
いかに状況を正しく捉えるか
フライヤーでは全国の未来屋書店38店舗(2020年6月現在)に、POPに掲載されているQRコードを読み込むことによって、その場で本の要約を読むことができる“フライヤー棚”を設置しています。フライヤー棚には毎月の閲覧ランキングベスト10のほか、フライヤーで話題の書籍を常時30点ラインナップしています。 今回はその中から最も売れた3冊をピックアップ。今読むべきこの機会にぜひチェックしてみてくださいね!
ライター・井手琢人
今年2月に発表された「読者が選ぶビジネス書グランプリ2020」の総合グランプリに選ばれた本書が、フライヤー棚でも1位にランクイン。
今回の新型コロナウイルスの騒動においては、正しいものからそうでないものまで多くの情報がインターネットやメディアを騒がせました。それをさらに個々人が拡大解釈し、正しくない情報を拡散させることに。街中からトイレットペーパーがなくなったのはその最たる例。ウイルスの猛威とはまた別軸で日本中がパニック状態に陥ってしまったのは皮肉な話です。
そんな時にもう一度足元を見つめ直させてくれるのが本書『FACTFULNESS』。
「FACTFULNESS」とは、事実に基づき世界を正しく見る力のこと。本書は、「世界は恐ろしいと思う前に、現実を見よう」と提案してくれます。判断力が鈍るこういうときにこそ、本書を手に取ってみてほしいと思います。
新型コロナウイルスの影響で、多くの企業がテレワークに切り替わり、対面での打ち合わせの機会が減ったことで、「コミュニケーション」に関する本に注目が集まっています。
本書は、そんな今、会話にむずかしさを感じている方に最適。特にウェブ会議は対面でない分、対人コミュニケーション力がいつも以上に必要になってきています。画面の向こう側との距離感が図りにくく、コミュニケーションに苦労している方も多いのではないでしょうか。
本書はビジネス面にとどまらず、日常会話から自分の話し方を見直していくことで、対人コミュニケーション力をしっかり身につけられる一冊。今日から使えるノウハウが満載で、上半期の大ベストセラーとなっています。
「賢人が目指すべきは、幸福を手に入れることではなく、不幸を避けること」
幸福を手に入れる方法を説明せよと言われてもなかなか難しいけれど、不幸を避けて生きることはできるのではないかというのが本書のテーマです。
1位の『FACTFULNESS』でも語られていますが、人間は目の前にある事実であっても、なかなか真っすぐに捉えることができません。気づかないうちに「思考の罠」にはまり、間違った思い込みにとらわれてしまうことも多いと思います。
本書はスイスのベストセラー作家である著者が、認知心理学や社会心理学をはじめとした過去30年間の学術研究に基づいて、52の思考法を紹介した一冊です。
大事な決断を迫られる前に本書を手に取れば、冷静さを取り戻せるはず。コロナウイルス関連など、さまざまな情報が流布している中で正しい判断ができなくなってしまったという方にも強くおすすめしたい名著です。