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優れたリーダーが実践する「3つのセオリー」
リーダーは完璧でなくてもいい!

ライター画像
伊庭正康
優れたリーダーが実践する「3つのセオリー」

「自分はリーダーに向いていないから、管理職になりたくない」と思うビジネスパーソンが増えているようです。 ですが、「リーダーに才能や資質は関係ない」――そう断言するのは、『決定版 強いチームをつくる! リーダーの心得』(明日香出版社)の著者・伊庭正康さんです。 本記事では、伊庭さんが「誰もが優れたリーダーになれる、3つの“セオリー”」をお伝えします。

リーダーに才能は関係ない

私は25歳で営業リーダーに抜擢され、35歳で部長、37歳で関連会社の代表を務めました。トントン拍子のように見えるかもしれませんが、正直なところ20代の私には、リーダーの資質なんてまったくありませんでした。

それでも転機が訪れ、リーダーに抜擢された際、「どういうリーダーになるべきか」を徹底的に考え始めました。

そして、多くの経営者やリーダーを観察する中で気づきました。「優れたリーダーは、必ずしも完璧ではない」と。

優柔不断であるなど、リーダーらしくない面も垣間見えたのです。その一方で、彼らには共通する“セオリー“がありました。

見よう見まねでそれらを実践していくと、部下の行動が変わり始めたのです。結果が出るまで時間はかかりませんでした。

私は確信しています。

リーダーは完璧でなくてもいいのです。資質や才能も関係ありません。セオリーを知れば、どんな人でもすぐれたリーダーになることができるのです。

FreshSplash/gettyimages

セオリー① リーダーはあくまで「役割」と心得る

人手不足の影響で「リーダーに向いていない」と不安を抱えたまま、役割を任されるケースが増えています。確かに、まとめ役の経験がないと、プレッシャーを感じるのは当然でしょう。

しかし、リーダーと部下は上下関係ではなく、それぞれの役割を果たすだけの“チームの一員”です。

リーダーは指揮官ではなく、メンバーの力を引き出す「司令塔」であると認識を切り替えてみてください。リーダーというポジションへの見方が変わり、役割を果たすことのハードルが下がるでしょう。

完璧を求めるのではなく、役割を果たすためのセオリーを実践し、部下が安心して意見できる環境を整えることが、リーダーシップを支える第一歩となるのです。

セオリー② 「助言」ではなく「質問」で部下を動かす

若くして抜擢され、一生懸命に頑張るリーダーほど、部下にアドバイスを重ねがちです。良かれと思ってついアドバイスをしてしまうのでしょう。

しかし、良かれと思った助言やアドバイスは、部下にとっては指示と受け取られ「次から次へと仕事を増やされる」と感じさせてしまうこともあります。

すぐにアドバイスをせずに、まずは話を受け止めることが重要です。その上で、質問をしてみてください。ポイントは、最後に部下の言いたいことを要約して、質問することです。

b-bee/gettyimages

私が実際に相談を受けたときのことです。

「成長したいから」と部署異動を望む部下に対し、話を受け止めた上で「部署異動に絞るのではなく、成長する方法も考えた方が良いってことじゃない?」と要約して問いかけると、部下が賛同し、「じゃあ一緒に考えよう」と協働へとつながったのです。

質問は、状況に応じて「原因分析型」と「問題解決型」の質問を使い分けることで、部下は自分で答えを考え、主体的に動き出してくれます。前者は「なぜ?」と原因を深く掘り下げる質問で、後者は「どのようにすれば?」と解決策を探す質問です。

セオリー③ 逆算思考をチームに根づかせる

成果を安定して出すことができるチームは、常にゴールから逆算して日々を設計しています。

私は会社の締切より1~2割前倒しで達成予定日を設定し、プロジェクト初日に「達成予定日は◯月◯日です」と宣言していました。そこから週次・日次のマイルストーンに落とし込んでいきます。

大事なのは、一人ひとりの部下に、この逆算思考で動いてもらうことです。

kyonntra/gettyimages

ぜひ、部下に「1か月先の予定は?」と聞いてみてください。逆算思考の人は先を見越して動くため、1か月先に用事が設定されていれば、その部下は逆算思考ができているということです。

予定に空欄があれば、逆算思考をぜひ促してみてください。チーム全体に自然と先を読む習慣が根づいていきます。

セオリーの実践がチームを変える

リーダーに必要なのは、先天的な才能や資質ではなく、こうした“セオリー”を理解し、実践することです。

セオリーを日々の行動に落とし込めば、あなたのチームと部下は必ず変わります。チームをさらに強くするために、小さな一歩を踏み出してみてください。

決定版 強いチームをつくる! リーダーの心得
決定版 強いチームをつくる! リーダーの心得
伊庭正康
明日香出版社
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決定版 強いチームをつくる! リーダーの心得
決定版 強いチームをつくる! リーダーの心得
著者
伊庭正康
出版社
明日香出版社
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伊庭 正康(いば まさやす)

(株)らしさラボ 代表取締役

株式会社らしさラボ代表取締役。リクルートグループ入社。法人営業職として従事。プレイヤー部門とマネージャー部門の両部門で年間全国トップ表彰4回を受賞。累計40回以上の社内表彰を受け、営業部長、社内ベンチャーの代表取締役を歴任。

2011年、研修会社(株)らしさラボを設立。リーディングカンパニーを中心に年間200回を超えるセッション(リーダー研修、営業研修、コーチング、講演)を行っている。実践的なプログラムが好評で、リピート率は9割を超え、その活動は『日本経済新聞』『日経ビジネス』『The21』など多数のメディアで紹介されている。Webラーニング「Udemy」でも、時間管理、リーダーシップ、営業スキルなどの講座を提供し、ベストセラーコンテンツとなっている。

『できるリーダーは、「これ」しかやらない』『できる営業は、「これ」しかやらない』(以上、PHP研究所)』、『すぐやる人のビジネス手帳術(ナツメ社)』、『仕事が早い人がやらない段取りの仕方』(日本実業出版社)、『最速で仕事が終わる人の時短のワザ』(明日香出版社)など、著書は累計約50冊。

※無料メールセミナー(メルマガ) 「らしさラボ無料メールセミナー」、

※YouTube:「研修トレーナー伊庭正康のスキルアップチャンネル」(登録者19万人超)

Voicy:「1日5分 スキルUPラジオ」も放送。

公開日:2025/05/19