出版社のイチオシ#043


各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!
三笠書房
人間関係のストレスって、どうしたらなくなるでしょうか?
まずは「人に嫌われない」「相手を敵に回さない」だけでも、気持ちが安定し、ストレスはぐっと減るものです。
著者で心理学者の内藤誼人先生の提案は、まず何よりも肩の力を抜いて、「好かれよう」などとムリなことはしないこと、「嫌われないポイント」を押さえたうえで、リラックスして人づき合いに臨もうというものです。
本書を読むと、好かれる理由は人それぞれかもしれませんが、嫌われる理由は、かなり共通しているということがわかります。
「不安なことがあれば、相手に直接尋ねる」「答えるのは、相手が聞きたいことだけにする」など、本書に書かれていることが実践できれば、「嫌われない人」にとどまらず、周囲から見てかなり「気持ちのいい人」になれるはず。
コミュニケーションスキルを見直したい人に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
(編集本部 藤野)エムディエヌコーポレーション
この本は、堅苦しい言葉で言うなら、リモートワークに象徴される「一人ひとりの働き方の変革」をテーマした本。「働く個人の視点」と「会社・組織の視点」、2つの視点から、これからの会社、仕事、新しい働き方を考えていくものです。
リモートワークそのものの是非は、企業や職種、置かれている立場で百人百様ですが、実践してみた個人の見解は、とてもありがたいものだと思っています。
以前は「新しい働き方=リモートワーク」のように、実に単純なイメージしか抱いていませんでしたが……リモートワークは取っ掛かりに過ぎないというのが、この本を読み終えた、いち読者としての実感です!
コロナ禍で、これまでの「当たり前」を意識して捉え直す場面は多くなっています。
いまの働き方や会社、ライフスタイルのなかで、はっきりした悩みとまでいかなくても、ちょっとしたことを漠然とでも「変えたい」と感じている方は、ぜひご一読ください!
(担当編集 熊谷)サンマーク出版
今こそ自分に問いかける「在り方」という美意識。
すばる舎さんの『人は話し方が9割』によって、2020年のビジネス書部門の年間累計発行部数・国内著者ランキング1位を獲得した永松茂久氏が、渾身の思いを込めて書き下ろした自己啓発書の最新刊。
これからは「どう生きるか」よりも「どうありたいか」。新型ウイルスの影響で世界中が混迷を極めるなか、新たな価値観や考え方、流されない確固たる軸を持つことの大切さを説きます。
ぶれずに、そしてゆるがない自分の軸を持つためには、どうすればいいのか? 著者曰く「在り方とは、“こうありたい”と願う思いから生まれる物事のあるべき状態」であり、それは「自分の中の“美意識”である」と。
20〜30代から圧倒的な支持を得ている次世代のニューリーダーが、時勢を読み、さらには先人の知恵にもふれながら伝える、これからの生きる礎となる1冊です。
(担当編集者 鈴木七沖)学研プラス
要約アプリ「flier(フライヤー)」は、本屋さんの立ち読み感覚で、概要をさくっと知ることができて便利ですよね。flier利用者の中には、プロのライターが実践する「本の要約スキルを身につけたい!」と思っている人が多いのではないでしょうか。
要約スキルを身につければ、
「たくさんメモしたはずなのに、読んだ本の内容を覚えていない」
「読んでいるうちに筋がわからなくなって、何度も読み返す」
などがなくなるかもしれません。
現役の東大生が書いた『東大理Ⅲスピード読書術』は、ビジネスパーソンの「読書の悩み」を解決してくれます。地方県立高校から大学受験の最高峰「東大理Ⅲ」に合格した佐々木さんが、努力と創意工夫で編み出した、「本を効率的に、より深く理解しつつ読む」ためのテクニックが満載です。
「本は読むべき部分と、読み飛ばしてもかまわない部分でできている。その文章の核をなすもの、つまり主題。いかに読むべき部分を〝見つけ出す″か、それだけです(佐々木)」
忙しくて時間がないビジネスパーソンにこそ、ぜひ読んでほしい本です。これまでより短い時間で、一冊の本を読破することができると思います。
(編集部 ウラカワ)