要約の達人が選ぶ、11月のイチオシ!

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石渡翔
要約の達人が選ぶ、11月のイチオシ!

もう12月ですね。何回この台詞を繰り返したかわからないぐらい、今年もあっという間でした。寒くなってきた今日この頃、編集部イチオシの書籍はこちらです。

石渡翔
編集部石渡翔のイチオシ詳細
最高の体調
最高の体調
鈴木祐
クロスメディア・パブリッシング
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最高の体調
最高の体調
著者
鈴木祐
出版社
クロスメディア・パブリッシング
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体調に関する本は数あれど、本書ほど「体調」を包括的に捉えたものもなかなかないでしょう。一見するとよくある健康本のように映るかもしれませんが、本書の魅力は「最高の体調」を実現するための方法が、さまざまな角度から示されているところにあると思っています。

なかでも膝を打ったのは、「確固たる価値観がなければ、どんなテクニックも効果が半減してしまう」と指摘している点。これには思わずなるほどと頷かされました。価値観が健康に及ぼす影響について書かれている健康本って、実はあまりないんですよね。最近注目されている腸内細菌にも当然言及しているし、遊びの重要性についても指摘されている。著者のアンテナの高さをひしひしと感じます。

気軽に読めて、しかもすぐに実践に移せる。とてもうまくデザインされた一冊です。

松尾美里
編集部松尾美里のイチオシ詳細
10年後、君に仕事はあるのか?
10年後、君に仕事はあるのか?
藤原和博
ダイヤモンド社
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10年後、君に仕事はあるのか?
10年後、君に仕事はあるのか?
著者
藤原和博
出版社
ダイヤモンド社
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「一生が90年、100年となる時代に求められる力は何か」「それをどう身につけていくのか」。本書は、高校生に語りかけるスタイルでありながら、大人にも、大事な問いについて熟考するよう促してくれる一冊だ。

「AIに仕事を任せられる時代だからこそ、出る杭になろう。自分ならではの強みを活かそう!」というメッセージには、よく遭遇する。しかし、世間では悲しいことに、人とは違う自分を表現したり、前例のないことに挑戦して失敗したりすると、それを批判する動きが少なからずある。「出る杭は依然として打たれる」という現実に、大人だって屈してしまいそうになる。ましてや、家庭や学校という環境から大きく影響を受けるであろう高校生の立場なら、相反するメッセージの「ダブルバインド」に陥ってしまうのではないか……。

そんな懸念に対し希望を与えてくれたのが、「複数のコミュニティで『ナナメの関係』を築こう」という著者のメッセージだ。ナナメの関係とは、世代を超えた先輩・後輩との関係のこと。高校生にとっては「家庭」「学校の先生・同級生との関係」とは違った、第三の居場所になってくれる。

社会人にとっては、複数のコミュニティでの関係性が、キャリア形成のリスク・ヘッジ(安全装置)にもなる。たとえば、職場でなかなか自分の力を発揮できていないときに、コミュニティで良い出会いや学びがあればどうか。そこでは自由闊達に意見を言い合え、「心理的安全性」が保たれている。その安全・安心の感情をよりどころにして、「職場でもまた頑張ろう」という前向きなパワーが湧いてくるだろう。

こんなふうに複数のコミュニティでナナメの関係を築いておけば、自分を縛っていた制約は一面的なものであり、本当は応援してくれる人のほうが多いことに気づけるかもしれない。「出る杭になろう」「でも出る杭は依然として打たれる」。2つのメッセージの板挟み状態から脱すれば、もっともっと自分らしく学び、働けるようになるのではないだろうか。

失敗を恐れず、新たなことに挑戦するための安全基地を見つけてほしい。そんなメッセージが込められた本書を、高校生はもちろん、若い社会人にもぜひお読みいただきたいと思う。

庄子結
編集部庄子結のイチオシ詳細
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
ふろむだ
ダイヤモンド社
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人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
著者
ふろむだ
出版社
ダイヤモンド社
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私たちの多くは、努力こそ成功への近道だと刷り込まれてきたのではないでしょうか。努力すれば必ず実力がつき、運を味方につけることすらできると。そして幼いころから脇目もふらず、涙ぐましい努力を重ねてきたわけです。

そんな思い込みを覆してくれるのが本書です。その主張を一言でいうと、 “あなた=デキるヤツ”だと周囲に錯覚させればやがて本当に“デキるヤツ”になれるということ。「出版経験があります」「大企業の営業部長です」などとアピールすれば、周囲は勝手に、あなたを全体的に優秀な人だと信じ込んでくれます。そうすれば“優秀なあなた”にはよりよい環境が用意され、ますます結果を出しやすくなるという好循環が生まれるのです。これを知っているのと知らないのとでは、人生はガラッと変わってくるでしょう。

このレビューを読んでも、にわかには信じられないという方も多いかもしれません。でも本書を「はじめに」から順に読んでいくと、自然と納得できるはず。実は本書には「勘違いさせる力」を使ったある仕掛けが施されているからです。ぜひ「半信半疑ながら読みはじめる」→「だんだん納得していく」→「自分が納得できた理由を知る」という一連の流れを体験していただきたいと思います。

井手琢人
プロモーションマネージャー井手琢人のイチオシ詳細
迷わず書ける記者式文章術
迷わず書ける記者式文章術
松林薫
慶應義塾大学出版会
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迷わず書ける記者式文章術
迷わず書ける記者式文章術
著者
松林薫
出版社
慶應義塾大学出版会
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現代人の時間の使い方が変わってきているとよく言われているが、人は意外と毎日活字を読んでいる。それが本であろうとスマホであろうと、文字を追っかけていることには変わりがない。
本もネットニュースもSNSの投稿もみな人の書いた文章だ。SNSが活発な今、現代人が文章を書く機会はむしろ増えているかもしれない。
同じ情報を伝えている記事でも、この記事は面白い、この記事はつまらないと感じることがある。個人のSNSでも然りだ。この人の記事ってなんか面白い、そういうものがある。

本書の著者は日本経済新聞社で15年間新聞記者として活躍してきたプロ。新聞記者の文章術というと難解に思われるかもしれないが、そんなことは全くない。面白いテーマの発想法や、文章の構成術や表現の選び方などかなり具体的で、個人レベルに落とし込んでも役に立つものばかりだ。
そして、ここに書かれている技術は文章以外にも応用できる。テーマ選びはアイデア・企画出しに役に立つし、取材のやり方についてはコミュニケーション・情報収集に役に立つ。そして最終的に面白い文章が書けるようになるのだから手に取らない理由はない。

公開日:2018/11/30
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