【書店員のイチオシ】
いつか、また会える。ペットロスの悲しみを癒す絵本
【ほんをうえるプロジェクト】

ほんをうえるプロジェクト
虹の橋
虹の橋
著者
葉祥明/絵・訳
出版社
佼成出版社
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「虹の橋」の話をご存知ですか?

天国の近くには「虹の橋」とよばれる場所があり、
この世を去ったペットたちは、この「虹の橋」のふもとで
いつかあなたが天国へやって来る日を待っている―。


元は「Rainbow Bridge」というタイトルの英詩で、ネット上で広まったため作者ははっきりとわかっていません。亡くなったあとのペットが行きつく世界のことを綴ったこの詩は、世界各国で翻訳され、動物と暮らすたくさんの人々の胸を打ち、そしてペットロスに苦しむ人々に希望を与えてきました。

そんな「Rainbow Bridge」の邦訳に葉祥明さんの美しい絵を加えたのが、本書『虹の橋』です。あたたかい春の日のような空や野原の色合いと、大きな「虹の橋」、駆け回る犬の姿、飼い主を見つめるキラキラした目。ことばだけでなく、絵と合わせて見ることで一層このお話の優しい世界に浸ることができます。

小学生の頃、犬を飼いたいと母にねだったら「死んでしまうのが悲しいから、だめ」と言われたことがあります。お金がかかるからとか、散歩が大変とか、毛が抜けるとか、そんなことを言われたらいくらでも言い返したと思いますが、「死んだら悲しい」には反論のしようがありませんでした。犬や猫だと10年以上、毎日を一緒に過ごしていた可愛い可愛い存在が、ある日いなくなってしまったら、きっと心にぽっかり穴が開いたような気持ちになるでしょう。生き物と暮らすってそういう事なんだ、と気付かされた記憶があります。

とはいえ動物を飼っている方のお話を伺ったり、SNSなどで可愛いペットの写真や動画を見たりすると、いつか失ってしまう悲しみ以上に、動物と暮らす毎日はあたたかく楽しく、豊かなものであるとも感じます。寿命の長さが違うのだから、お別れが先に来るのは仕方のないこと。もしもあなたや周りの方が、ペットロスの悲しみに襲われることがあったら、この『虹の橋』を思い出してほしいと思います。

ほんをうえるプロジェクト 長澤

「ほんをうえるプロジェクト」とは?

植物に水をやってゆっくりと育てるように、本ももっとていねいに売っていこうと、出版総合商社トーハンがはじめたプロジェクトです。新刊やベストセラーに限らず、独自の手法で良書を発掘し、本屋さんにご提案しています。同じ趣味をもった方同士がつながれる、「 #好きな本を語ろう 」というコミュニティを運営中です。ぜひご参加ください!

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公開日:2018/12/06
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