出版社のイチオシ#035


各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!
日本実業出版社
「どんなに変化する世の中でも、自分から落伍しては駄目だ」
これは日魯漁業(現在のマルハニチロ)の創業者である平塚常次郎の言葉ですが、コロナ騒動が続く今、まさにそうだと実感する人はたくさんいるのではないでしょうか。
特にビジネスパーソンにとっては、急減する売上への対応策を考えたり、テレワークの導入など、「変化」の振れ幅はかつてない急激なものです。
このような「変化」に対して無類の強さを発揮する植物が「雑草」です。
雑草は、踏まれやすい道端や、いつ草刈りされるかわからない空き地など、過酷な場所をあえて選んで生えています。
本書は、そんな環境でしたたかに生きつづける雑草の戦略を、雑草生態学が専門の著者が、働く人向けに「コア・コンピタンス」「プロダクトライフサイクル」「ブルーオーシャン戦略」といったビジネス理論を交えながら解説するものです。
「雑草魂」という言葉があるように、日本人は昔から雑草に対して生きる力を見出してきました。そんな日本人だからこそ、雑草のしたたかな生存戦略を、ビジネスや自身の生き方にうまく活用できるはずです。
(第一編集部 細野淳)アスコム
自律神経の名医、小林弘幸先生のベストセラー、「聞くだけで自律神経が整う」シリーズの最新刊です。累計135万部のシリーズ3点から10曲を厳選、さらに未収録曲5曲を加えたベスト版になっています。
発売当初から今も届いている感謝の声からは、しっかりと効果を実感していただいている方々の喜びが伝わってきます。「ストレスや不安でいっぱいのときに聞いています。いつの間にか寝てしまったりして、聞くだけで気持ちが落ち着くんです」(64歳女性)。「聞くたびに優しい気持ちになるのを感じます」(40歳女性)。「毎晩、寝る前に聞いています。朝、疲れがとれてスッキリ。毎日が、とても充実したものに変わりました」(53歳男性)。
今や、私たちの生活は様変わりし、どこか不安で、窮屈で、ガマンばかりして、ストレスを蓄積させている人が増えています。このようなときだからこそ「音楽で健康になりましょう」と、あらためて提案したいと考え、著者と相談しながら曲を選びました。医学ができることは感染症対策だけではないはず。ストレスに押しつぶされそうな人々が、健やかな毎日を送ることができるよう、自律神経や腸の研究で得た知識や経験でサポートしたい。この本には、そんな著者の願いが詰まっています。
リモートワーク中でも、寝る前でも、いつでも構いません。不安でいっぱいのとき、ストレスで体調を崩したとき、ぜひ、この音楽に耳を傾けてください。音楽が、自律神経を整えてくれます。心や体が、ふっと軽くなったことを感じていただけるでしょう。
(編集部 小林英史)祥伝社
「働きたくない」「もっとラクに楽しく生きたい」
「……けど、お金には困りたくない」
そんな風に思ったことはないでしょうか?
はっきり言って、都合のいい話に聞こえるでしょう。
でも、それを実現している人がいます。
本書の著者、プロ奢ラレヤーさん(23歳)です。
彼は、人から奢られて生きる「プロの奢られ屋」です。
ご飯だけでなく旅行や家まで奢られ、いまやtwitterでフォロワー9万超、noteで有料読者3000超を抱える、時代が生んだ妖怪です。
ただし、本書は「奢られれば、嫌なことをせずに済む」という単純な話ではありません。もっと根源的な「あなた」という人間を検証する本なのです。
なぜ、あなたは今しんどいのか。
なぜ、あなたは今お金に困っているのか。
本書を読むことで、自分で自分を貶めていた原因がわかるでしょう。
誰からも評価される「あきらめない」は、実は容易い。
でも、その「あきらめない」があなたを殺しているのです。
だからこそ、自分を救うために戦略的にあきらめましょう。
本書では、「プロ奢ラレヤーは、あきらめの産物」と言う著者が、「あきらめる」を鍵に、「お金に困らず、ラクに、豊かに生きる」ための方法を伝授します。
自由国民社
この10年で店舗数3倍、年商2倍と大躍進を続けるスーパーマーケット、成城石井。
なぜ成城石井は、これほど売れているのか。その答えのひとつは、間違いなく「品揃えが他のスーパーと違う」からだと思います。他のスーパーにはまず置かれていないものがたくさん。しかもラインナップがどのカテゴリーでも驚異的。世界中の美味しいものを集めた食のテーマパークのようです。
この品揃えは、いったいどんな現場から生まれているのか。今回成城石井の約30名のバイヤー、約20名の惣菜・スイーツ開発担当者を代表して、総勢11人からお話をうかがって作られたのが本書です。
私達を幸せにしてくれる美味しさの向こうには、数々の知られざるストーリーがありました。「ご賞読」いただければ幸いです。
(取締役編集局長 竹内尚志)