ゴールドプランなら4,000冊以上が全文読み放題! 7日無料体験はこちらから
ビジネスマンのための「読書力」養成講座の表紙

ビジネスマンのための「読書力」養成講座


本書の要点

  • 本は読み方次第で、いくらでも、読み手の頭をよくしてくれる。正しい読書法を身に着ければ、あらゆる分野について、読書による独学も可能(30時間で専門家レベルに達する)である。

  • どんな読書法をしようと、頭をよくする本としない本がある。逆に、頭をよくする本でも、読書法が間違っていると、頭は良くならない。

  • 読書は「目的」によって使い分けるべきものであり、その目的に合わせて、①速読、②通読レベル1、③通読レベル2、④熟読、⑤重読(再読)の5つの読書法が存在する。

1 / 6

はじめに

「読書力」を鍛えれば、頭はどんどんよくなる!

『本は読み方次第で、いくらでも、読み手の頭をよくしてくれます。いくつかの専門分野なら、読書による独学も可能です。読書は、いまも、わたしにとって最高の勉強法です。』

小宮氏は冒頭で読書について上記のように語っている。しかし、この言葉だけを切り取って、多読に走るのは少し待っていただきたい。がむしゃらに多読しても頭はよくならないのだ。小宮氏は以下のように読書の注意点を指摘している。

『読書で頭をよくすることができる。でも、どんな読書法をしようと、頭をよくする本としない本がある。逆に、頭をよくする本でも、読書法が間違っていると、頭は良くならない。』

それではどのように「読書」するのが望ましいのだろうか。

小宮流五つの読書法

diego_cervo/iStock/Thinkstock

小宮氏は、読書は「速さ」によって区別されるものではなく、「目的」によって使い分けるべきものであると主張している。

小宮氏は読書をその目的に応じて、①速読、②通読レベル1、③通読レベル2、④熟読、⑤重読(再読)の5つに分けている。以下ハイライトでは、5段落に分けてその5つの読書法を紹介していきたい。

2 / 6

速読

速読では、頭はよくならない

巷では「速読」というスキルは脚光を浴びがちであるが、小宮氏は本章でいきなり「速読では頭はよくならない」と指摘している。小宮氏の言う「頭のよい」状態というのは「高い論理的思考力」を兼ね備えた状態のことである。論理レベルを高めるためには、論理レベルが高い人が書いた本を読んで、その論理を「なぞる」のが非常によい方法である。しかし、残念ながら、速読でそれを得ることはまず不可能なのだ。

例えば、論理レベル3の人が、論理レベル5の本を速読で読んだとしたら、どうなるだろうか。目次程度の表面的な「情報」は得ることができるが、所詮は表面的な「知識」にすぎない。知識はすぐに忘れてしまう。本を読んだ気にはなるだろうが、それだけのことなのだ。頭をよくするには、自分より論理レベルの高い人の本を、じっくり読む必要があるのだ。

速読は知識を短時間で得るための読書

dolgachov/iStock/Thinkstock

だからといって、小宮氏は速読を否定しているわけではない。というのも、速読にもメリットが存在するからだ。そのメリットとは、「必要十分な知識・情報を素早く手に入れることができる」ということだ。すなわち、頭からすべて読むのではなく、自分が必要なポイントだけ拾って読んでいくのが速読なのである。

もっと見る
この続きを見るには...
残り2968/3977文字

4,000冊以上の要約が楽しめる

要約公開日 2014.03.28
Copyright © 2026 Flier Inc. All rights reserved.

一緒に読まれている要約

スタンフォードの自分を変える教室
スタンフォードの自分を変える教室
ケリー・マクゴニガル神崎朗子(訳)
シンプルに考える
シンプルに考える
森川亮
これからの「正義」の話をしよう
これからの「正義」の話をしよう
マイケル・サンデル鬼澤忍(訳)
21世紀の資本
21世紀の資本
トマ・ピケティ山形浩生・守岡桜・森本正史(訳)
多動力
多動力
堀江貴文
新訂 孫子
新訂 孫子
金谷治(訳注)
スタンフォード式 最高の睡眠
スタンフォード式 最高の睡眠
西野精治
ロジカル・シンキング
ロジカル・シンキング
照屋華子岡田恵子

同じカテゴリーの要約

頼るのがうまい人がやっていること
頼るのがうまい人がやっていること
有川真由美
お金の不安という幻想
お金の不安という幻想
田内学
すぐやる人の小さな習慣
すぐやる人の小さな習慣
大平信孝大平朝子
記憶脳
記憶脳
樺沢紫苑
感情に振り回されない 精神科医が教える心のコントロール
感情に振り回されない 精神科医が教える心のコントロール
和田秀樹
聴く技術
聴く技術
山根洋士
「いい質問」が人を動かす
「いい質問」が人を動かす
谷原誠
なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣
なぜか機嫌がいい人がやっている100の習慣
藤本梨恵子
一・五代目 孫正義
一・五代目 孫正義
井上篤夫
心の中のネガティブさんと上手につきあう方法
心の中のネガティブさんと上手につきあう方法
精神科医Tomy