【書店員のイチオシ】
自分とその人生をかたちづくるものは?『人は考えたとおりの人間になる』
【ほんをうえるプロジェクト】

ほんをうえるプロジェクト
人は考えたとおりの人間になる
人は考えたとおりの人間になる
著者
ジェームズ・アレン/著 柳平彬/訳
出版社
田畑書店
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この本は1902年に英国で書かれた『AS A MAN THINKETH』の翻訳書です。世の中にたくさんある自己啓発書のルーツともいわれる、世界的なベストセラー。聖書の次に読まれている本とも言われています。日本では2003年にサンマーク出版から『「原因」と「結果」の法則』という邦題ではじめて発売され話題になりました。『「原因」と「結果」の法則』は今でも本屋さんにいけば手にとることが出来るロングセラーで、緑色の表紙に覚えがある方も多いのではないでしょうか。

『人は考えたとおりの人間になる』はその新訳になります。訳者解説によると、AS A MAN THINKETHという言葉は4千年ほど前にパピルスに書き記されていたとも言われているそうです。そしてその後もたくさんの人が違う言葉で同じ意味の言葉を残してきている。けれどこの本の著者ジェームズ・アレンのように、言葉を噛み砕いて、1冊を費やして記した人はいないのだと。
これまでに翻訳版は何点かでていますが、この本はより原典に忠実に訳されているところが特徴です。そして文庫サイズのハードカバー。手にとりやすいサイズでありながら、長く傍らにおくことのできる丈夫さもそなえています。1ページに書かれている文字は少なく、文章ひとつひとつをじっくりと味わうことができます。頭から終わりに向かって通読しても良いのですが、書物占いのようにぱっと開いてみてそこにあった言葉をメッセージのように読み解くのも、いいのではないかと思います。

この本に書かれていることはとてもシンプルです。自分の心が自分自身を、そしてその人生を創り上げるということ。そのことを丁寧に丁寧にひもといて、言葉を尽くして語っている。長年多くの人に愛された文章が詰まった本は、なにか不思議な引力を発しているのでしょうか・・・。てのひらサイズの本なのに、なぜかとても存在感があるのです。
この季節なら卒業や入学・就職など、新しい生活に踏み出す人へのプレゼントにおすすめです。そして季節問わず、すべての大人に、ふと迷いを感じたときに手にとっていただきたいです。その時々によって心をおだやかにしたり、前向きな気持ちになったり・・・。自分の人生の舵を自分でとることをむずかしく感じるときに、勇気をもらえる本だと思います。

ほんをうえるプロジェクト 船田真喜

「ほんをうえるプロジェクト」とは?

植物に水をやってゆっくりと育てるように、本ももっとていねいに売っていこうと、出版総合商社トーハンがはじめたプロジェクトです。新刊やベストセラーに限らず、独自の手法で良書を発掘し、本屋さんにご提案しています。同じ趣味をもった方同士がつながれる、「 #好きな本を語ろう 」というコミュニティを運営中です。ぜひご参加ください!

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公開日:2019/03/06
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