出版社のイチオシ#005

石渡 翔

「出版社のイチオシ」第5弾です。

ようやく涼しくなってまいりましたね。「読書の秋」という言葉がありますが、まさに本を読むうえでは絶好の季節ではないでしょうか。

今回もそれぞれの出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えてみました。皆様の書籍選びの参考になりますよう。

インターシフトのイチオシ

男たちよ、ウエストが気になり始めたら、進化論に訊け! : 男の健康と老化は、女とどう違うのか
男たちよ、ウエストが気になり始めたら、進化論に訊け! : 男の健康と老化は、女とどう違うのか
著者
リチャード・ブリビエスカス
出版社
インターシフト
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一見、男のほうが女より肉体的には強そうに見える。それなのに、男の平均寿命のほうが女より短いのはよく知られた事実だ。実際、男の免疫力は、女より弱いのだ。

なぜ、こんなことになったのだろう? そして、男の健康と老化は、女とどのように違うのだろう? 本書は、進化生物学と人類学の最新知見によって、こうした疑問に答えてくれる。

・男が女よりエネルギーを消費するわけ 
・長生きする男はどこが違う?
・若くても父親になると、男性ホルモンが減るのは?
・年とともに男のウエストが太めになる進化的メリットとは?
・哺乳類、霊長類、ヒト(西洋化社会・狩猟採集民)で、老化はどう異なるか

このように、男の健康と老化の鍵を解き明かす。まったく新たなエイジングが見えてくる好著である。

★人間の生命の見方を変える洞察にあふれている。男も女も必読だ!
 ーーダニエル・E・リーバーマン(『人体600万年史』の著者、ハーバード大学教授)
(編集部 真柴)

朝日新聞出版のイチオシ

【新版】文系でもわかる統計分析
【新版】文系でもわかる統計分析
著者
須藤康介
出版社
朝日新聞出版
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統計分析というと、微分や積分など難しい数式が飛び交うもの思われがち。ところが、この本は違う。「難しい数式はスッ飛ばし中学程度の数学でOK」なのだ。社会学や心理学、マーケッティングなどで統計分析を使わなければならない“文系アタマ”の人には、うれしい入門書だ。

「この本を作る前は統計のことがほとんどわからなかった」という著者の一人でテレビでもおなじみの社会学者、古市憲寿さんは、統計分析について「意外とシンプルなんですね」と驚く。明星大学教育学部の須藤康介准教授が古市さんに統計分析の初歩をコーチする。会話体で読みやすく、ユーモアたっぷりでおもしろい。統計ソフトを使い実際におこなわれたアンケートを分析するので実践的。

須藤さん、古市さんは共に東京大学大学院教育学研究科の本田由紀教授の門下生。本田教授は、「多くの方にとって、統計分析をより身近に感じてもらえるための一助になりますように」と言う。新版にあたり図版を大幅に入れ替えた。
(書籍編集部 岩田一平)

小学館集英社プロダクションのイチオシ

ブレインハック 脳の潜在能力を引き出す45の習慣
ブレインハック 脳の潜在能力を引き出す45の習慣
著者
ニール・パヴィット
出版社
小学館集英社プロダクション
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「もっと効率的に仕事を進めたい」「どんどんアイデアを出せるようになりたい」。日々の業務で、こんなことに頭を抱えていませんか。

本書は、仕事パフォーマンスを格段に上げる手段として、脳の働きに焦点を当て、脳をコントロールする方法を解説しています。厳しい訓練や専門的知識の習得などではありません。日常のほんの小さな習慣で、脳を上手にだましてやる気にさせられると、著者は言います。

例えば、こんな習慣です。
「To Doリスト」ではなく、「完遂リスト」を作ろう。
休憩中には猫の動画を見よう。
仕事は散らかった場所でしよう。

常識からすると、ちょっと意外な内容です。「これ、本当?」と思われるかもしれませんが、
スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグなども実践していたそうです。
ここで紹介している45の習慣はすべて、古今東西の超一流たちの事例や、大学での実験・研究の結果をベースにしているので、その有効性も確かめられています。

