
各出版社の「これはぜひ推したい!」という本を揃えたコーナー、「出版社のイチオシ」です。フライヤーで要約をご紹介しきれない書籍の中で、各出版社のオススメを記事形式でご紹介します!
ライター・石田翼
『anan』元編集長であり、『Hanako』『POPEYE』『ブスの瞳に恋してる』『ザ・トレーシーメソッド』などを手掛けた、ヒットメーカーの能勢邦子さん。
本書ではその能勢さんが、SNS・web記事・社外文書・メール・企画書・HP・販促物・商品紹介などの文章をつくるすべての人に向けて、「読まれる」「売れる」言葉をつくる方法を、余すことなく紹介します。
たとえば、
「知名度80%が流行語の使いごろ」
「和語を使うとはんなり感があふれ出す」
「読者を途中で飽きさせない工夫」といった内容から、
「先を聞きたくなるプレゼンづくりの秘策」
「ひと目で伝わるビジネス文書のつくりかた」
「文章やメールがスラスラ書けるコツ」など
ビジネスに役立つトピックも満載。
どれもほんの少しの工夫で効果を発揮し、一度身につければ一生使える技術です。
ヒット作の舞台裏を覗き見することもできるので、読み物としてもぜひお楽しみください。
この本は、不器用でうまく立ち回れなくても真面目に生きている人への応援歌です。
コロナ禍の中、昨年は日常の中で死を感じる機会が増えました。そんな中偶然読んだ岩波文庫『後世への最大遺物』で語られていた「死ぬときに何をのこしたいか」というテーマに心をつかまれました。この本は、今から100年以上前の1894年、日本を代表する思想家・内村鑑三が当時の若者を集めて行った講演の内容をまとめたもの。お金、事業、教育と順に語られる中で、誰でものこすことができ、最も価値があるものは勇敢で真面目な人の一生であるという答えには勇気をもらいました。
素晴らしい内容でも、文章の言葉遣いが慣れず読みづらいと感じ、これを読みやすくしより多くの人に届けたいという思いから、『後世への最大遺物』を現代語訳し復刊するこの企画が生まれました。
今の社会では、真面目に生きることが軽んじられているように感じます。内村の言葉に触れ、真面目に生きるという生き方自体に価値があるということを知ってほしいです。
(編集部 野本)「統計学」を使ったビッグデータやマーケティングは、今日のビジネスの現場で不可欠なものとなりました。私たちの生活に関わる身近な例では、テレビの視聴率、駅からの距離と賃料、偏差値をはじめ、さまざまなものがありますが、これらのしくみは統計学がわかると、とたんに理解することができます。
そこで、このたび“サクッとわかる教養シリーズ”の続編として、『統計学』を刊行しました。横浜国立大学大学院教授、今野紀雄先生監修のもと、重要なポイントを絞りこみ、イラストや特殊な図版を用いて解説しているので、タイトルの通り“見るだけ”で手軽に統計学が学べ、読後は他人に説明できるレベルまで深く理解することができます。
最終章では、AIやディープラーニングなど、今だからこそ知っておきたい情報についても記載していますので、あらゆるビジネスシーンに役立つ1冊です。
(編集本部 新井)なぜ歴史家のスナイダーがパンデミックについて書くのか。正直、私は、原書刊行の話を聞いたとき、あまり腑に落ちなかった。止めときゃいいのに、とさえ思ったのだが、次の文章に出会って、彼の真意に気づいた。
「私はそれまで書いてきた人びと……大量殺人の犠牲者や生存者の経験に思いを馳せた。私は現在まで、その意図に何の曖昧さもなしに人びとの命を直接的に――射殺もあれば、人為的に引き起こした飢餓、ガス殺もあったが――奪った政策について書いてきた。そして私は[中略]、意図的に健康を剥奪するのもまた、それに類する危害だと気づいた。人間は、同胞として治療され癒されるのではなく、人間でなく疾患の源として扱われることもありえた。別の集団のより大きな利益のために、健康状態によって選別され、死に至るまで働かされることもありえたのだ」(32頁)。
スナイダーが、肝疾患による敗血症のために生死の淵を彷徨ったという不条理も一因だろうが、本書には彼の怒りが充ち満ちている。トランプを頂点とするアメリカの権威主義体制に対する怒り。医療の世界にも及んでいる経済寡占に対する怒り。その怒りを起点として、彼は、アメリカの医療システムや公衆衛生の脆弱さ、人権問題、民主主義の衰退を鋭く衝いていく。だから、彼が自身の病床の体験から、病床での怒りを起点とした一点突破から、アメリカを蝕む真の病を描くのも謂われないのことではないのだ。
(慶應義塾大学出版会 K)新しい資金調達の手段として定着したクラウドファンディング。アイデアがあり、共感を集めることができれば、1000万円、ときには億単位のお金を集められるようになりました。ただ実際チャレンジしようとなると、何から始めればよいか、意外とわからないもの。
本書は、クラウドファンディングで1億円を調達した著者が、成功するためのノウハウを丁寧かつわかりやすく解説しています。「コンセプト」「リターン/リワード」をどのように決めるか、共感を得やすい「プロフィール」とは、成功のカギを握る「初速の出し方」「追い込みのかけ方」をどうするか、どのように「PR」し、「SNSで拡散」させるか、など、これ1冊でやるべきことが明確になります。
オリエンタルラジオ・中田敦彦さんが絶賛、大手クラウドファンディングサイトであるCAMPFIRE家入一真社長やGREEN沼田健彦CEOも推薦を寄せています。ぜひ本書であなたの夢を実現させてください。
(編集 田賀井)