健康の結論

未 読
健康の結論
ジャンル
著者
堀江貴文 予防医療普及協会(監修)
出版社
定価
1,400円 (税抜)
出版日
2018年08月09日
評点
総合
4.0
明瞭性
4.0
革新性
4.0
応用性
4.0
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堀江貴文 予防医療普及協会(監修)
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定価
1,400円 (税抜)
出版日
2018年08月09日
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4.0
明瞭性
4.0
革新性
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レビュー

「人生100年時代」が唱えられるようになって久しい。私たちの平均寿命はここ100年で大きく上昇し、日本においては2007年生まれの50%が107歳まで生きると推計されている。かつては「防げなかった死」も、医療技術の進歩により徐々に「防げる死」になってきた。

ところが「防げる死を防ぐ」方法があるにもかかわらず、それを知らないという人は意外なほどに多い。「どんな人にも平等なようで、実は医療と健康ほど自分の取捨選択する力や、知見があるかないかで人生が大きく変わるものはない」とは著者・堀江氏の言葉だが、医療や健康の情報はいまだ玉石混交だ。健康に長生きしていくためには、健康リテラシーを高め、適切な行動をとらなければならず、そのためには情報を日々アップデートしていくことが欠かせない。

本書は堀江氏がドクターたちに取材した内容をまとめたもので、「予防医療」の普及を目的に制作されている。さすがにあらゆる疾患の予防が網羅されているわけではないが、「がん」や「脳卒中」などの代表的な身体疾患だけでなく、精神に起因する「自殺」の予防についても記載があり、「健康」を包括的に捉えた作りとなっている。心身ともに健康な状態で長生きしたい人にとって、重要な知見が得られるだろう。

生き続けるためにもっとも重要で確実な「結論」はたったひとつ、「防げる死を防ぐ」ことだと堀江氏は語る。この本によって、予防医療の重要性が少しでも多くの人に周知されんことを。

石渡 翔

著者

堀江 貴文 (ほりえ たかふみ)
1972年、福岡県八女市生まれ。実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。現在は宇宙ロケット開発や、スマホアプリ「TERIYAKI」「755」「マンガ新聞」のプロデュースを手掛けるなど幅広く活躍。2010年に創刊した有料メールマガジンは1万数千人の読者を持つ。2014年にスタートしたコミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」の会員数は約1600人にのぼり、常時新たなプロジェクトが生まれている。2015年より予防医療普及のための取り組みを開始し、2016年3月には「予防医療普及協会」の発起人となる。主な著書に『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『本音で生きる』(SB新書)、『多動力』(幻冬舎)、『むだ死にしない技術』(マガジンハウス)ほか多数。

監修
予防医療普及協会
2016年3月、堀江貴文や経営者、医師、クリエイター、社会起業家などの有志を中心として発足。同年9月、一般社団法人を設立。予防医療に関する正しい知見を集め、啓発や病気予防のためのアクションをさまざまな企業や団体と提携し、推進している。
これまでに胃がんの主な原因である「ピロリ菌」の検査・除菌啓発を目的とした“「ピ」プロジェクト”や、大腸がん予防のための検査の重要を伝える“「プ」プロジェクト”を実施したほか、病気予防のための自己管理サービス「YOBO(ヨボウ)」をリリース。内科医、脳神経外科医、産婦人科医、歯科医など診療科や研究の専門領域を横断した医師団が集い、活動をサポートしている。

本書の要点

  • 要点
    1
    人間の平均寿命がますます伸びていくなか、健康に長生きしていきたければ、「予防医療」という観点を無視することはできない。
  • 要点
    2
    しっかり予防していれば、がんはかなりの割合で防げる。だが日本という国はがん予防に本腰をいれていない。
  • 要点
    3
    子宮頸がんなどを引き起こす原因となるHPVは、男女問わず予防するべき疫病である。しかし日本では現在、HPVワクチンの積極的接種勧奨がされていない。
  • 要点
    4
    歯周病菌は完全に除菌するのが難しいだけでなく、悪化すると糖尿病や心筋梗塞、脳卒中などの疾病にもつながってしまう。

要約

働き方のアップデート法

定年も隠居もない時代
anyaberkut/iStock/Thinkstock

1947年、日本人の平均寿命は52歳だった。だが2016年時点で、日本人の平均寿命は84歳とされる。じつに30年以上伸びている計算だ。このままいくと2050年までに、100歳以上の人が100万人を超えるだろう。これまでの労働観や人生設計では、こうした変化にとても対応しきれない。

昨今では専門性さえあれば、40歳や50歳でも即戦力として働けるようになった。年齢で自分の可能性を限定しなくていいという意味で、これは幸福なことだといえる。ただしそれは健康であり続けたらの話だ。現在の定年は60歳だが、「高年齢者雇用安定法」により希望者に対して65歳までの雇用が義務化されており、今後も延長する可能性がある。

こうした時代においては、もはや24時間ぶっ続けで働くことは不可能だ。「長時間労働時代」は終わりを告げ、いまは50年働くことを見越した「長期間労働時代」に突入している。心身ともに健康なまま、できるだけ長く“高パフォーマンス”を維持することが、現代を生きる私たちには求められている。「40歳から大人」くらいの人生設計でちょうどいいのだ。

とはいえ人間の生物としての機能は、20万年前からほとんど変わっていない。30代以降になると体力はどんどん落ちていくし、40歳を超えると健康診断の有病率が増えていく。とくに男性の場合、体調がパフォーマンスに与える影響に無自覚なことが少なくない。

こうした社会的な年齢感覚と生物学的な年齢のギャップを埋める手立てとして、今後「予防医療」という考えは必須となるだろう。

がんで死なないために

日本では感染症由来のがんが多い

2017年の推計で、日本のがん死亡数は約37万8千人(男性22万2千人、女性15万6千人)だった。部位別に見てみると、男性では肺がん(25%)がもっとも多く、女性では大腸がん(16%)が最多となっている。がん全体の罹患数は約101万4千例あり、高齢化や長寿化にともない、ますます増えているのが現状だ。

一般的にがんは生活習慣が大きな要因と思われているが、日本人のがんの約25%は細菌やウイルスによる感染症だといわれている。たとえば胃がんの主な原因はピロリ菌への感染だ。早期に感染を発見できれば、薬で除菌治療することも可能なのだが、日本では「感染症由来のがんが多い」ということが、医療関係者以外にはまだあまり知られていない。

国内における現状の胃がん予防対策は、50歳以上を対象とした「胃がん検診」が中心である。しかし胃がんによる死亡数を減らすためには、中学生ぐらいの時点で検査をおこなってしかるべきだ。

また肝臓がんも感染症由来であり、予防が可能ながんの一例である。かつてはアルコールの飲み過ぎが原因とされていたが、それは複合要因のひとつにすぎないことがわかってきた。肝細胞がんの多くは肝炎ウイルスの感染によって発症するため、これも肝炎ウイルスの有無を調べておけば予防できる。

ポリープを知れば大腸がんはかなり防げる
ThitareeSarmkasat/iStock/Thinkstock

感染症由来ではないが、大腸がんは予防や早期発見が簡単だ。ところが大腸がんは部位別がん罹患数第1位であり、前述したように女性のがんの死因第1位にもなっている。

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