出版社のイチオシ#008

石渡 翔

2019年がついに始まりましたね。

それぞれの出版社が「これはぜひ推したい!」という本を揃えました。

読み初めの方も、そうでない方も、ぜひチェックしてみてくださいね。

今年も何卒よろしくお願いいたします。

クロスメディア・パブリッシングのイチオシ

デザイン思考の先を行くもの
デザイン思考の先を行くもの
著者
各務 太郎
出版社
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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電通のコピーライターとして数々の賞を受賞し、ハーバード大学デザイン大学院で都市デザイン学を修めた建築家であり、現在は起業家やビジネスセミナーの講師としても活躍する著者の各務太郎氏。
その留学経験の中で、日本人が“デザイン”という言葉について大きな誤解を持っていること、そしてデザイン思考からはイノベーションを生まれないと気づいたことが、 本書を執筆したきっかけでした。
“デザイン思考”とは既存の製品を改善改良していくだけにすぎず、革新的なビジネスを生むことはできないのが現状です。

一方、ハーバードのデザイン学科では、人間の個性と専門性から生まれる【見立てる力】と、未来を想像していく中で新たな課題を見つけ出す【未来からの逆算力】を育てることに重きを置いています。

イノベーションを生むために必要なのは、この二つの力を組み合わせることで生まれる“スペキュラティブ・デザイン”と呼ばれる手法だと言います。

これまで世界を変えてきたプロダクトや、今後未来を創っていくビジネスの実例をもとに、この2つの力を磨くための具体的な手法を本書では解説していきます。
(編集・小早川幸一郎)

KADOKAWAのイチオシ

マメな豆の話 世界の豆食文化をたずねて (角川ソフィア文庫)
マメな豆の話 世界の豆食文化をたずねて (角川ソフィア文庫)
著者
吉田 よし子
出版社
KADOKAWA
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ある日、世界の豆食文化と衝撃的に出会った――。
フィリピンに赴任した夫とともにインド人の家に招かれ、美味しいスナックをご馳走になった。
見た目はまるで壊れたインスタントラーメン。カリカリとした歯応えがあり、ピリッと辛いがコクがあり香ばしい。酒のつまみにも合い、お茶請けにもぴったり。これが豆粉で出来ていると聞き、驚いた。さらに、野菜の天ぷらに似た料理の衣までもが豆粉から出来ていると知り、二度びっくり。
日本は、豆の加工文化では世界トップクラスだと思っていた先入観が崩壊した瞬間だった。
ヒヨコマメ・キマメ、果肉が冷たく甘いアイスクリームビーン。豆腐麺、茶で煮しめ風干しする豆腐干、臭豆腐や腐乳……。
日本人にはお馴染みの豆腐や納豆、醤油に味噌などのほかにも、世界には様々な未知なる豆と料理法があるのだ。
多彩な豆食文化を求め、世界各地を探査し、人間の知恵と豆のパワーに迫った、目からウロコの一冊。 
(文芸局 学芸ノンフィクション編集部 竹内祐子)

日本実業出版社のイチオシ

Habit Stacking 人生を大きく変える小さな行動習慣
Habit Stacking 人生を大きく変える小さな行動習慣
著者
S・J・スコット
出版社
日本実業出版社
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書店には習慣の本が所狭しと並んでいます。それでも、私がこの本をつくろうと思ったのは、習慣化メソッド「Habit Stacking(習慣スタッキング)」のコンセプトが目新しかったからです。
習慣スタッキングとは、自分の人生の目標につながる「小さくて失敗しようのない習慣」を決められた時間のなかで、一気にこなすことです。

私自身も、この本を編集しながら、「片づけ」の習慣を実践しています。たとえば、「1日1つずつ片づける」「3つの物を元に戻す」「紙書類をスキャンする」など、1分もかからないタスクばかりです。これなら意志力の弱い私でも簡単に実践できます。おかげで、いつ友人が遊びに来ても困らないような家になりました。

片づけのほかにも、仕事、お金、健康、余暇、人間関係、癒やしなど、ライフスタイル全般の習慣を紹介しています。この本を通じて、「小さな行動習慣」の大きな力を、ぜひ体感してみてください!
(編集担当・前川健輔)

PHP研究所のイチオシ

なんで、その価格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」 (PHP新書)
なんで、その価格で売れちゃうの? 行動経済学でわかる「値づけの科学」 (PHP新書)
著者
永井 孝尚
出版社
PHP研究所
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「この本、本当に面白いし分かりやすい。最後まで一気に読んだよ」
何人ものかたから実際にいただいた本書の感想だ。
こうした感想をいただくたびに、心の中でガッツポーズ。と言うのも、本書は「専門用語が多く難解な『価格戦略』を『面白く、分かりやすく』解説する」ことに徹底的にこだわって作られた1冊だから。
通勤電車の1往復で読み通せて、価格戦略のキモが分かる。ひいては、「売れる」ビジネスモデルや、モノを買う時の人の心理を学ぶことができる。
それが、本書である。評判が評判を呼び、発売1カ月で早くも3刷が決まった。

著者の永井孝尚さんは『100円のコーラを1000円で売る方法』などのベストセラー著者であり、IBM出身のマーケティング戦略コンサルタント。
例として挙げられる企業や事例も、ニトリ、ユニクロ、アマゾンから婚活パーティ、はては松崎しげるまで多種多様。「なぜニトリはお、ねだん以上を実現できたのか?」「なぜ婚活パーティは女性が無料なのか?」など、身近な疑問から価格戦略を面白く分かりやすく解き明かしていく。 「売れないなあ、値下げしよう」「儲からないなあ、値上げしよう」。こうした行き当りばったりの価格戦略では、「長期的にはますます売れなくなる」と著者は断言する。
消費増税にあたって、価格をどうするか。増税前にぜひ読んでほしい1冊だ。
(第一制作部 大岩 央)

東洋経済新報社のイチオシ

西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム
西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム
著者
中野 剛志
出版社
東洋経済新報社
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シリア難民問題、「アラブの春」以前および以後、欧州各国がどのように外国人労働者や移民を受け入れ始め、そこから抜け出せなくなったのか。欧州のマスコミや評論家、政治家などのエリートの世界で、移民受け入れへの懸念の表明がどのようにしてタブー視されるように至ったのか。欧州エリートたちは、どのような論法で、一般国民から生じる大規模な移民政策への疑問や懸念を脇にそらしてきたのか。「人権、法の支配、言論の自由」が失われ、「リベラリズムによる全体主義」とまで言われるような情況が生じているのか。
英国で13万部を超えるベストセラー、『サンデー・タイムズ』『イブニング・スタンダード』紙でベストブックにも選出、23ヵ国で翻訳された、気鋭の若きジャーナリストがタブーに挑んだ大問題作です。
12月8日に改正入管法、実質的な「移民法」が可決成立したばかりの日本にも震撼を与え、我々の選択は欧州と同じく破滅への道を選んだことになるのではないかという示唆をもたらす、2018年の最も重要な本の一つです。
(出版局編集第一部 渡辺智顕)

公開日:2019/01/08
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