要約の達人が選ぶ、今月のイチオシ! (2020年12月号)
歴代の「読者が選ぶビジネス書グランプリ」作品を紹介!


激動の2020年も、残すところあとわずか。1年を振り返る時期がやってきました。
先月よりリニューアルしました「要約の達人が選ぶ、今月のイチオシ!」では、編集部メンバーが毎月持ち回りで、それぞれの「イチオシ」をご紹介していきます。
コンテンツディレクターの石渡がお届けする今月のイチオシは、『ビジネスエリート必読の名著15』、および「読者が選ぶビジネス書グランプリ」の歴代総合グランプリ作品です。


毎年フライヤーは、グロービス経営大学院とともに「読者が選ぶビジネス書グランプリ」を主催しています。ビジネスに役立つ「いま読むべき本」をテーマに、読者がその年の書籍を選ぶというイベントで、今年で6回目の開催になります。(今回の投票期間は2020年12月14日〜2021年1月8日)。
本書はフライヤーの代表取締役CEOである大賀が、これまでの「読者が選ぶビジネス書グランプリ」で受賞した、選りすぐりの書籍を紹介したもの。フライヤーでもそれぞれの書籍の要約はご覧いただけますが、本書ではさらにその本の「ヒラメキポイント」や「しびれる一文」が紹介されており、一度読んだことがある書籍についても、異なった視点から楽しめるようになっています。
名著を読むことは、自分や世界を知るとともに、行動を変えることにつながります。本書をガイドブックとして、さらなる本の旅に出かけてみてはいかがでしょう。変化の激しい時代において、もっと変化を楽しむためにも。


「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020」の総合グランプリ作品はこちらでした。ファクトフルネス(FACTFULNESS)とは、「データを基に世界を正しく見る習慣」を意味します。フェイクニュースが横行する世界において、世界を正しく見るためには何が必要なのか。極端な意見に惑わされず、世界を変えていくための道筋が見えてくる一冊です。


グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンという、デジタル時代の「四騎士」を詳細に解説した本書。「読者が選ぶビジネス書グランプリ2019」の総合グランプリになったことでも話題になりました。テクノロジーを駆使し、人間の本能を利用することで巨大化してきたGAFAの特性を理解することは、今後の社会の行く末を理解することと同義ではないでしょうか。


「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」の総合グランプリに輝いたのは、西野亮廣さんの著作。世間の常識に対して「本当にそうなのか?」と考え抜き、試行錯誤を経て紡ぎ出された西野さんの戦略が紹介されています。SNS全盛時代において、マーケティングをどうやって成功させるのか。届けたいモノやサービスがあるとき、ぜひお読みいただきたい広告戦略の指南書です。


「人生100年時代」を打ち出した本書が、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2017」の総合グランプリに。これまでの「教育→仕事→引退」という図式から、「マルチステージ」の時代に移り変わっていくなかで、人生設計のやり方は自ずと変わってきます。これまでの成長至上主義から脱却し、自分らしい人生の道筋を描くための羅針盤となる一冊です。


最後にご紹介するのは、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2016」の総合グランプリを受賞した『イーロン・マスク 未来を創る男』。「人類の火星移住を実現させる」というムーンショットならぬマーズショットを掲げる男は、なぜ幾多の失敗にも挫折せず、夢を追いかけ続けることができるのでしょうか。稀代の経営者の軌跡を、ぜひ堪能していただければと思います。
「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」の投票期間は、2020年12月14日〜2021年1月8日です。今年もぜひ「これはおもしろかった」「これは読むべき」という本にご投票くださいませ!