出版社のイチオシ#016


各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。
梅雨も半ば、雨が降り続く窓の外を眺めながら、一日中家にいることもあるのではないでしょうか。
そんな梅雨の一日のお供となる、とっておきの書籍を紹介します!
リベラル社
「自分の限界さえ突破できれば、仕事も人生もうまくいく」。
そんな自己啓発書、ネット記事があふれ、ビジネス系のセミナーも頻繁に開催されますが、闇雲に限界突破しようとしても、科学的には効果が期待できないことをご存知ですか?
この本の冒頭には、性格の50%弱が遺伝で決まり、年を取れば取るほど親のIQに近づいていくという衝撃の事実が紹介されています。
私達には「生物学的な限界」は超えられません。超えられるのは「思い込みの限界」だけ。
自己の限界をしっかりと見極めつつ、限界とうまく付き合う道を探すしかないのですーー。
テレビ番組から距離を置き、自分自身の人生の方向性を模索していた期間にメンタリストDaiGoが実際に試していた「限界突破の方法論」を本書では紹介しています !
将来への漠然としたストレスや不安、行き詰まりに悩む人には突破のヒントをくれるはず。
「DaiGo流・人生の行き詰まりの突破法」ぜひ試してみてください。
(編集 伊藤光恵)
自由国民社
商品を知ってもらうために、お客様を呼び込むために、「お手紙プレスリリース」を書いてみませんか? メールやファックスで配信する、情報を羅列した売り込みチラシのような「プレスリリース」ではなく、「手書きの手紙」を直接、新聞テレビの記者宛てに送るのです。
記者にとって、名指しの手書きの手紙は、とても気になるものなので、真っ先に開封してもらえます。文面は、何をお知らせするのか、テーマを決めたうえで、「なぜ、その仕事・活動をやるのか?」という理由について、“想い”をこめた文章を書きます。社会の役に立ちたい、お客様を喜ばせたいといった“志”や“ストーリー”をしっかり盛り込んで、あなたの人柄を伝えるのです。記者に「社会に役立つ活動をする、この人を応援したい」と思わせ、心をつかむことができれば、取材に来てもらえます。
本書では、元新聞記者である著者が指導して、取材の報告が相次いだ「お手紙プレスリリース」のノウハウを、実例を紹介しながら、丁寧に解説しています。
あなたもぜひ「お手紙プレスリリース」を書いて、社会貢献を発信してみてください。
(編集 井上はるか)
きずな出版
「セカンドID」 とは、人生を豊かに生きるための「もうひとつのアイデンティティ」のこと。自分を見失うほどに多様化しすぎた現代において、セカンドID を持つことこそが、人生の可能性を広げてくれる――。
NHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」のメインキャストなど、俳優として人気絶頂から突然の休業。世界を旅し、そして病気で死の淵をさまよい、どん底を経験した男・小橋賢児。
いまでは「ULTRA JAPAN」や「STAR ISLAND」など、数十万人が熱狂する“場”をつくりあげ、さらにキッズパーク「PuChu!」や「東京2020 NIPPONフェスティバル」のクリエイティブディレクターなど、日本を代表するマルチクリエイターとして活躍しています。
本書では、これまで語られることがなかった小橋氏の波乱万丈な人生経験がふんだんに掲載。まるで小説を読むかのように心に入ってくる、新たな“気づき”をくれる一冊です。
(編集部 編集長 小寺裕樹)
インプレス
今年もまもなく夏の高校野球の季節がやってきます。
これまで監督として甲子園で一番勝利を収めた人をご存知でしょうか?
昨年まで智弁和歌山高校で指揮を取っていた髙嶋仁 名誉監督です。
春夏の甲子園出場38回、甲子園通算勝利数68はいずれも歴代最多。
そんな球史に残る名将にも、隆盛の時だけではなく、苦難の時代が多くありました。
突然の異動、一からチームを作る苦しみと喜び、掴んだ頂点、そして謹慎。
70歳を超えてもなおグラウンドに立ち続け、子どもたちを甲子園に導いてきた髙嶋氏を突き動かすものは何だったのか。勇退後の今、何を思うのか。
甲子園が生んだ名将の監督人生すべてが詰まった渾身の一作です。
野球好きの方はもちろん、そうでない人も、悲喜こもごもの指導者人生から学ぶことがあると思います。
(宣伝担当・丸山)
ポプラ社
いよいよ来年に迫った東京五輪。中でも熱い注目を集めるのがマラソンだ。今年の9月15日には、日本代表選考会・MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)が開かれる。
男子の中心選手になるとみられるのが、「ビッグ4」と呼ばれる大迫傑、設楽悠太、井上大仁、服部勇馬の4人。そして井上を除く三人の選手が履いているのが本書で取り上げているナイキの「厚底シューズ」なのだ。
このシューズ、なにも日本人選手だけが重宝しているのではなく、世界最高記録保持者であるキプチョゲ選手をはじめ、世界のトップランナーの多くも愛用している。「ソールは薄いのが常識」だったマラソンシューズの逆を張った厚底シューズは、まさに“革命”と言える。
本書では、ナイキのシューズ開発担当チームや、実際にシューズ履いている多くのトップ選手からも話を聞き、「凄さの秘密」に迫っている。本書を読めば、来年のオリンピック観戦がさらに楽しくなること必至だ。
(編集部 吉川健二郎)