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知っておきたい人間行動の科学3冊

知っておきたい人間行動の科学3冊

愛は働くあなた自身を救う

イチオシの本

リモートワークが増え、人と対面で話をする機会は以前より減っています。ネット上でのやり取りが中心になったことで、「この人ってこんな人だったっけ……」と感じた経験が1度はあるのではないでしょうか。表情や声色、ジェスチャーなどでいままでは何となく隠れていたその人の本質が、そのまま見えるようになっているのかもしれません。 その一挙手一投足に落ち込んだり、怒りを覚えたりする前に、少し落ち着いて本を開いてみませんか。 人の多様性、深さを知り、愛をもって接するためのヒントとなる3冊を紹介します。

ライター・石田翼

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ケーキの切れない非行少年たち
ケーキの切れない非行少年たち
宮口幸治
新潮社
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ケーキの切れない非行少年たち
ケーキの切れない非行少年たち
著者
宮口幸治
出版社
新潮社
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少年院にはケーキを等分できない子どもたちがいる――。それは罪を犯したかれらだけの問題ではありません。非行の原因となったのは、「見る力」「聞く力」が弱く「目標を立てることが苦手」で「等身大の自分がわからない」、その認知力の低さだと著者は言います。対人関係がうまくいかないのは隠れた知的障害のせいかもしれない。一歩引いて、自分と他者のふるまいを見つめ直してみませんか。
他者と働く
他者と働く
宇田川元一
NewsPicksパブリッシング
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他者と働く
他者と働く
著者
宇田川元一
出版社
NewsPicksパブリッシング
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上司にどう伝えても提案を受け入れてもらえない……。組織のなかで多くの人が抱える「わかりあえなさ」の背後には、スキルでは解決できない4つの「適応課題」がある、と著者は書きます。これは他者同士における関係性の問題であり、お互いが大事にしているものがかち合っているときに発生する。そんなとき、まずはあなた自身が変わってみること。そのためには、「わかりあえなさ」の地点から対話を開いていく必要があります。
愛するということ
愛するということ
エーリッヒ・フロム 鈴木晶(訳)
紀伊國屋書店
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愛するということ
愛するということ
著者
エーリッヒ・フロム 鈴木晶(訳)
出版社
紀伊國屋書店
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最後に、少し俯瞰的に「人を愛すること」とは何かを語る名著を紹介します。多くの人は「愛」を「愛されることの問題」だと捉え、人に好かれるふるまいをしようと心がけます。そうした人は集団生活を円滑に営めるかもしれません。しかしフロムは、これを「商品化された人格」であるとし、本当の孤独を癒すものではないとします。「愛すること」は、かけがえのない「あなた」が豊かに他者と生きるために、習練をして手に入れる技術なのです。


他人と生きていくためには、自分自身をも深く知ることが大切――。それがわかっていても、自分を見つめ直すことはなかなか難しいです。ひとりで悩む前に、まずはこうした本たちの声に耳を傾けてみませんか。
公開日:2020/08/25