100年無敵の勉強法

何のために学ぶのか?
未読
日本語
100年無敵の勉強法
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何のために学ぶのか?
未読
日本語
100年無敵の勉強法
出版社
定価
1,210円(税込)
出版日
2021年09月15日
評点
総合
3.5
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
3.5
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おすすめポイント

多くの人が、中学3年生、高校3年生で受験勉強に挑戦することになるだろう。あの一年は終わりが見えないような気がして、要約者自身は、受験勉強を精一杯やりきったとは言えなかった。どう頑張りぬいたらいいのか、受験勉強の先に何があるのかが分からなかったのかもしれない。

「大人になってからの方が勉強をしたくなる」とよく言われるが、それは要約者にも当てはまる。読書量が増えたのは大学卒業後のことだ。また、もともと外国語に興味はあったが、どこかで「外国語は何かに役立てるもの」という固定観念があり、学生時代に学んでいた英語とドイツ語にとどまっていた。だがある日ジョージア語のテキストを偶然手に取り、その文字のかわいらしさに心奪われ、独学で読み方を学んだ――という経験もある。そのくらいの知識では何かの役に立つことはないけれど、とにかく単語を読めたらうれしいし、書くのは楽しいものだ。

著者は、「活きた勉強」はワクワクするものであり、人生を豊かにしてくれる、と言っている。ジョージア語の文字を学んだとき、要約者は初めて活きた勉強に触れたのかもしれない。今ならそう思える。

本書は、「なぜ勉強をするのか?」という誰もが抱く疑問に答えをくれる。要約者は「中高生のときにこの本に出合っていたら、違った未来が待っていたかもしれない」とつい考えてしまった。中高生に読んでほしいのはもちろん、大人にとっても気づきの多い一冊だ。

著者

鎌田浩毅(かまた ひろき)
1955年東京生まれ。筑波大学附属駒場中学・高等学校卒業。東京大学理学部地学科卒業。通産省主任研究官、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授・同名誉教授。専門は火山学、地球科学、科学教育。「京大人気No.1教授」の「科学の伝道師」。著書は『新版 一生モノの勉強法』『座右の古典』(共にちくま文庫)、『やりなおし高校地学』(ちくま新書)、『地学のツボ』(ちくまプリマー新書)、『火山噴火』(岩波新書)など。

本書の要点

  • 要点
    1
    勉強するのとしないのとでは、人生の「質」が格段に違う。「活きた勉強」をして、人生を楽しいものにしよう。
  • 要点
    2
    大学受験を通して、一生使える「コンテンツ学力」と「ノウハウ学力」が身につく。
  • 要点
    3
    少ない努力で大きな成果を出すには、「棚上げ法」と「不完全法」が効果的だ。「棚上げ法」とは、何かを調べていて分からないとき、一時的に棚上げして先へ進むこと。「不完全法」は、多少粗くても、期限までに許容範囲の内容と質で全体を完成させる方法だ。

要約

【必読ポイント!】 なぜ勉強するのか?

勉強は人生の「質」を変える

なぜ勉強をしなくてはならないのか――そんな疑問を抱いたことがある人は多いだろう。本書はこの素朴な疑問に答える本だ。

実は、勉強するのとしないのとでは、人生の「質」が格段に違ってくる。中高生のときには実感できないかもしれないが、勉強すれば楽しくて豊かな未来に一歩近づけるのだ。

勉強には「活きた勉強」と「死んだ勉強」がある。「活きた勉強」は、楽しく、生きることを明るくしてくれるものだ。「学校の勉強は無駄だった」と言う人もいるが、そのような人は「死んだ勉強」をしてきたのだろう。

活きた勉強をしていると、自然とワクワクしてくる。ひとたび活きた勉強の楽しさを知ったら、もう死んだ勉強に戻ることはできない。

大学受験の3つの意義
kazuma seki/gettyimages

受験は意外にも、人生の役に立つ。具体的には、3つの意義がある。

1つ目の意義は、受験で学んだ内容は一生にわたって役立つ基盤になることだ。大学受験は「コンテンツ学力」と「ノウハウ学力」という2つの能力を獲得する絶好の機会である。

コンテンツ(内容)学力とは、英単語・歴史年代・物理法則など、覚えればそのまま使える学力のこと。著者自身、受験で身につけた英語力は、学者として論文を読むうえで大いに役立っている。

一方、ノウハウ(方法)学力とは、新しい知識を獲得する能力のことだ。ノウハウ学力を身につけることで、限られた時間内に成果を上げられるようになる。

2つ目の意義は、受験勉強によって自分の世界を広げられることだ。教養とは、世界の多様性を理解する力で、コンテンツ学力から醸成される。幅広い知識を身につければ、さまざまなものを「おもしろがれる」好奇心が生まれるのだ。

3つ目の意義は、自分の適性を発見できることだ。「自分をプロデュースする力」が身につくと言い換えてもいいだろう。複数の教科を勉強するうちに、意外な分野に興味を持つこともある。受験勉強は「自分探し」にも役立つのだ。

勉強は、自分に何をもたらしてくれるのか。それを理解して取り組めば、結果はおのずと違ってくるはずだ。

活きた勉強とはどんなものか

一生役立つコンテンツ学力

英単語や歴史の年号、元素記号、生物の分類名などといったコンテンツ学力は、受験を突破するためだけのものではない。社会に出てからもあらゆる場面で役に立つものだ。実際、学者である著者は、英語で論文を読んだり書いたり、国際学会で議論したりしているが、それができるのは高校時代に必死に英語を勉強したからだ。

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