母親が知らないとヤバイ「男の子」の育て方

未 読
母親が知らないとヤバイ「男の子」の育て方
ジャンル
著者
柳沢幸雄
出版社
秀和システム 出版社ページへ
定価
1,300円 (税抜)
出版日
2017年05月01日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
3.5
応用性
4.5
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母親が知らないとヤバイ「男の子」の育て方
著者
柳沢幸雄
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定価
1,300円 (税抜)
出版日
2017年05月01日
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4.0
明瞭性
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革新性
3.5
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レビュー

男の子の思春期ほど、母親にとって悩みのタネになるものはない。かつては「ママ、ママ」と自分を慕ってくれた息子。なんでも話してくれていたはずなのに突然口をきかなくなり、質問すると「うるせぇ」と返される。わが子なのにどう扱っていいかわからない――母親はそう悩むかもしれないが、これは、思春期男子の正常の態度である。男の子が成長の過程でたどる道筋なのだ。

本書は、名門男子校である開成中学校・高等学校の校長を務める著者が、男の子の正しい育て方を指南した本である。男の子の心や体の成長の仕方、彼らの言葉や態度の裏にある本当の意味、男の子と女の子の違い、彼らを健やかに成長させる方法などが非常にわかりやすく書かれている。

男の子が思春期にさしかかったら、これまでとは接し方をガラリと変えて臨まなければならない。子ども扱いではなく、頃合いを読んで引き算で接する必要があるそうだ。本書では、その絶妙なタイミングがレクチャーされている。実践すればきっと、あなたの息子は、本人らしい未来に向かって健やかに成長するだろう。大丈夫、親の思いはいつか理解してもらえるときがくる。そのときがくるまで、親は親としてできる限りのことをしてあげよう。

思春期真っ只中の息子を持つ方にはもちろんのこと、息子がこれから思春期を迎えるという方にとっても、心強い味方になってくれる一冊だ。

山下 あすみ

著者

柳沢 幸雄(やなぎさわ ゆきお)
1947年生まれ。東京大学名誉教授。開成中学校・高等学校校長。開成高等学校、東京大学工学部化学工学科卒業。71年システムエンジニアとして日本ユニバック(現・日本ユニシス)に入社。74年退社後、東京大学大学院工学系研究科化学工学専攻修士・博士課程修了。ハーバード大学公衆衛生大学院准教授、併任教授(在任中ベストティーチャーに数回選ばれる)、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授を経て2011年より現職。シックハウス症候群、化学物質過敏症研究の世界的第一人者。主な著書に『東大とハーバード 世界を変える「20代」の育て方』(大和書房)、『なぜ、中高一貫校で子どもは伸びるのか』(祥伝社新書)、『18歳の君へ贈る言葉』(講談社+α新書)などがある。

本書の要点

  • 要点
    1
    母親を毛嫌いするのは、男の子の本能だ。母親は疑似恋愛から卒業して、子どもの羽ばたきを喜んでやらなければならない。
  • 要点
    2
    親の決めたルールが他の家と違うと子どもが主張してきたとしても、ルールを変える必要はない。経済的に自立できるまでは、親が決めたルールに文句を言わせないという考え方でよい。
  • 要点
    3
    いじめは「ある」という前提のもと、対処法を考えなければならない。いじめられていることがわかったとしても、直接的な行動はせず、本人の意向を聞くようにする。そのうえで、学校、カウンセラーなどの第三者に相談するのがよい。

要約

男の子の実態を理解しよう

「うるせぇ」は「ねぇ、母さん」と同義語
monkeybusinessimages/iStock/Thinkstock

思春期に入ると、男の子は急に口数が少なくなる。「メシ、風呂、寝る、うるせぇ」の4語で会話を済ませようとするくらいだ。なぜなら、男だけで群れて遊ぶ世界、仲間内だけで通じ合える会話やルールなど、親が介入しない世界が楽しくなってきているからだ。

多くの母親は、こういった「大人にはわからない楽しい世界」の存在を理解しない。だから、的外れなことを言ったり、心配して「やめなさい」と言ったりする。しかし男の子には、母親に知られたくない、介入して欲しくないことがたくさんある。それにもかかわらず息子の何もかもを知ろうとすることが「うるせぇ」なのだ。

ただ彼らは、「うるせぇ」と言いながらも、母親を頼っていないわけではない。「うるせぇ」という言葉の後ろに「本当は、不安でたまらないんだよ、母さん」と、心の中で付け加えている。だから「うるせぇ」と言っているうちは、追いかけてガミガミ言うのではなく、まだ頼りにされていると解釈し、生意気な息子を受け入れてあげよう。やがて彼は成長し、「メシ、風呂、寝る、うるせぇ」に加えて「ありがとう」と言うようになるはずだ。

「母親を毛嫌いする」のは男の子の本能

ヒトは、第二次性徴を迎えたら、異性の親とは本能的に離れていく傾向がある。これは近親相姦を防ぐためであって、生物学的に見れば当然のことだ。しかし、親には子離れの本能がないため、離れていく子どもに対して寂しい、悲しいと思ってしまう。

子どもたちは中学生になると「子ども」から「大人に近づいていく少年」になる。母親は疑似恋愛から卒業して、子どもの羽ばたきを喜んでやらなければならない。

頭の中は「性のこと」でいっぱい

小学校高学年以降、男の子は性に興味を持ち始める。彼らの性欲は、自分の意識や知恵でコントロールすることができないものだ。あなたの息子に精通があると感じたら、母親として少し観察力を鋭くしよう。性欲を満たす行動に夢中になっていないか、SNSなどを利用して女性と知り合っていないか、そこにお金がからんでいないかなど、息子の行動をよく観察する。

息子の恋愛についていろいろ聞いたり問い詰めたりしてしまうのは、逆効果だと言えよう。反対されると、ますます燃えてしまうからだ。「どこで知り合ったか」をさりげなく尋ねてみて、学校とは関係のない場所で知り合ったということなら、少し注意しておこう。また、中高生のうちは、付き合う女性を一度家に連れてくるよう促すといいだろう。会ってみて安心できないようなら、きちんと理由づけをして、親としての考えを伝えるべきだ。

大切なルールを徹底させよう

親の決めたルールに従わせる
amana imagesRF//Thinkstock

「地震・雷・火事・親父」という言葉がある。これら4つは避けようと思っても避けられない怖いものだと認識せよ、という意味である。親父は多くの場合、家庭の大黒柱だ。子どもたちは、この大黒柱に支えられ、保護されて生きているということを忘れてはならない。

たとえ、親の決めたルールが他の家と違うと主張してきたとしても、

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自己啓発・マインド
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