本書の要点

  • 他人の行動に振りまわされるのではなく、自分で行動を決める「自分軸」で生きると、「ごきげん」でいられる。早起きは誰でもできる最高の意思決定である。

  • 世の中が動き出す前の静かな朝の時間帯に「自分時間」を持つと、余裕ができ、1日中「ごきげん」でいられる。「自分時間」を優先することで、心にゆとりが生まれ、仕事も家庭もうまくいく。

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早起きが毎日を変える

「ふきげん」よりも「ごきげん」で

「ふきげん」よりも「ごきげん」でいたほうが幸せに生きられる。これには誰もがうなずくだろう。「ふきげん」やストレスの根源にあるのは、「時間がない」ことだ。時間がない状況は人を精神的に追い詰めてしまう。だが、「時間がない」という悩みは、早寝早起きで解消できる。著者は「ごきげん方程式」という考え方を紹介する。まずは早く寝て睡眠を十分にとる。そして、早起きして「自分時間」を1時間とることで、心に余裕が生まれる。この習慣を続けると、イライラせず「ごきげん」に過ごせるようになるのだ。もちろん、日々のストレスを解消する方法はほかにもある。「お酒を飲む」「海外旅行に行く」などだ。しかし、これらはお金と時間を使い、外部からの刺激で一過性の「ごきげん」をつくっているにすぎない。その点、早寝早起きならば、内側から安定した「ごきげん」をつくることができる。

「自分軸」で生きる

Jevtic/gettyimages

毎日を「ごきげん」に過ごすために重要なのが「自分軸」と「他人軸」という考え方だ。他人の顔色や機嫌をうかがい、他人や世間の意見に合わせるのは「他人軸」の生き方だ。「他人軸」に合わせていると、小さな「ふきげん」がたまっていく。他人の意見に合わせるのは社会人として大事なスキルでもあるが、そればかりでは疲弊してしまう。一方、大変なことでも、自分で納得して決めた行動ならば不満を感じにくい。

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要約公開日 2025.04.08
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