出版社のイチオシ#042


各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!
技術評論社
新型コロナウィルス渦は、これまでにない働き方を模索する絶好のチャンス!
……という話があちこちで聞かれてはいるものの、自社ではそんなのムリ、とあきらめていませんか?
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」などのキーワードには食いつくんだけど、そこから何も始まらない。
上は「新しい提案を!」と言ってくるけど、結局だれかが反対して、潰される。
業務効率化ツールを入れたけど、ちっとも役に立たない。
最初はやる気があったけど、いつのまにかフェードアウトしてばかり。
――そんな“あるある”な現実をふまえて、「どこから変えていくか?」の一歩を踏み出す方法をたっぷり詰め込んだのが本書です。
本書の最大の特徴は、巻頭の「問題地図」に業務改善にまつわるあらゆる問題とその原因を網羅し、コミュニケーションの共通言語としていること。これを広げて、問題を見える化してみんなで共有すると、じつは同じ問題意識をもっていたり、めざす方向は同じことがわかったりします。
そこから、業務を整理整頓する方法、立ちふさがる抵抗勢力への対処法、三日坊主になりがちな活動を続けるコツなどを1つずつ押さえていくことで、「新しい常識に変化していける組織」ができるはずです。
シリーズ24万部の最新作、ぜひご一読を!
(編集 傳智之)中信出版日本
そもそも「5G」とは何でしょうか?
私は本書を読むまでは「スマホの通信が速くなる」程度に考えていました。
実を言うと「5G」は1〜4Gの進化とは違い、別次元にまで飛躍するものです。AIやブロックチェーンなどの新テクノロジーと結びつき、経済や社会の構造を一変させる可能性を秘めている、それが「5G」の本質なのです。
今注目のDXも5Gを知らずしては語ることはできません。
以上のような内容が細かく解説されている中国の書籍『5G時代』を日本語に翻訳したものが本書になります。
原著はIT先進国・中国の第一線で活躍する研究者によるものですが、日本版では専門用語に注釈をつけ、一般の方にも理解しやすいよう工夫しました。
第3部は技術的な内容のため、その他の通信の歴史(第1部、第2部)やAIや新テクノロジーとのシナジー(第4部、第5部)を読むだけでも5Gへの理解が非常に深まることでしょう。
通信業界の方だけでなく、一般的な「教養」として広くお読みいただける一冊です。
(エディター 高橋峰之)日本実業出版社


ロングセラー『Google流 資料作成術』の続編が登場です!
「データビジュアライゼーション」の基本を、ステップバイステップで詳しく解説し、ビジネスの現場で使える実践力を養成する「100以上のエクササイズ」を紹介します。
著者は、Google在籍中にデータビジュアライゼーション研修を担当し、現在は「ひどいパワーポイントをこの世からなくすこと」をミッションに活動する人物です。
その著者が主催する人気ワークショップを紙上で体験し、「一緒に練習」→「1人で練習」→「職場で実践」の3ステップで構成されるエクササイズに取り組めば、「どんな相手もデータ×ストーリーでアクションに導ける実践力」が身につくでしょう。
企画書・提案書・LP・ホワイトペーパーなどに載せるデータを「ただ見せるだけ」のもので終わらせずに、意思決定者から「行動を引き出す」ものにブラッシュアップするノウハウ満載です。
(編集担当 前川健輔)リベラル社
「いつ終わるんでしょうね」「いつ前のように戻るんでしょうね」と言う人がいますが、著者は前の生活に戻ることはないと言い切ります。今の状況を敗者復活のチャンスとして活かすべきだと考えています。
社会の意識改革を待っていたのでは間に合いません。自分の意識を変えれば、社会の変わってきたところに気づきます。「あの会社は、もうこんな取り組みをしている」と思えるのです。
この本は、著者の中谷彰宏氏がディズニーランド・消防大学校・ホテルチェーンなど、数々の企業研修をしてきた経験から、「新しい仕事術」をコンセプトにまとめた本です。
「リモート会話術」から「メンタル術」「時間術」「コミュニケーション術」など、この時代に必須の7つの仕事術をまとめています。
目指すのは、「トラブルをきっかけに、生まれ変わること」。
トラブルは、今まで気づかなかったことに気づかせてくれるチャンスです。
「なんでもっと早くに始めなかったんだろう」と気づいた瞬間に、その人はワンステージ上がります。
60分で読める意識改革から、はじめてみませんか。
(編集 伊藤光恵)