出版社のイチオシ#049


各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!
プレジデント社
「何のために働くのか」「人生に意味はあるのか」、若い時は真剣に思い悩みます。ところが社会に触れて年数が経つうち、純粋な思いはいつしか変質していく。
天野篤先生もそうでした。父の病をきっかけに心臓外科医を志し、三浪、上司からのクビ宣告を乗り越え、「患者さんのために」という思いでいたはずでした。でも、気がつけば手術数を自慢し、特別な患者を優遇している自分がいた。
そこで天野先生は立ち止まります。自らの歩みを振り返り、生き方を問い直しました。そして定年を迎える今、「常在緊急対応」の精神で一切の酒席を断り、職場のソファで眠ることも厭わず、「かたときも医師としての時間は無駄にはできない」と医師道に邁進しています。
オフポンプ術の普及、上皇陛下の手術執刀などの業績も、自分を見つめ直し、自己変革をしたから成し得たことでした。
「誰でもなりたい自分になれる」――。本書は、すべての人にエールを贈る自伝的生き方書です。
(編集部 村上誠)サンマーク出版
ひとことで言うと、現代の政治を舞台に歴史上の人物が活躍する「日本史版アベンジャーズ」です。
家康、秀吉、信長、龍馬、綱吉、大久保利通、北条政子、足利義満……etc。
誰もが教科書で見たことのある英傑たちが、AIとホログラム技術により2020年に復活し、現代日本が抱える難題に立ち向かいます。
「コロナを収束させ、地に堕ちた国民の信頼を取り戻せ!」をミッションに家康率いる最強内閣は
・日本初のロックダウン
・給付金を50万円を10日で配る
・オリンピックの代わりにリモート万博
など、大胆な政策を次々と実行。
最初は「昔の人に何ができるのか」と半信半疑だった国民も、えげつない決断力と実行力に次第に歓喜していくが、その先に待っていたのは……、世界で最も国民の熱狂的な支持を受ける独裁国家だった!
ビジネス、政治、歴史、ミステリー、あらゆる時代とジャンルの垣根を超えた教養エンタメ小説を是非お楽しみください。
ちなみに、歴史や政治が苦手な人にも楽しんでもらえるように、注釈やルビが多めに入れていますので安心して手にとっていただければと思います。
(編集部 淡路勇介)アルク
著者の転機は、40歳を目前に上司から戦力外通告を受けたこと。頼る先が一瞬にして崩れたとき、人はどんな立て直しを図れるでしょうか。
それまで巨大IT企業でキャリアを積んできた著者は、人生の優先順位をリセットします。安全な道を会社に用意してもらう考えを捨て、テクノロジーの急速な変化についていくスキルを磨き、自分が成長し続ける方法を模索します。
けれど、学び続け、成長し続けるには時間が必要。日々、仕事に忙殺されては学ぶ時間もつくれません。いや、しかし、そもそも一人で仕事を抱え込む必要があるのでしょうか?
インターネットによって世界中の優秀な人材と繋がり、「必要な時に、必要なだけ」彼らの力を借りられる時代。足りない労働力の補充ではなく、新たなソリューションを生み出すための「ギグエコノミー」が浸透し始めています。
本書では、NASAや米国企業における人材活用例も豊富に紹介。
人も時間もビジネスも、もっと変わる――。世界で進むギグエコノミーの真髄がわかる1冊です。
(第3編集部 佐野郁世)リベラル社
この一年で、リモートワークが導入されたり、打ち合わせや会合などの直接会うことを自粛したりと、社会生活が一変しました。急激に働き方が変わる中で、業務に加え、人間関係や私生活でもストレスを感じることが増えたという人も多いのではないでしょうか。
ストレスに押しつぶされずに自分を保つ「メンタル」を整えることや、ちょっとした風邪で社会人としての信用を失わないための「体調管理」も緊急課題になりました。そんな悩みを解決すべく、「メンタル」「体調」「人間関係」「習慣」を手軽にリセットする方法を66個紹介したのが本書です。
著者の中谷彰宏は、博報堂のCMプランナーとしてテレビやラジオCMを企画・演出してきた、「時代を読む」プロフェッショナル。長年のコピーライター経験と1000冊を超える本の執筆によって培われた中谷彰宏氏の切り口には「時代を読む力」があります。 その中谷彰宏氏が、今、時代が求めているのは「リセット」だと断言します。
うまくいっている時に「リセット」はむずかしいもの。著者は、「ウィズコロナは、リセットのチャンスを与えてくれた」と考えています。今までのやり方は通用しないので、やり方を変えざるをえません。ある意味、どさくさに紛れて「リセット」できるのです。
生まれ変わるとは、何かを手に入れることではなく、あなたの魅力は、あなたの中に、すでにあると、著者は言います。
「リセット」することで、あなたの魅力が放たれることを願っています。
本書の中で、「あっ、これしてみよう」とピンときたものから、試してみてください。
楽しそうな「リセット」から、試していくだけでいいのです。
読むだけで今すぐ使えて、真似できる「リセット術」が満載です。
(編集 伊藤光恵)