出版社のイチオシ#026


各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。
皆様がいま求めている本と出逢えますように。
日本能率協会マネジメントセンター
クレーム対応、怖いですよね。
ネットの発達でクレームは増えてきており、それに伴ってクレームを受ける側の仕事も増えてきています。
その上対応に失敗しようものならば、SNSで失態を晒されかねず、以前にも増してクレーム対応への恐怖心は高まっているようです。
では、どうしたらよいのでしょうか?
残念ながらどんなに仕事を頑張っても、クレームがなくなるとは考えにくいもの。それならばいっそ、クレームが発生したときにどう対応すべきか考える方がよいかもしれません。
実は、お客様は何に困っていて、何をわかってほしいのかを的確に掴み、気持ちに寄り添うことで多くのクレームは解決します。そして、お客様を会社のファンにすることも可能なのです。
「話すスピードとトーンを、お客様に合わせる」「暴言を吐くクレーマーは、毅然として対応を打ち切る」など、すぐに役立つテクニックを豊富に盛り込んでおり、確実なスキルアップが可能な一冊です。
(編集 東寿浩)自由国民社
昨年発行された江戸川区水害ハザードマップをご存じでしょうか。
浸水の可能性がある場合、「ここにいてはダメです」と江東5区以外への避難を呼びかけたもので、「自虐すぎるハザードマップ」と話題になりました。
江戸川区に限らず、住む場所が災害時にどうなるのかは、家を買う方にとって大事な情報です。長年住宅ローンを払っていく自宅不動産が、安心できないものであることを望む人はいません。
本書は東京で家を買いたい人のために「資産価値の落ちにくい、安全な家」の選び方を説いたものです。5年前の初版に必要な改訂を施し、新版として出版いたしました。
初版から変わったところをいくつかご紹介しましょう。
・東京の不動産価格上昇下における購入の考え方について解説
・水害や大地震などに対する災害安全性について加筆
・東京のおすすめエリアを見直し、番外編として東京近県のおすすめエリアも掲載
「不動産を通じて一人でも多くの人を幸せにする」というミッションの下、誠実に不動産実務に携わっている著者の人柄が伝わってくるような1冊です。
(編集部 古村珠美)サンガ
きっかけは知り合いの大学院生や若い社会起業家のつぶやきでした。雑談のなかでメンタルの話になり、「何かしないと自分はまずいのではないか」と。
これから社会の一線で活躍しようという彼らからの意外な言葉でしたが、リサーチするうち現代は社会的な位置の違いを越えて、誰もが「何かおいつめられたような感覚」を持ち、強いストレス環境にあるのがわかりました。
著者の熊野宏昭先生は日本にマインドフルネスを普及させた第一人者です。
本書では、ストレスの生まれる仕組みから、ストレスへの抵抗力を高める有効な手段としてのマインドフルネスの理論とその効果までを伝えています。ストレスは借金と同じで、ためすぎると大変ですが、逆に借金をしなくては大きな事業も起こせません。そこでストレスに負けない戦略としてのマインドフルネスが必要なのです。
「講義と実践指導を自宅で再現できるDVDブック」がコンセプトです。DVDで理論の学習から体験の習得までできます。ブックレットは講義内容を整理した上に、Q&Aで内容をさらに掘り下げていますので、理解を深めるのに役立つでしょう。
マインドフルネスの最初の入り口として、本書を有効に使っていただければと願っています。
(編集部 川島)インプレス
キャッシュレスと聞いて、何を思い浮かべますか?
多くの人は、スマホ決済やQRコード決済などのペイメントサービスを思い浮かべるのではないかと思います。
日常の買い物がとてもスムーズに行える利便性の高さや、ペイ事業者が行うお得なキャンペーンのために、キャッシュレス決済はまたたく間に普及しました。
しかし、ペイメントサービスは、キャッシュレスのごくわずかな一面でしかありません。
たとえば現金のライフサイクルを見てみると、製造、配布、回収、廃棄、そしてATMの維持などに多大なコストがかかっていますが、もしキャッシュレス化が進めば、これらのコストを減らせます。
本書では、決済サービス、電子マネー、仮想通貨、デジタル通貨といったキャッシュレスの種類ごとの仕組みや特徴を一望しつつ、上に挙げたような社会に及ぼす影響や、世界各国における課題や取り組みを紹介しています。
また、キャッシュレス社会では、金融リテラシーの重要性がいっそう高まります。たとえばクレジットカードとひもづいた後払い型のキャッシュレスは「支払いの先延ばし」そのものです。利便性に甘んじて使いすぎると、思わぬリスクに飲み込まれることもあります。
本書は、身近な決済手段であるキャッシュレスを通じて、金融リテラシーを高めるための「いちばんやさしい教科書」であるともいえます。
(編集担当 田淵)SBクリエイティブ
老化の兆候は、のどに表れるということをご存知でしょうか…?
「食事の際にセキ込んだことがある」「飲みにくくなった」「セキ払いが増えた」
実はどれも、のどの老化が進行しているときに起こりうる症状です。
のどや肺も加齢とともに老化するのです。
冬のこの時期と言えば、風邪やインフルエンザですが、病原菌の侵入から体を守るには、のどがとても重要な役割を果たしています。風邪でのどが「腫れる」「痛む」などの症状は、のどがそこで病原菌をストップしてくれている証(=のどが強い)だそうです。
季節ごとに病気や健康の話題がテレビ番組で取り上げられるたびに、わかりやすい解説でご出演されることの多い大谷義夫先生が書かれたこの本では、1日5分でできる「のどトレ」で、のどを鍛えることにより健康寿命を延ばす方法について詳しく解説しておりますので、ぜひお手に取ってみてください。
(広報 上杉 良子)