2017年私的流行語大賞 『ワンオペ育児』
【丸善仙台アエル店のイチオシ】

ワンオペ育児 わかってほしい休めない日常新刊
ワンオペ育児 わかってほしい休めない日常新刊
著者
藤田 結子 (著)
出版社
毎日新聞出版
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育休を経て復帰し1年半が過ぎた。仕事と家庭に加え育児をこなしながら生活の変化に対応してきたつもりだ。独身時代健康だけが取り柄の自分が体調を崩すこともしばしば。そして子どもの健康状態、これこそが生活と仕事のリズムの要であることを身をもって体験している。
平穏な日常を願い、こなしきれない家事を悔やみ悩み、何とかしたいと雑誌・本・ネットで家事育児について黙々とインプットを繰り返す日々、時短やラク家事の記事に反応し目に留まるとついつい読んでしまう。(そんなママ、多くないですか?)
ある時ネット記事で見た「ワンオペ育児」という言葉。ナルホド今までのイライラやモヤモヤの原因発覚。「これ私だ」2017年私的流行語大賞である。

本書『ワンオペ育児』が発売され、SNSで発信すると意外にも知人や仕事関係者から「(ワンオペ育児は)ウチもなんです」という反響があった。

実際周りに〝働く子あり女性″は増えているがどのような働き方をして家事育児をこなしているかは聞かない限り話題にあがらない。自分(の家庭)以外を知る機会は少ないのではないだろうか。それ故にパートナーに友人や知人の話をしても、他人事として聞き流されたり、むしろ相手への愚痴と勘違いされたりしてしまう。

本書を読むと著者が取材した実例とともに目に見える数字、統計、日本における家族や労働、ジェンダーの研究者による社会学的考察をふまえることで、働く女性(男性)の個人的問題とは言い切れない社会的風潮や非合理的な制度についても理解することができる。さらには近年話題となっている産後クライシス、マミートラック、イクメン、保活、女性活躍などについては、言葉しか知らない人には発見も多いだろう。

しかし書店員として言えるのは、この手の書籍の需要は少ない。類書も少ないことが理由だが、配偶者や上司部下の働き方について検討・考察・提案がなされる状況は乏しいと思われる。そのため本が必要となることも少ない。そして自身が家事育児に非参加型の男性にとって手に取りにくいジャンルであることが推測される。

だからこそ、発信しようと決めた。本書を紹介しようと思ったのである。

丸善仙台アエル店 ビジネス書担当 三塚まどか

店舗詳細

Twitter(@maruzen_aer)

公開日:2017/08/01
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