出版社のイチオシ#040


各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!
すばる舎
映画史上、最高の興行収入を稼ぎ出した作品をご存知でしょうか?
2019年に公開されたマーベル・スタジオの『アベンジャーズ/エンドゲーム』です。
『アイアンマン』からはじまった「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)」の区切りとなる超大作に、世界中が熱狂しました。
マーベル・スタジオの映画に興味がない方も、街中で「MARVEL」のロゴマークが入ったキャップやリュックを見かけたことがあるでしょう。今やマーベルは親会社ディズニーと並んで、世界でもっとも愛されるブランドのひとつに成長しましたが、一度は倒産の憂き目に遭っていたことはあまり知られていません。
本書はコミック出版社としてのマーベルの黎明期から、買収を繰り返され破産に至った不遇の時代、そして自分たちのヒーローを担保として仕掛けた大勝負に勝利するまで、彼らをビジネスの側面から克明に追った、本格ビジネス・ノンフィクションです。苦境から逆転勝利に至るまでのプロセスは、ヒーロー映画にも負けていません。マーベル映画と一緒に楽しんで頂ければ幸いです。
(編集部 吉本竜太郎)サンマーク出版
幸せな人の特徴は、脳のある部位に関係ありました。
それは「島皮質」です。
いままで注目されてきませんでしたが、最近になって、この島皮質を鍛え、脳全体をバランスよく協調的に働かせることが、その人の人生を豊かに幸せにすると科学的にわかってきたのです。 その方法を、本書では「脳磨き」としてご紹介しています。
脳磨きの方法は、とても簡単なつぎの6つです。
①感謝の気持ちを持つ ②前向きになる ③気の合う仲間や家族と過ごす ④利他の心を持つ ⑤マインドフルネスを行う ⑥Awe(オウ)体験をする
本書は、世界最先端の医学脳科学研究に従事してきた脳科学者の岩崎一郎氏によって、250以上の膨大な科学論文をもとに解説されています。ですが、とてもわかりやすいと好評です。
著者自身が「幸せ」に向かうために選択した、科学的根拠に基づいた行動なども書かれています。
日々の健康の「歯磨き」のように、誰でもできる幸せ習慣が「脳磨き」なのです。
(第3編集部 金子尚美)リベラル社
生きていて、悩みがない人はいません。毎日楽しく前向きに!は理想ですが、それを実現するのはむずかしいもの。特にコロナによる影響で人と会うことが制限された時、悩みを誰かに聞いてもらえず、一人で抱え込んで苦しくなってしまった…という人も多いのではないでしょうか。
そのような状況で、悩んでいる人の心を少しでも軽くしたいと思い、この企画を立ち上げました。本書は、3ヵ月予約が取れない人気カウンセラー・根本裕幸先生が、人間関係や仕事などでよくある悩みについてわかりやすく、丁寧にアドバイスしています。読んでいるうちに、先生のカウンセリングを受けているような癒し効果が出るよう、様々な工夫をこらしました。また、コロナによって生まれた新しいストレスとケア方法についても紹介しています。
「心が疲れている時でも読めて、ほっとできるように」をコンセプトに、1項目4ページ程度でまとめ、どこから読んでもOKな構成にしています。文庫本なので持ち運びもしやすく、通勤中やランチの休憩中、寝る前など、スキマ時間に読んで気持ちを切り替えることができます。
読むだけで心がラクになる、お守りのような1冊としてそばに置いてもらえれば嬉しいです。
(編集担当 渡辺靖子)日本実業出版社
およそ15年間のサラリーマン生活で気づいたことがあります。それは「働く=他人と比べられる」ということ。
著者さんに企画を持っていけば、他社の編集者と比べられます。時には、比べたすえにお断りされることも。一方の自分も「この企画ならこの著者さん」「あの人に比べて私の作る本は売れている/売れていない」と比べて判断しています。1日に何度も比べて落ち込んで、傷ついて……繰り返しの毎日です。
「正直、疲れる!」そう思っていたところ、看取りの看護師・僧侶として注目を集める玉置妙憂さんに出会いました。「比べることは一概に悪いことではない」と、妙憂さんは言います。問題なのは、比べる気持ちにとらわれ、比べて落ち込む無限ループから脱け出せないことでした。
そこで本書では、「比べて落ち込む無限ループ」への対処法と、心をリセットする「8つの習慣」を紹介してもらいました。私のように比べて、比べられて疲れている人のための処方箋のような1冊です。
(第一編集部 山田聖子)SBクリエイティブ
「やらなきゃと思っているけど、なかなかやる気にならない」
「性格的になかなか自分に火がつかない」
仕事、勉強、ダイエット……。なかなか嫌なことに取り組めないことで、自分を責めている人は多いのではないでしょうか。
でも、それはあなたの性格のせいではありません。
ただ単に、モチベーションの仕組みを知らなかっただけ。
実は、モチベーションupには意志の強さはまったく関係ないのです。
本書では、「世界21の一流大学の研究×26の心理学法則」に基づく無敵のメソッド50を紹介します。
高校時代偏差値30台、意志の弱い自分を変えてケンブリッジに合格した著者が、ケンブリッジ大学で学んだ心理学法則と欧米の大学による科学的研究結果に基づくモチベーションupの法則です。
それらはすべて、著者が自身のスクールの生徒に実際に応用し、6000人が人生を変えた驚異の再現性を持つ方法です。
(編集部 M)