【週間ランキング】
「自分はバカかもしれない?」と思わず考え込んでしまう本がランクイン
2020/11/9 〜 2020/11/15

今年はイレギュラーなことが多いかもしれませんが、新入社員の人たちはルーキーから一歩踏み出す来年以降どうステップアップしていくかを考える時期です。ベテランのビジネスパーソンの方々も、今年を振り返りながら次の目標を見定めつつあることと思います。
そうしたタイミングだからか、自分の働き方や生き方を見つめ直すきっかけとなる本がベスト3に入ってきました。
第1位 『マッキンゼーで学んだ速い仕事術』


なんと、先週に引き続き大嶋祥誉さんの『マッキンゼーで学んだ速い仕事術』が1位! 生産性を上げるためのノウハウに対する関心はやはり高いですね。
仕事を効率化するためにマニュアルやフォーマットを作成することはよくあると思いますが、発想の仕方や行動の癖などにもデキる人の〈型〉が隠されているそうです。
自分の生活スタイルに引きつけたとき、どうアレンジできるかを考えることも重要です。
ゆーじ(猪瀬祐司)さん(@yanaginagi)の学びメモ
できる人は「地頭がよい」というよりも「適した型を使う」というイメージを受けた。
できる人はオリジナリティに拘らず、世の中の型を知り自分に合ったもの、その場に合ったものを選択し、実行する。
できない人はオリジナリティに拘り、周囲や世間にある常識や豆知識、型を使わずに我流を貫き失敗する。(これで成功する人もいるとは思いますが)
個人的には自分の集中力を知ることから始める。
最近書く瞑想を行うことで自分の意識についてよく考えているので以前より精度高く知れると感じたためである。
また、慢性的に集中力が切れる時間も知りたい。
起床後12~13時間とはあくまでも基準であり、その日の体調や気分によっても左右されると感じるので、まずは自分の時間を知るところから始めていく。
第2位 『「バカ」の研究』


2位にランクインしたのは、少し異色の一冊、『「バカ」の研究』です。タイトルを見ると一瞬ギョッとしてしまいますが、中身はもっとギョッとすることが書かれていたりします。
ついうっかり、なんであんなことをしてしまったんだろう、ということは多くの人が経験したことがあるでしょう。その誰もがなりうる「バカ」について、世界第一線の研究者たちが大真面目に議論しているのが本書。
「バカ」でいいと思いますか? 「バカ」でいたくないと思いますか?
totoさん(@toto02231127)の学びメモ
時々、世間一般でいう「バカ」なことをしたくなる衝動に駆られる。
人に対して口では「バカだな」と言いながら、その言葉の裏にはある種の「バカ」への憧れのようなものがある。
おそらく、自分の価値観とは異なる言動に対して、人は「バカ」だと感じるのだと思う。
自分にはできないことは、「バカ」という言葉で片付けてしまえばある意味ラク。
日常で「バカだな」と思うことに、実は自分が「やりたい」「なりたい」と潜在的に考えていることかもしれない。
ジョーさん(@sho0712)の学びメモ
「バカ」の裏側を考える思考が「違い」を育む(かも)。
「バカ」と感じることを、まず自分との「違い」と考えてみる。そこには環境や思考の違いがある。想像してみると、単純なレッテル貼りから脱却できるかも。
そしてその目を自分に向けてみる。なぜ「バカ」な行動をしてしまうのかの裏側に、自分が持っているバイアスの存在を知ることになる。
「バカ」をなくすと個性がなくなる。自分を含めて「バカ」を認める心も必要なのだろう。
第3位 『藁を手に旅に出よう』


そして第3位は、フライヤーのアドバイザー兼エヴァンジェリストでもある荒木博行の『藁を手に旅に出よう』でした。
副業、転職、フリーランスとさまざまな働き方がクローズアップされるようになりましたが、多くの人は会社という組織で働いています。そこでどうキャリア形成していくか、何を考えればいいのか。荒木さんの経験と知識が存分に展開されている小説が本書です。
伝説の人事部長から新人研修、キャリア研修を受ける若手社員の視点で書かれているので、自分ごととして共感の嵐になること請け合いです。
gnobc.5.1.2さん(@d80860bd2f4b13ca)の学びメモ
自分が発揮できるスキル×時×場所×場合×立場×相手のそれをもった視点でモノを考えることが大切だと学んだ。
自分の力を過大にも過小にも評価せず、冷静な目とはっきりとした目的をもってこれから活動していきたい。
以上、2020年11月9日~11月15日のベスト3を紹介しました。次週もお楽しみに!