

多くの企業や組織で新年度を迎えた4月、皆さんはいかがお過ごしですか。スタートダッシュでお疲れではありませんか。大型連休を楽しみにされている方もいらっしゃるでしょう。 しかし世はコロナ、引き続き外出自粛が呼び掛けられ、以前のように気軽に遠出しづらい状況です。そんな中で迎える休日をいっそう実りあるものにしてくれる3冊を今回はピックアップ。しっかり休んで英気を養い、明日への活力が少しでも湧きますように!



「4月の出だし、取り組んできた成果が出てきたぞ。でもちょっと疲れたな」
「春の人事異動、新しい職場でなんだかまだ慣れなくて気疲れしちゃう」
ビジネスパーソンが抱えがちなそんなストレスや悩みに応える1冊がこちら、精神科医・医学博士西多昌規さんの『休む技術』。「準備が8割程度進んだら思い切って仕事を休んでしまう大胆さ」が必要と説く「やらなきゃダメ」を休む技術や、人付き合いを能動的に控える「人間関係を休む技術」など、なかなか休みが取れない人でもうまく休めるテクニックが列挙されています。また、「朝は光を浴び、夜は照明を暗くする」「日中はからだを動かす」「お風呂はぬるめにしてリラックス」といった睡眠の質を高めるアドバイスも分かりやすいです。
本書によると、欧米人は「休むために働く」という考えが多数派とのことで、休みをいかに有意義に過ごすかが重要だそう。あなたは「働くために休む」になっていませんか? 発想を切り替え、意識的に快活な休日を過ごしましょう。


次にご紹介するのはこちら、『究極の歩き方』です。外出自粛で運動不足になりがちな昨今、ウォーキングはソーシャルディスタンスを保ちながら近場で行える好適なスポーツと言えます。
本書では、時速7キロのウォーキングはランニングと同程度の高い運動効果が見込めるうえ、ランニングに比べてひざや足首の怪我をしにくいといった利点が挙げられています。「最長でも45分程度、無理なく楽しく」、が長続きのコツだとして奨励しています。
一方、加齢とともに多かれ少なかれ足は変形するため、個々人に合った靴を選ぶことが大切だと強調しています。多様な靴の製造を手掛けてきたアシックスのスポーツ研究所ならではの足に関する知恵やデータが満載です。
お休みの日、近くの小道を散歩してみませんか? せわしない日常に埋もれて見落としがちな何かが、見つかるかもしれません。


「もう1年以上旅行に出かけていない…」と我慢に我慢を重ね、歯がゆい休日をお過ごしの方も少なくないはず。
でも人はなぜ旅をするのでしょうか。その答えとも言える書がこちら、『旅の効用』です。欧州全土でベストセラーとなった本書の著者は、さすらうことを30年以上生業としている旅の達人です。
サブタイトルにある『人はなぜ移動するのか』との問い、その答えとして「旅は人を成熟させるから」だと言います。ドイツの研究所の調査によると、旅で異文化に触れ、異なる時の流れを感じる経験を通じ、人は予見不可能な出来事に遭遇しても簡単にはストレスを感じなくなり、当たり前と思っていた事柄について新しい見方ができるようになります。他人に対する思いやりも深まるそうです。
このように聞くと、ますます旅行したい欲求が高まってしまいそうですね。けれど今しばらくコロナ禍を耐え忍びましょう。かつて自由に旅行できていた頃に思いを馳せるもよし、また気兼ねなく旅ができるようになる日を夢見て旅行計画を立てるもよし。きっともう少しの辛抱です。心穏やかに読書をして過ごしましょう。