結果に違いを出したいなら、早速今日から脳のハッキングを始めませんか。
(編集 木川禄大)

扶桑社のイチオシ

高校チュータイ外交官のイチからわかる! 国際情勢
高校チュータイ外交官のイチからわかる! 国際情勢
著者
島根 玲子
出版社
扶桑社
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「外交ってなーに?」著者は2016年に行われた伊勢志摩サミットに際し、外交官として小学校や高校へ出張授業をされていた。著者のことを知って、この人に難しい外交や国際情勢についてわかりやすく解説した本をぜひお願いしたい! と思いました。それから2年がかりでご執筆いただいたのが本書です。

著者は元コギャルで高校中退という異色の経歴を持っています。加えて、本を読むのが大嫌い。だからこそ、日本や世界が直面していることを小難しくなく書けるかな、本を読むのが苦手な人でも最後まで読める本を書けるかな、と考えられたそうです。そこで、貧困、移民・難民、食料、エネルギー、関税、自由貿易、核兵器……これまでやりすごしてきた重大問題を、身近なたとえやわかりやすい図版を用いて、明快に解説してくれました。

本書は、これまで国際情勢にあまり関心がなかった学生、多忙を極めるサラリーマンや主婦……どんな人でも、外交とは切っても切れない生活を送っていることを教えてくれる、これまでにない日本外交の入門書です。
(第三編集局 書籍第1編集部 担当編集長 山口洋子)

自由国民社のイチオシ

怒らないコツ──「ゆるせない」が消える95のことば
怒らないコツ──「ゆるせない」が消える95のことば
著者
植西 聰
出版社
自由国民社
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「イライラする」「許せない」「納得いかない」「もう我慢の限界だ」。こうした理不尽な事があったとき、怒りを抑えられなくて感情を爆発させてしまう。後になってそんな自分が嫌になる。──そんな経験、ありませんか。

たとえ自分に非がなくても、感情的になりすぎてしまうと、決して良いことはありません。あなたが怒れば怒るほど、かえって事態が悪くなり、結果的に「幸せ」から遠ざかってしまうケースも実は多いのです。

本書はとっさの怒りを静める方法から、怒らないための生活習慣、良い人間関係を保つための感情のコントロール法まで、人生にとってマイナスになる無駄な「怒り」の感情を上手に抑える95のキーワードを集めました。あらゆる年齢の方に、あらゆる立場で役立つ内容になっています。あなたもぜひ、本書で「穏やかな人生」を手に入れてください。
(編集局長 竹内尚志)

東洋経済新報社のイチオシ

日本史で学ぶ経済学
日本史で学ぶ経済学
著者
横山 和輝
出版社
東洋経済新報社
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ビットコインをはじめとする仮想通貨を社会がどう受け止めるか。これは経済社会の未来を占う問題であり、答えを導き出すにはまだ時間がかかるが、そのヒントは未来や現代ではなく歴史の中にあると著者は考える。本書は「人と人とのやり取り(=取引)」である経済を「結果が歴然で」「考えるヒントの宝庫」の歴史から学ぶ一冊だ。扱うのは「株式会社」「銀行」といった定番テーマから「プラットフォーム」「働き方改革」といった今日的なテーマまで多岐にわたる。たとえばプラットフォームビジネスは、最近話題の「GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)」を筆頭に、現代の勝ち組企業に共通する戦略だが、これは決して新しい考え方ではない。基本は織田信長の「楽市楽座」と同じで、そこから成功の秘訣(失敗の原因)を探ることが出来る。このようにビジネスのヒントと教養としての歴史を一度に学ぶことができるのが本書の魅力だ。
(出版局編集第二部 齋藤宏軌)

公開日:2018/10/05
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