【HRアワード】人事・人材開発に携わる方へのおすすめ本
日本の人事部「HRアワード2021」入賞作品を要約で!


『日本の人事部』正会員約200,000人の選考・投票をもとにした「HRアワード」(厚生労働省後援)。人・組織に関わる領域において、企業や個人の成長を促す取り組みをHRパーソンに広く伝えることで、企業の発展を目指す表彰制度です。
今回は当アワード「書籍部門」の最優秀賞・優秀賞をはじめ、入賞した作品を紹介します。人事・人材開発に携わる方はもちろん、よりよい人材育成やチーム運営をめざすビジネスパーソンに役立つ本ばかり! 要約を入口に本をぜひ手に取ってお読みいただきたいと思います。
同じく「HRアワード2021」プロフェッショナル部門の人材開発・育成部門では「flier法人版」が最優秀賞を受賞しました。応援していただいたみなさま、心より感謝申し上げます。
最優秀賞作品
リモートワークでも「創造的な対話」、できていますか?


組織変革、学校教育、商品開発などさまざまな場面で求められ、創造的対話のトリガーとなる「問い」のデザイン。本書を読むと、「持ち帰りたくなるような問いがたくさん生まれる場」こそが、斬新な発想につながるのだと気づかされます。メンバーの心に火をつけ、チームの成果を出すワークショップの極意を学んでみませんか。
優秀賞作品
「心理的安全性」研究の第一人者による待望の邦訳書!
Googleのプロジェクトアリストテレスで、一気に注目されるようになった「心理的安全性」。そのコンセプトを生んだハーバード大教授が、 ピクサー、フォルクスワーゲン、福島原発といった世界の事例を分析し、学習やイノベーションにつながる組織を解き明かします。私たちが 「恐れ」から解き放たれれば、もっと大胆に行動できる――。心理的安全性の本質を知りたい方の必読書です。心理的安全な職場は「ヌルい職場」ではありません


心理的安全な職場とは「ヌルい職場」ではなく、高い目標を達成するため、健全な衝突が起こる職場のことです。「どうすれば心理的安全性の高い組織やチームをつくれるのか?」という問いに、研究と現場の両方の観点からわかりやすく答えてくれます。職場のメンバーと一緒に読んで、気づきをシェアするのもおすすめです。
入賞作品
あなたの組織、生き生きしていますか?


著者は、早稲田大学ラグビー蹴球部の主将や監督として手腕を振るった中竹竜二さん。本書はご自身のキャリアを通じて培った理想の組織のあり方を解説した、処方箋のような一冊です。 一人ひとりの中に眠る勇気を奮い起こすことで、変化を恐れない「ウィニングカルチャー」を育てられるのではないでしょうか。最強のチームをつくりたい方はぜひご一読を!
「ジョブ型雇用」、導入するべき?


日本企業でリモートワークが進み、「ジョブ型」を導入しようという声が高まってきました。そんななか、日本と欧米の人事制度に関する正しい理解を促してくれるのが、『人事の組み立て~脱日本型雇用のトリセツ~』です。雇用のカリスマが鮮やかに「日本式ジョブ型」を斬っていきます。人事担当者はもちろん、新しい働き方に関心のあるすべての方におすすめしたい一冊です。
いまこそ学びたい「異端のリーダーシップ」


ソニーグループで3度のターンアラウンドを成し遂げた、元経営トップの平井一夫さん。本書は「異見」を求めてきた平井さんがめざした理想とこれからがわかる自伝的大作です。平井さんの経営哲学と魂からほとばしる言葉から、多くの学びや気づきを得られるのではないでしょうか。
「資本主義」から「志本主義」へ


あなたは自社の「志」を語ることができますか? 著者は、21世紀は「志」を基盤とした「志本主義」をめざすべきだと私たちに語りかけます。日本経済を立て直すのは、日本が大切にしてきた「志」に基づく「新しいSDGs」。ニューノーマルの時代の経営戦略がここにあります。
そのほかの入賞作品
いかがだったでしょうか。フライヤーでは「人事・人材開発」に役立つ書籍を多数紹介しています。「人事」のカテゴリもご活用ください。リカレント教育やアンラーニング(学びほぐし)の重要性が増すいま、「学び合う文化」を築きたいと考える方にもお読みいただけたら嬉しいです。