

まだまだ行動が制限される日々が続きますが、みなさま元気にお過ごしでしょうか。外出できなくてちょっぴり退屈。なんだか時間も余ってしまう。そんな方のために、腰を据えてじっくり読みたい3冊を選びました。お家時間の充実にお役立ていただけましたら幸いです。



まずお勧めしたいのは、安宅和人さんの『シン・ニホン』です。本書は、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2021」で政治・経済部門賞および総合グランプリに輝きました。
「日本はもう終わった」とたびたび口にされ、無力感が蔓延するなかで、安宅さんはそうした悲観論を「逃げ」だと喝破します。単に楽観論を述べるのでもなく、データに基づいて厳しい現実を見つめたうえで、未来を自ら創ろうとしています。安宅さんの行動力を目の当たりにすると、「未来を目指し、創る」ことの大切さを思い知らされます。まずは要約を読んで、残すべき未来について、考えてみませんか?


2冊目に紹介するのは、現役ゲームAI開発者である、三宅陽一郎さんの『人工知能が「生命」になるとき』です。「人工知能」と聞くと、意思を持った生命体を想像してしまうかもしれません。しかし、実際の人工知能は生命とはほど遠く、なんだか思っていたものと違う......。もしそんな違和感を感じているとしたら、それは「西洋」の人工知能と私たちの思い描く「東洋」の人工知能が対立しているからかもしれない、と三宅さんは指摘します。
西洋の人工知能が人間の「サーヴァント」であるのに対して、東洋では人工知能を人間と「対等」の存在であるととらえます。西洋の学問として発展してきた人工知能に、東洋の思想をぶつけることで、「人工生物」を生み出す道が拓けるのではないか——。これまでとは少し違った視点で人工知能について触れることができる本書を読んでいると、いつか「人工生命」に会える日がくるかもしれないとワクワクできること間違いなしです。


最後の一冊は、こんまり®こと近藤麻理恵さんが仕事について語った『Joy at Work ジョイ・アット・ワーク』です。「こんまり®メソッド」の本質は、片付けでも仕事でも変わりません。「ときめき」を軸に、まずはデスク周りをお片付け。そして、メールや会議などの形のないものにも、一つひとつ向き合い、残すものと手放すものを考えていきます。
ここで重要なのが、残すと決めたのであれば、そこから学び、貢献するのだという覚悟を持つことです。学びも貢献もないのであれば、いさぎよく手放す。そうして選んだものが、ときめく人生につながっていくのだというこんまり®メソッドは、自分を幸せにする仕事について考えさせてくれます。働き方がどんどん変わっていく今だからこそ、自分の仕事のときめきにじっくりと向き合ってみませんか?