

各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!
多くの企業では、少子化を背景に人手不足が加速している状況でしょう。
DXのトレンドによって、特に採用が難しくなっているのが「ITエンジニア」です。
本書は、著者が10年以上の歳月をかけて培った、
・ITエンジニア採用を成功させる具体的な手法
・入社後の定着、活躍に必要なポイント
・ITエンジニアとの付き合い方
など、「ITエンジニア採用とマネジメント」に必要なノウハウを1冊に凝縮したものです。
著者は様々な企業規模、予算規模でITエンジニア採用、マネジメント業務に奔走していた経験があるため、本書で公開されている内容は、どんな企業でも実践可能なレベルに落とし込まれています。また、採用難に至る歴史的な背景から述べられているため、採用シーンの現状を整理できる作りになっています。
人事担当者のような現場担当者の役に立つのはもちろん、本書を社長、役員などの経営陣に手渡せば、IT内製化に向けて社内のすり合わせがスムーズに行われるはずです。
編集部 金山哲也いつかは読みたい文学作品といえば、マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』ではないでしょうか。全7篇からなる長編で、文章も難解。途中で挫折した方も多いはず。そこでおすすめしたいのが、このコミック版です。
本書は、『失われた時を求めて』の第二篇「花咲く乙女たちのかげに」を原作に忠実にコミック化した作品の翻訳です。原本はフランスだけで10万部以上も売れている人気シリーズ。本国フランスでは、大学や高校の授業にも採用されています。
小説の世界観はそのままに、ストーリーも枝葉の部分を落としただけで、あくまで原作のまま、安易な意訳・超訳とは一線を画している編集も素晴らしい。そして、オールカラーの美しく細密な絵。作品舞台となるサロンをはじめ、建物、街並、服装などが忠実に再現されているので、作品の時代や舞台背景が具体的なイメージとなって浮かび上がります。
翻訳版で特筆したいのが、中条省平さんの訳と解説です。中条さんが「映画の字幕のように訳したい」と意識された文章の心地よさ。詳細な註と解説も、この大作を味わうための最良のガイドです。
第1篇「スワン家のほうへ」の出版から6年。多くの読者の方から、続編のお問い合わせを頂戴し、第2篇の刊行はまさに「お待たせしました」という気持ちです。
1コマの中に、小説数行に当たる内容が凝縮されている箇所もあるので、小説と照合しながら読むのも楽しい。20世紀最高傑作かつ最大で難関といわれる作品を味わうための緒(いとぐち)の本として、自信をもっておすすめします。
書籍編集部 栗原和子胃もたれ、胃痛、下痢、メタボ、片頭痛、アトピー、糖尿病…。
その不調、毎朝のパンが原因かもしれません。
最近ではグルテンフリーが知られるようになりましたが、パンに限らず、炭水化物(糖質)の摂り過ぎは、胃腸や体にさまざまな影響を及ぼします。
本書では、じつはお粥やうどんも消化にはよくないなど、これまでの食の常識に関するさまざまな誤解を、10万人の胃腸を診てきた消化器専門医がひも解いています。
胃腸科医でありながら炭水化物が大好きでメタボで、かつ胃腸も弱かった著者が、糖質制限を始めて2カ月で10㎏やせて、長年の不調も改善。以来、自身のクリニックで患者さんたちに指導してきた低炭水化物・高脂肪の食事術をまとめました。
毎朝のパンが体に悪い理由から胃腸にいい食習慣、和食はヘルシーという誤解、糖質制限ダイエットの正しい方法まで、長生きするための食事術がわかる1冊です。
プレジデント社 書籍編集部 工藤隆宏好きなことを仕事にする―。女性だからこそできることかもしれません。
著者の大原真樹氏は「モロッコが好き」「モロッコ雑貨がかわいい」という想いだけで、たった一人でアフリカでビジネスを始めてカゴバックやバブーシュを日本に広めました。
モロッコで買い付けた雑貨たちが自宅に届くと、自分で検品し、自分でタグを作り、自分でタグをつけ、スーツケースに詰め込んで、手当たり次第に電話をかけて飛び込み営業。
「スリッパおばさん」と言われても、売れるあてがなくても「売れ残ったら自分で使える」と意に介さず。でも、この趣味の感覚は女性には理解できるのではないでしょうか。
儲けるために買うのではなく、好きだから買う。儲けるために作るのではなく、好きだから作る。ここに「好きなことを仕事にする」可能性と再現性があります。失敗せずに小さなチャレンジを積み重ねていくための思考法が書かれています。
長谷川恵子