われ、時間がないと嘆いていませんか。
大丈夫です。一呼吸おいて、仕事・食事・睡眠・ゲームなど、自分が1日に使っている時間を把握、可視化することから始めてみましょう。1週間の生活を記録してみるのです。本書は忙しいあなたにそっと寄り添い、1日の使い方を効率化する手立てを優しく教えてくれます。
「24時間すべてを自分のために使う」「時間の使い方を変えることは、生き方を変えること」――。そんな印象的な言葉が並ぶ本書。記されているアドバイスに従えば、きっと効果を実感できるとともに、ベストセラーたるゆえんも理解できることでしょう。


ビジネスパーソンの必須スキル
時間管理に続き、こちらは仕事をスマートに進めるための管理術をまとめた『外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』です。
「外資系」、「コンサル」といった言葉に臆する必要はありません。本書の著者である山口周氏は、小難しい話を嚙み砕いて平易な言葉に置き換え、プロジェクトマネジメントが何たるかを、一から詳説しています。
同時に、プロジェクトマネジメントのスキルは、仕事の目的と価値観に立脚し、自分の判断で物事を進めていく能力として、すべてのビジネスパーソンに求められる時代であるとも強調しています。
ルールやマニュアルに沿ってルーチンワークをこなせばよかった昔と異なり、ここ10年ほどの状況の変化は加速度的であり、従来のルールで対応できない事象が頻発している――。そう説明する本書が発刊されたのは2016年ですが、新型コロナウイルス感染が広まって仕事や生活スタイルが一変した現在、この言説はいよいよ真実性を増しています。
リーダー層に限らず、プロジェクトに携わるすべてのビジネスパーソンにお読みいただきたい一冊です。


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