
2021年1月号
昨年11月よりリニューアルしました「要約の達人が選ぶ、今月のイチオシ!」では、編集部メンバーが毎月持ち回りで、それぞれの「イチオシ」を紹介していきます。
新年を迎えても明るい気持ちになり切れないニュースが続いている昨今、生き抜くためのヒントになる言葉は「バカ」ではないかと感じています。周りを明るくする「バカ」ではなく、社会に不安の種を落とすような「大バカ」にならないように、自分で考える力を養うことが何よりも求められている時代ではないでしょうか。 それは、ポジティブに仕事をこなしていくうえでも必要なマインドだと思います。 その観点で、編集部の石田が3冊選んでみました。
ライター・石田翼



この本と同じように、「バカ」という言葉をたくさん使ってみたいと思います。
「バカだなぁ」と真顔で言われたら、どんなに天真爛漫な人でも一瞬かたまります。
古今東西、バカにまつわることわざや格言は数多くありますが、決して良い意味で使われることはありません。
みんな、「バカ」と言われるのが嫌いなのです。バカになりたくないのです。
この本は、普段「バカ」と言われることなどおよそ無さそうな知恵者たちが、バカバカしいまでに真面目にバカについて考えてみせる、本当にバカみたいな内容です。かれらは、他人に迷惑をかけずにはいられない、見逃せないほどの大バカをなんとかしたくて、バカ正直に立ち向かっているのです。
私たちはみな誰かにとってのバカだそうです。せめて、この本で描かれている大バカにだけはならないようにしたいものです。
ところでみなさん、まさかここまでの「バカ」の回数を数えてなんていませんよね?


普段「バカ」と言われることはなくても、自分がきちんと考えられていると自信をもって言える人もそんなに多くないのではないでしょうか。
そもそも「考えている」状態とは何でしょう。考えたことが形になるとはどういうことでしょう。
『思考の技法』は、意識の周辺にあるアイデアの種に注意を向け、人間行動を改善するための「思考」について考え抜いた古典的名著です。そして、その「思考」にははっきりとしたプロセスとテクニックがあるというのです。
この思考の技法を改良していけば、だれもが考える力をつけることができる。知っていた方がお得であることは間違いありません。
あなた自身も思考がアップデートしていけば、創造的な自分を引き寄せられるようになるはずです。


考えることが多すぎて疲れた、とため息をついていてもバカから逃げることはできません。そうしているうちに、運をつかまえる機会すら見失ってしまいます。運を引き寄せられる人は、「バカ」を寄せつけない思考や行動のパターンをもっているのです。
うまくいっているように見える人は、実は自分の価値観や限界など、自分自身のカタチをよく理解しています。その自分を最大限に生かす方法を知っているから、周りから見たときに調子がよく映るわけです。
ここまでで考えるとは何かに思いめぐらせてきたあなたなら、この本を使って「運がいい」自分をイメージできるようになっています。「バカだなぁ」とため息まじりに言われることも大バカに苦労させられることもなくなるはず。
生き方の強さ、だたのバカで終わらない道は、考える自分の力でつくっていけるのです。