
「頭のいい人」は他者の承認欲求を満たす
全国の未来屋書店95店舗にて、2024年9月10日まで実施していた”フライヤー棚”では、フライヤーで話題の書籍を30点ご紹介しました。 今回はその中から最も売れた3冊をピックアップ。今読むべき本をこの機会にぜひチェックしてみてください!
ライター・川上留依


第1位に輝いたのはフライヤー棚で驚異の8か月連続1位を獲得した『頭のいい人が話す前に考えていること』です。
著者は、ティネクト株式会社の代表で、ビジネスメディア「Books&Apps」を運営する安達裕哉氏。コンサルタント時代に多くの経営者と向き合ってきた経験を基に、本書では「頭のいい人」がコミュニケーションで実践している7つの黄金法則と5つの思考法を紹介しています。
たとえば、黄金法則の7つめは、コミュニケーションにおいて「話が上手になること」よりも「承認欲求をどうコントロールするか」が重要だということ。人はつい自分のアピールをしてしまうものですが、自分の承認欲求を抑制し、他者の承認欲求を満たすことができる人のほうが、相手の信頼を得ることができます。
本書で紹介される法則や思考法のうち、あなたはいくつ実践できているでしょうか。周囲から「頭のいい人」と認められるようになると、仕事や人間関係を今よりも自分の思い通りに進めることができるはずです。


第2位は『このプリン、いま食べるか? ガマンするか?』です。著者の柿内尚文氏は、編集者として手がけた書籍から10万部を超えるベストセラーを55冊以上も出した、書籍編集・コンテンツマーケティングのプロフェッショナルです。
本書のテーマは「時間の法則」。人生の時間はすべて「幸福の時間」「投資の時間」「役割の時間」「浪費の時間」の4つに分けて考えることができます。「幸福の時間」を増やすことが最も重要ですが、真面目な人ほど「やりたいこと」よりも「やらなければいけないこと」を優先しがちなもの。そんな人のために、本書は「やらなければいけないこと」を「幸福の時間」に変換する工夫も扱っています。
「今ここ」にある時間の価値を高めたいと願う人にとって、大きな助けとなる書籍です。


第3位にランクインしたのは『きみのお金は誰のため』です。主人公の優斗の物語を読み進めるなかで、お金や経済にまつわる知識を自然に深めることができる経済教養小説です。
優斗に講義をしてくれる、ボスと呼ばれる謎の人物は、「お金で解決できる問題はない」と語ります。たとえば、ドーナツ1つと100万円の札束、問題解決に役立つのはどちらでしょうか。優斗は100万円だと即答します。しかし、軟禁状態で空腹であったり、無人島に一人でいたりしたら、100万円には使い道がありません。しかし、ドーナツならば、空腹を満たすことはできます。つまり、お金で問題を解決できるのは、そのお金が使えるときだけ。お金について、こんなふうに考えてみたことはあったでしょうか?
お金に振り回されがちな人は、本書を一読して「お金の正体」と向き合うことで、認識が変わっていくかもしれません。