
各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!
ライター・石田翼
SNSの普及で、かつてないほど人の「顔」や「見た目」に注目が集まる今、急増しているのが「身体醜形症」というこころの病です。
「身体醜形症」とは自分の「顔」や「見た目」に過剰なコンプレックスを抱く病のこと。「自分の顔が嫌でたまらない」と何時間も鏡で自分の顔をチェックしたり、人の目が気になって外出できなくなったりしてしまいます。
精神科医で形成外科医でもある著者は、「見た目」の悩みの根底には、現在の自分を受け入れることができない「こころ」の状態の問題があると指摘します。美容整形をした患者さんが「整形した自分」を受け入れることができず、整形依存に陥ってしまうケースを度々見てきたからです。
「見た目」の悩みを根本的に解決するためには、まず第一に患者さんが「ありのままの自分」を受け入れる「こころの免疫力」をつけることが必要です。本書では、そのために読者が自分でできる様々なケア方法をご紹介しています。あなたの「見た目」の悩みは、きっと解決するはずです。
小学館出版局 木村順治「論理的に、わかりやすく話しましょう」
「人の話は共感しながら聞きましょう」
よく言われる言葉です。
でも、これを突き詰めていくと、私たちのコミュニケーションは、
「ただの情報のやりとり」になってしまうし、
「相手の話に自分を投影して感情を動かす」だけで、話をしっかり聞けている、と思い込んでしまうのではないか……。
本書は、そんな疑問から始まりました。
本当のコミュニケーションをしている人は、どんなことをしているのかを探るため、著者は、
・『海をあげる』などで話題の、琉球大学の上間陽子さん、
・「いのっちの電話」で誰でも24時間電話を受け付けている、建築家の坂口恭平さん、
・カンヌで脚本賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』の映画監督、濱口竜介さん、
・認知症のケアをしながら言語以外のコミュニケーションをとっているイブ・ジネストさん
らに、話を聞きに行きます。
そこから見えてきたコミュニケーションの本質は、自分を見つめ直すことでもありました。
人と深くつながること、その手掛かりを見つけられる一冊です。
大和書房 編集部 白井麻紀子5月に広島で開催されたG7サミットは、ウクライナ支援に向けて西側の結束を再確認しましたが、同時にこれに対抗するロシアや中国、そして第3勢力として存在感を示そうとするインドなどのグローバルサウス各国の動きがあり、世界の分断が鮮明となりました。
「ロシアとウクライナの戦争はいつ終わるの?」
「アメリカと中国の“新冷戦”を解決する方法はあるの?」
「ハイペースで日本近海に撃ち込まれる北朝鮮のミサイルに対する日本の備えは?」
本書は、日本人の誰もが抱くこのような疑問に対し、「マッキンゼー伝説のコンサルタント」として世界的に著名な大前研一氏が、豊富なキャリアに基く独自の視点や情報を総動員して分析するとともに、今後の見通しを明快に説き明かします。
さらに、今ビジネスパーソンの間で最もホットな話題である「ChatGPT」をはじめとする最新生成AIのインパクトについても、本文の説明+70分に及ぶ動画で詳しく解説します。
200ぺージの中にボリュームたっぷりかつ中身の濃い情報が詰め込まれた本書は、間違いなく混迷の時代の羅針盤と言えるでしょう。
プレジデント社 書籍編集部 田所陽一「成功するには、成功するまで決してあきらめないこと」
こんな名言があるくらい、仕事でもプライベートでも、上手くいくためにまず大事なのは、「続けること」です。
しかし、「続ける」のは本当に難しいですよね。
過去、ある調査で男女3万人に対して「何回チャレンジしたら諦めるか」というアンケートを実施したところ、平均は1回以下。つまり、1回で諦めるか、あるいはチャレンジする前に諦めているのです。続けることさえできれば、人よりも先んずることができます。
「けど、努力は苦手です」という方に、ぜひこの本を読んで欲しいのです。
著者の伊庭正康さんは、元リクルートの広告営業マン。人見知りで、営業には向いておらず、お客さんのもとに通い続けるのも一苦労でした。何とか状況を変えようと試行錯誤を続ける中で、心理学の知見を活かした独自の「続ける仕組み」を作り、全国トップの成績を収めるまでに成長したのです。
・飽きずに続けられる
・弱気になっても挫折しない
・つまらない仕事が楽しくなる
・メンタルが強くなる
こうした方法を知りたい方は、ぜひご一読ください。
(編集担当 池田剛)2013年に、千田琢哉先生の『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』と『あの人と一緒にいられる時間はもうそんなに長くない』の連作を出版しました。2011年に東日本大震災があり、時間、人生が有限であることを強く意識したことが、企画の出発点だったと記憶しています。
パンデミックもまた、人生がいつ終わるかわからないという当たり前のことに、多くの人があらためて気づいた出来事だったように思います。
そこで、10年ぶりに、千田先生に「時間シリーズ」の第3弾にあたる書籍をご執筆いただきました。
各章は「1年後、人生が終わるとしたら」「1ヵ月後、人生が終わるとしたら」「1日後、人生が終わるとしたら」と、残された時間が徐々に短くなっていく構成で、限りある時間をどう豊かに過ごすか、さまざまな視点に触れることができます。
なお、シリーズ1作目から通しで読むと、本書のメッセージがまた違った印象で立ち現れます。おすすめです。
(あさ出版 TK)