ビジネスマンのための「読書力」養成講座

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ビジネスマンのための「読書力」養成講座
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出版社
ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価
1,100円(税込)
出版日
2008年09月15日
評点
総合
4.5
明瞭性
5.0
革新性
3.5
応用性
5.0
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おすすめポイント

「読書をすれば、頭がよくなる」

この言葉は一見説得力があるように思える。小学生くらいから親や学校の先生から繰り返しこのように言われる。しかし、私もそう思う反面、本当にそうなのかという懐疑的な心理も同時に持っていた。「本当に読書をすれば頭はよくなるのだろうか。何を読めば頭が良くなるというのか。たくさん本を読むのが是であれば、速読を身に着ければ頭が良くなるのではないか。というより、そもそも頭がいいとは一体どういう状態なのだろうか。」

ビジネスの一線で活躍したいと思う人であれば、当然頭がよくなりたいに決まっている。著者の小宮氏が言うように読書が頭をよくする最善の勉強法であるならば、みんなが読書にふけっているはずだ。しかし、ふと電車の中を見渡すと、読書をしている人は極めて少ない。会社の昼休みに本を読んでいる人など、ほとんど見かけない。まるで、「読書をしても頭はよくならない」と無言の主張を行っているようにすら思える。

断言してもいい。本書は内心「読書をしても頭はよくならない」と感じている人にとって、人生を変えるインパクトを持つだろう。読了後、読書に関するこれまでの疑問はきっとすべて解消されるはずだ。本書には、親も学校の先生も教えてくれなかった「正しい読書の仕方」が記されている。

本論に入る前に、面白いフレーズを紹介しよう。『「速読」では頭はよくならない』そうだ。「なんで?」と思った人は以下の要約を読むのもいいが、本書は絶対に買うべきだと強く推薦したい。

著者

小宮一慶(こみや・かずよし)
経営コンサルタント。株式会社小宮コンサルタンツ代表。十数社の非常勤取締役や監査役、顧問も務める。1957年、大阪府堺市生まれ。81年に京都大学法学部卒業。東京銀行に入行。84年7月から3年間、米国ダートマス大学経営大学院に留学。MBA取得。帰国後、同行で経営戦略情報システムやM&Aに携わったのち、岡本アソシエイツ取締役に転じ、国際コンサルティングにあたる。
その間の93年初夏には、カンボジアPKOに国際選挙監査員として参加。 94年5月からは、日本福祉サービス(現セントケア)企画部長として在宅介護の問題に取り組む。96年に小宮コンサルタンツを設立し、現在に至る。 2012年、名古屋大学経済学部非常勤講師に就任。主な著書に、『どんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座』『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』等、ディスカヴァーのビジネスマンシ リーズ、ならびに『ビジネスマン手帳』のほか、『「1秒!」で財務諸表を読む方法』 (東洋経済新報社)、『あたりまえのことをバカになってちゃんとやる』(サンマーク出版)、『日経新聞の数字がわかる本』(日経BP社)他多数。

本書の要点

  • 要点
    1
    本は読み方次第で、いくらでも、読み手の頭をよくしてくれる。正しい読書法を身に着ければ、あらゆる分野について、読書による独学も可能(30時間で専門家レベルに達する)である。
  • 要点
    2
    どんな読書法をしようと、頭をよくする本としない本がある。逆に、頭をよくする本でも、読書法が間違っていると、頭は良くならない。
  • 要点
    3
    読書は「目的」によって使い分けるべきものであり、その目的に合わせて、①速読、②通読レベル1、③通読レベル2、④熟読、⑤重読(再読)の5つの読書法が存在する。

要約

はじめに

「読書力」を鍛えれば、頭はどんどんよくなる!

『本は読み方次第で、いくらでも、読み手の頭をよくしてくれます。いくつかの専門分野なら、読書による独学も可能です。読書は、いまも、わたしにとって最高の勉強法です。』

小宮氏は冒頭で読書について上記のように語っている。しかし、この言葉だけを切り取って、多読に走るのは少し待っていただきたい。がむしゃらに多読しても頭はよくならないのだ。小宮氏は以下のように読書の注意点を指摘している。

『読書で頭をよくすることができる。でも、どんな読書法をしようと、頭をよくする本としない本がある。逆に、頭をよくする本でも、読書法が間違っていると、頭は良くならない。』

それではどのように「読書」するのが望ましいのだろうか。

小宮流五つの読書法
diego_cervo/iStock/Thinkstock

小宮氏は、読書は「速さ」によって区別されるものではなく、「目的」によって使い分けるべきものであると主張している。

小宮氏は読書をその目的に応じて、①速読、②通読レベル1、③通読レベル2、④熟読、⑤重読(再読)の5つに分けている。以下ハイライトでは、5段落に分けてその5つの読書法を紹介していきたい。

速読

速読では、頭はよくならない

巷では「速読」というスキルは脚光を浴びがちであるが、小宮氏は本章でいきなり「速読では頭はよくならない」と指摘している。小宮氏の言う「頭のよい」状態というのは「高い論理的思考力」を兼ね備えた状態のことである。論理レベルを高めるためには、論理レベルが高い人が書いた本を読んで、その論理を「なぞる」のが非常によい方法である。しかし、残念ながら、速読でそれを得ることはまず不可能なのだ。

例えば、論理レベル3の人が、論理レベル5の本を速読で読んだとしたら、どうなるだろうか。目次程度の表面的な「情報」は得ることができるが、所詮は表面的な「知識」にすぎない。知識はすぐに忘れてしまう。本を読んだ気にはなるだろうが、それだけのことなのだ。頭をよくするには、自分より論理レベルの高い人の本を、じっくり読む必要があるのだ。

速読は知識を短時間で得るための読書
dolgachov/iStock/Thinkstock

だからといって、小宮氏は速読を否定しているわけではない。というのも、速読にもメリットが存在するからだ。そのメリットとは、「必要十分な知識・情報を素早く手に入れることができる」ということだ。すなわち、頭からすべて読むのではなく、自分が必要なポイントだけ拾って読んでいくのが速読なのである。

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