
各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。 今回紹介する書籍は、タイトルを見て「実は気になっていた!」と思ったものも多いのではないでしょうか。 もうすぐ夏!梅雨の終わりに、ぜひもう一冊読んでみてください!
ライター・石渡翔
ちょっとしたミスなのに、上司から激怒される。タイトすぎるスケジュール。残業続きの毎日……。朝起きてもなかなかすっきりせず、だるさも眠気もとれない……。みなさんもこんな経験はありませんか? 日常のストレスが積み重なると、気づかないうちに心や身体に負荷がかかり、うつ病や適応障害などの病気に発展することも。
ストレスは発生させない、持続させないのがポイント。
本書はマインドフルネスを中心とした講演活動を通して、ビジネスマンや学校教員、子育て世代、シニア世代を啓蒙している、精神科医で禅僧でもある川野泰周氏が、禅や脳科学の観点から、職場や日常でも簡単にできるストレス管理法やストレスをためない仕事術を紹介しています。
ストレスとうまく付き合えるようになると、前向きに物事をとらえられるようになり、集中力が格段にアップ、人間関係も改善していきます。新卒からベテランの方まで読んでいただきたい1冊です。
(編集部副編集長 林えり)
あなたがいま、何となく調子が悪い、疲れが抜けない、体が重くてスッキリしない、やる気が出ないといった“冴えない状態”だったら、腸の健康を見直すチャンスです。
腸は食べ物を消化吸収し、便(べん)をつくるだけでなく、質のよい血液をつくる工場のような役目も果たしています。食べ物の消化吸収をスムーズに行なうことで、栄養たっぷりの血液を全身に届けているのです。また腸は体を感染症などの病気から守る免疫機能を兼ね備えていたり、気持ちを安定させるホルモンの生成に関わっていたりと、私たちの健康のすべてを支えるカナメといっても過言ではありません。
本書で紹介する一つひとつのメソッドは、1分で済む超簡単なものばかり。できるメソッドから日常生活に取り入れていけば、きっと小さな変化を実感できることでしょう。その小さな積み重ねが、やがて大きな変化となり、あなたの人生を変えることでしょう。
(編集局長 竹内)
「人のフリ見てお金を増やせ!」
人気FPの横山光昭氏が、1万5000件以上の家計相談から見えてきた、お金にまつわる"ざんねんあるある"と、その改善ポイントを紹介します。
具体的には……、
「年末のボーナス、年が明けたら全部なし一家!」
「スマホ決済使いまくりで預金が激減した男! 」
「家計丸投げで毎月カツカツ状態に危機感のない夫!」
「子どもに苦労はさせたくないといって教育費破綻!」
などなど、世帯年収も家族構成もさまざまな32のケースが登場。また、巻末には投資をしてお金を増やすための13のStepも収録しています。
貯蓄をするにも、資産を運用するにも、投資をするにも、まずは「家計」がしっかりしていなければうまくいきません。
となりの家(うち)の失敗に「そんなこと本当にあるの! 」と驚いたり、「やっぱりそうなるよね」と共感したり、「もったいないな」と思ったりしつつ、お金のことを楽しく学んで、日々の家計管理に役立てていける、そんな一冊です!
(編集部 財津)
「小学校受験」というと、どんなイメージをもたれますか?
親のステイタス誇示、幼い子どもに塾通いを強いるなど、「お受験、大変ね~」と羨望まじり(?)の揶揄の対象となっていたのは、昔のはなし。社会の変化とともに、受け入れる学校側のスタンスも変わりました。共働き家庭も歓迎されるようになり、働くママにも大きく門戸は開かれているのです。
中学校以降の学力重視の受験とは異なり、小学校受験で問われるのは「意欲」「協調性」「忍耐力」「粘り強さ」「自己肯定感」「計画性」「責任感」「問題解決能力」といった非認知能力=人間力。机に向かう勉強よりも、日々の生活の中で得られる学びこそが、受験対策となるのです。親子の触れ合いを大切にしながら、共通の目的に向かって、家族の絆を深めましょう! ママとしても好感度の高い小倉優子さん(ゆうこりん)から、「受験、子育てに迷った時にママが笑顔になれるお守り」と、嬉しいおススメの言葉をいただいています。
ぜひご一読ください!
(編集部 宝田)
動線を意識すると、時間密度の濃い人生が送れます。そのための1冊ができました。
著者の原マサヒコさんは、トヨタのメカニックとして活躍後、IT業界業界に転身しました。その出社初日。まったくの異業種への挑戦だったのでかなり緊張していた原さんですが、一瞬にして拍子抜けしました。その理由は、「スピードが遅すぎる!」
トヨタの現場は、皆、動作にかかわるスピードが速かったし、さらに速くしようという空気に満ちていました。例えば、車から工具箱に向かう際に、左から行くか右から行くか、歩数が少ないのはどちらか。自分の動き方、すなわち動線を徹底的に意識します。
時間はどんな人にも平等に与えられているのに、成長する人もいればそうでない人もいる。その差は、「無駄な動作」「無駄な動線」に敏感かどうか。そう断言する原さんが、職場の正しい動線について徹底的に考察しました。10秒ルール、3定、短い一筆書き……動きが速くなるノウハウがいっぱいです。
家から職場まで。職場。スケジュール。机の上。さらにパソコン操作や頭の中まで、無駄な動作をしていませんか?
(書籍出版部 萩原貞臣)
東洋経済オンラインアワードで「ジャーナリズム賞」を受賞した好評連載「育休世代vs.専業主婦前提社会」に大幅加筆し、書籍化した本書。「東大入学式祝辞」で話題になった上野千鶴子さん推薦です。
著者の中野円佳さんは2児の母で、日本とシンガポールで共働きも専業も経験された元新聞記者。本書では、「共働きも専業もしんどい」原因を、数多くの取材や資料から明らかにしていきます。
「専業主婦時代が人生最大の暗い闇」と語る人、「子どもと過ごす時間がまったく取れない」と共働きを断念した人……様々な「しんどさ」はなぜ生まれるのか。
その理由は、「終身雇用・年功序列といった日本企業独特の働き方」と「専業主婦の妻がいることを前提にした制度」、そしてこの2つが密接に絡み合った循環構造にあった、と著者は分析します。
この循環構造がもたらす無制限な転勤、進まない男性育休、保育・教育分野の人手不足など、多くの問題を抱える日本の現状。
とはいえ、変化の兆しも現れています。本書の第3部では、フリーランスなどの自由な働き方やギグ・エコノミー、働き方改革など、しんどさを変える契機となり得る事象を掘り下げます。
今現在「しんどさ」を抱えている人はもちろん、女性活躍や働き方改革に取り組む人事部・管理職も必読の1冊です。
(PHP研究所 第一制作部 主事 大岩 央)