社会を変える力『ラディカルズ』
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社会を変える力『ラディカルズ』

内容紹介

【過激な人たち】がいない自由民主主義は委縮し、退化していくだろう。

トランプ現象、英国のEU離脱、世界中で議席を獲得する極右政党……同時多発的な「まさか」の立役者は、以前なら「過激派」「変人」と呼ばれ相手にされなかった人々=ラディカルズ。これからの時代を考えるためには、まず否定から入るのではなく、彼らの考えを知ることが不可欠。本書は、著者が「次にくる(?)」ラディカルズを丹念に取材し、その生態や思考を記した、時代を読み解くための必携書である。

ラディカルズ
ラディカルズ
ジェイミー・バートレット,中村雅子(訳)
双葉社
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ラディカルズ
ラディカルズ
著者
ジェイミー・バートレット 中村雅子(訳)
出版社
双葉社
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NetGalley会員レビュー

◎「ラディカルズは我々従順な常識人に問いかける」書店関係者

時代を動かしてきた偉人たちの伝記を読むと、大体みな初めは人にバカにされるところから始まる。
例えばエジソンは「1+1はなんで2になるの」「リンゴはどうして赤いの」みたいな質問を子供時代にしまくったというエピソードがある。
そりゃそんなことばかり聞いてくる子供はバカにされるだろう。
しかし、彼ばかりではなくアインシュタインやダーウィンも、同じようなエピソードを持っていて、今日「偉人」として評されている。
この、彼らのような一風変わった思想を持つ、世間では過激な人たちのことを「ラディカルズ」と呼ぶが、本書は特に政治の世界で生きるラディカルズについて語る本だ。
でも、彼らがいかに常識から外れていたかをあげつらい、批評するものではない。
ラディカルズは我々従順な常識人に問いかける。
「己の常識は本当に常識か。その実単なる慣習ではないのか」
「他者を否定せず、まず話を最後まで聞く耳を持っているか」
目まぐるしく変わる世界にあって、これまでと同じ常識や価値観はあっという間に通用しなくなる。
その時、彼らラディカルズへの「寛容」が、多様性の激流を生き抜くカギとなるに違いない。

◎「保守的な日本人こそ読んでおいた方がいい」レビュアー

ラディカルを直訳すると、「急進的、過激なさま。現状を積極的に変えようとすること」
とある。ラディカルズとは、現代社会において何かを絶対的に間違っていると考え、改めようと実践する人々のことを指すそうだ。
本書には、ラディカルズたちが考えているとんでもない常識外れの思想、しかし今後将来的に実現しそうだと思われる思想が紹介されている。
それらを読むと、ギョッとする事しかないのだが、歴史を振り返れば、今自分たちがマジョリティーだと思っていることが昔はマイノリティだったということはたくさんある。
民主主義だってそうだ。
きっとその裏にはラディカルズの存在があったのだろう。 しかし、本書にある2,3の思想については、扱い方を間違えればファッション的なデモを助長してしまいそうな気がした。
過激で突拍子もない思想は、ある種熱に浮かされたような力をはらんでいるものだから。

私の中では、そういった過激な人々は単なるお騒がせ野郎という印象だ。
しかし本書を読んで、よく話も聞かずに排除することも危険だと感じた。
彼らラディカルズの意見もよく聞いて冷静な目で見て本質をとらえ、落ち着いて精査していくべき。
このバランスが大事。
保守的な日本人こそ読んでおいた方がいい。

◎「じつは本質に迫っているのではないか」教育関係者

常識とはなんであろうか?
本書を読むと、とにかく過激な考えが並ぶ。
著者によると、大多数の人の常識の許容範囲は「オヴォートンの窓」と呼ぶらしく、その窓がここ最近、広がってきているという。
原因はテクノロジー、環境、そして民主主義の弱体化である。
窓の広がりによって、非現実で過激な思想、マイノリティでナンセンスな人たちが台頭してきた。
一部を紹介すれば、幻覚剤を日常医療的に使う団体や、パートナー以外と性的関係をもつフリーラブコミューンなど。

これらを踏まえて私は常識について考える。
なぜなら今ある常識は、未来に通用するかどうか、誰もわからないからだ。
これは歴史が証明している。
いつまでもチョンマゲのわけがない。
一見、過激さ故に眉間を顰めてしまうが、じつは本書は物事の本質に迫っているのではないかと感じてしまった。

ラディカルズ
ラディカルズ
ジェイミー・バートレット,中村雅子(訳)
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著者
ジェイミー・バートレット 中村雅子(訳)
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公開日:2020/05/22
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