日常の自分を楽にしてくれる『ずぼらヨガ』
【ほんをうえるプロジェクトのイチオシ】


頑張りすぎてはいませんか。
朝起きてスムーズに動けていますか。一晩寝ても疲れがとれなかったり、頭痛が治まらなかったり。さらにはどうにも気持ちが沈んで理由もなく泣きたくなったり…。
このサイトを見ているかたは、きっと知識欲も向上心もある、前向きなビジネスマンが多いのではないかと想像します。タフなほうだし仕事が忙しいことも苦にはならない…でもあまり口には出さないけど、実はちょっとつらいんだよね、という方におすすめしたい運動の本があります。

お買い求めください。

お買い求めください。
ひとことで説明すると、簡単にできるヨガの本です。ヨガというとハードルを感じる人もいるでしょうか。特に男性は敬遠する方も多いかもしれないですが、この『すぼらヨガ』は日常のなかで老若男女関係なく誰でも抵抗なくできる動きを紹介しています。ヨガマットも必要なし。「ずぼら」というタイトルどおり、運動嫌いでも、面倒くさがりでも、三日坊主になりがちな人でもできるような運動レベルです。でもこの本をおすすめしたいのは、ただ簡単だからということではないんです。
この本のすごいところは、おそらく著者さんの実体験に基づいているからこそだと思うのですが、絶不調で「頑張れない」「やったほうがいいことはわかっているけど動けない」ときにも、ちょっとやってみるかと思えるように書かれているところ。一人でできて、完璧でなくてもいい。難しいポーズをしなくても、上を向いて喉を伸ばして深呼吸するだけで立派なストレッチになります。それがちゃんと気持ちが良くて楽になり、次の日もやってみようかな、違う動きも試してみようかな、と身体が変わるだけでなく心も前向きになってきます。
そして簡単な説明なのに、大雑把ではないのです。イラストでどの筋肉がどう作用するのか、身体の仕組みが書かれていて納得もできます。必要な情報をシンプルに伝えてくれて、本を開きながらマネして動いても混乱したり迷ったりしません。簡単ではあるけど適当ではない教え方で、的確に心と身体を楽にしてくれます。
頑張りたいときにちゃんと頑張るために、疲れている自分に気づいて不健康の危険ラインを踏み越えないことも大切。心と身体はつながっていて、落ち込みやすい、頭が働かないと思ったらちょっと身体を動かしてみるとなんとかなったりもします。その「ちょっと」に『ずぼらヨガ』はぴったりで、不思議なくらい日常の自分を楽にしてくれるような気がします。
肩の力を抜いて付き合える、とても易しくて優しい本です。ぜひ試してみてください。
ほんをうえるプロジェクト 船田真喜
「ほんをうえるプロジェクト」とは?
植物に水をやってゆっくりと育てるように、本ももっとていねいに売っていこうと、出版総合商社トーハンがはじめたプロジェクトです。新刊やベストセラーに限らず、独自の手法で良書を発掘し、本屋さんにご提案しています。同じ趣味をもった方同士がつながれる、「 #好きな本を語ろう 」というコミュニティを運営中です。ぜひご参加ください!