

各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!
著者は弁護士として、同僚の10倍以上もの仕事量をこなしてきました。
普通の会社員では味わえないほど仕事の幅が広い中で、まさに「秒」で目の前の仕事に集中し、クリアしていったのです。
ただ、そんな状況にありながら、ほとんど残業せず、週休2日を維持しました。
著者は地方の高校から東大文Ⅰに一発合格し、司法試験も当時としてはほぼ最速で合格。このとき、大きな武器となったのが「集中力」でしたが、仕事においてもそれが非常に役立ったのです。
そのメソッドは小学生だった娘さんにも通じ、見事「女子御三家」私立中学への合格を叶えました。
本書では「タスクを追加しない」「タイムリミットを設定する」「アウトプットが必要な教材を重視する」など、今すぐ使える技術やコツを惜しみなく公開しています。
「家で勉強したいけれど集中できない」「仕事量が多すぎて時間内に終えられない」など、最短で最大の成果を出したい方々にオススメの1冊です。
(秀和システム 第4編集局 丑久保)今年で創業100年を迎える鶴見製紙は、再生紙100%のトイレットペーパーを製造し、街中にある小さな本社工場には、毎年多くの工場見学者が訪れる、知る人ぞ知る製紙会社です。
ただ、そんな鶴見製紙もかつては、工場はボロボロで人も定着せず、品質の悪いトイレットペーパーを作っては叩き売る毎日。周囲からは業界のガンとまで言われる会社でした。
そんな会社がなぜ、毎年新卒採用も行い、業界屈指のIT化を成し遂げ、業界トップクラスの売上を誇るまでに変われたのか?
本書は、鶴見製紙が人にも環境にもやさしい究極のエコ工場を目指して業務改善に取り組んできた歴史と、社員の働く環境を整備する驚きのしくみを紹介します。
「社員への価値観教育」「やる気を引き出す評価制度」「社内コミュニケーションの改善方法」など、鶴見製紙が行っている様々な業務改善の工夫は、製紙業界にかかわらず、多くの中小企業が真似したいものばかり。ぜひご一読ください。
(あさ出版 編集部 財津勝幸)書評サイト「ALL REVIEWS」を主宰する鹿島茂さんが6人の論客を迎え、現代哲学・思想、社会学、政治学の視点から、この社会の「閉塞感」を考える対談集です。各回の課題図書には6人の論客の方々の自著を選び、話を掘り下げていきます。書籍化に際し、対談の原稿を再構成し、大幅な加筆修正を加えました。
ブレイディみかこさんは「アナキズム」がテーマ。「アナキズムの核心には、『自主自立』と並んで『相互扶助』という感性があると思います。それが日本では忘れられていた気がする」と指摘します。千葉雅也さんはドゥルーズを中心に考察しますが、「私」を「時間的存在としての私」ととらえることで他者に開かれた自分でいられるという話は、実生活と結びつけて理解しやすい。宇野重規さんはトクヴィルを中心に語りつつ「投票制度はまだまだ面白くできる余地がある」と述べます。石井洋二郎さんは「私」を論じた社会学者ブルデューを丁寧に解説。格差社会だからこそブルデューを読みたい方へ格好の入門となりました。ドミニク・チェンさんは「情報」について、東浩紀さんは「考える」ヒントを与えてくれます。まさに“今読むべき”現代思想・哲学の入門書として最適な一冊。おすすめです。
祥伝社 書籍編集部 栗原和子音楽とファッションの関係が深いことは周知の事実ですが、その結びつきには時代背景や、土着的な文化が大きく関わっています。こう書くと、なんとなく遠くの国の自分とは関係のないことに感じるかもしれません。
この本がおもしろいのは、音楽とファッションの歴史をただつらつらと並べているのではないところにあります。音楽とファッションの関係を「レイシズム」や「ジェンダー」といった現代的な視点を持って考察しているので、今を生きる我々にとってより身近に感じることができるのです。
デヴィッド・ボウイ、セックス・ピストルズ、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)から、BTS、ビリー・アイリッシュまで、新旧揃った音楽家たちが登場します。概要を見てひとつでも気になる項目がある人はぜひとも手にとっていただきたい。「着る・聴く・観る」といった次のアクションにつながるハズ。音楽とファッションはこのように我々の生活に深く関わるものなのです。
リットーミュージック 編集担当・萩原じいの