『考える練習帳』
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以前見たランキングで、AIが奪う職業の筆頭が「小売店販売員」になっていてどきっとしたことがあります。マニュアル通りの接客は容易に置き換えられていくそうです。今でも店頭でお客様から知らない書名の問い合わせを承ったら、ネットで検索し、検索機で店内在庫の有無を調べるというように、機械に頼りっぱなしなのだから、なるほど奪われてしまうのかもしれないなと思いました。

他には事務、営業、作業員と大多数の人が就いている職が同じ理由で奪われる候補になっていました。ただ、マニュアル通りという言葉を否定的に捉えるようになったのがいつからかは知りませんが、実際にはマニュアル通りにやれない人がしばしばトラブルを起こすものです。AIがきっちりやってくれるほうが、今より住みやすい世界になるのかもしれません。

『考える練習帳』(ダイヤモンド社)は、『地頭力を鍛える』(東洋経済新報社)の著者細谷功さんの最新刊です。そのオビに「AI時代を生き抜くためのスキルを解説」とあったので読んでみました。それが主題ではなく、AIの得意不得意を把握して、「人間は、人間にしかできないことに集中する」ことが必要で、そのための強力な武器が「自ら考えること」だと、考え方および考えることのトレーニングを書いた本でした。
こういった本を読んだことがない人には良い入門書になります。ふだんから「考えて」仕事をしているつもりの人が、ほんとうに考えているのか確認するにも最適です。仕事の事例が多いので、ビジネスパーソンのための「考える」教本ですが、 アイデア・発想法や思考法を紹介した本ではありません。
考えるとは「〇〇のこと」、という題名で、いろいろな考え方の事例が50項目ほど説明されています。そのいくつかを羅列すれば、一般のビジネス書と変わりないようですが、あくまで「考える」ための本なので、回答は書かれていないです。

考えるとは「疑ってかかる」こと
考えるとは「『常識』という言葉を使わない」こと
考えるとは「正解を求めない」こと
考えるとは「専門家バイアス」から抜け出すこと
考えるとは「変化を起こす」こと
考えるとは「リスクをおかす」こと
考えるとは「数字で判断しない」こと
考えるとは「質問する」こと
考えるとは「自由である」こと
考えるとは「なぜ? と問う」こと
考えるとは「経験の限界を知る」こと
考えるとは「具現化する」こと
考えるとは「飛躍する」こと

今の私には下記の2項目がヒントになりました。
① 考えるとは「自己矛盾を知る」こと
あの人は他人の批判ばかりしているからだめなんだ、と批判している自分。
他人の意見に左右されるな、というアドバイスの矛盾。
② 考えるとは「なくても何とかする」こと
仮説をたてて考えられない人は、「予算が足りないからできない」、「時間が足りないからできない」、とないものねだりになってしまう。
仮説をたてる人は、「今ある予算だけでできることは」、「今ある時間だけでできることは」と具体的なステップを考える。

AIに人間の仕事を奪われるにせよ、AIと共存するにせよ、まだすこし先の話です。
それまで「小売店販売員」として精進するために、目の前に山積みされている仕事を「考えて」いこうと思います。

レビュー著者

商品部MD編成グループ 石崎久康

公開日:2017/12/01
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