100歳まで脳は成長する
記憶力を鍛える方法

未 読
記憶力を鍛える方法
ジャンル
著者
加藤俊徳
出版社
定価
734円
出版日
2017年04月17日
評点(5点満点)
総合
3.8
明瞭性
4.0
革新性
3.0
応用性
4.5
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レビュー

脳こそが私たちにとって生きている証であり、その機能を保つためには絶えまぬ努力が必要である――このことを日頃から意識している人はいったいどれほどいるのだろうか。

本書は、医師としてこれまで1万人以上のMRI脳画像解析を行ってきた「脳画像診断医」の第一人者、加藤俊徳氏による解説書だ。NHKテレビ「老化に挑む~あなたの脳はよみがえる」を監修するなど、気鋭の脳科学としても知られている。本書では、100歳まで脳が成長する理由とその方法論が示されており、脳の成長のカギとは何か、逆に何が原因で衰退してしまうのかについて、わかりやすく解説されている。

また、脳を鍛えるトレーニング方法がいくつも紹介されているのも、本書の大きな魅力だ。ぜひ、本書に書かれているエクササイズを、日々の生活のなかに取り入れてみていただきたい。無理なく継続できるものばかりである。

自信と輝きに満ちた日々を送りたいビジネスパーソンにとって、脳の仕組みを知り、成長させていくことは、もはや必要不可欠だといっていい。その意味で、本書は非常に重要な知識がつまった一冊だと言える。

ビジネスキャリアを始めたばかりの人から、すでに引退してしまった人まで、老若男女問わずすべての人にお薦めできる一冊だ。自分自身へはもちろん、いつまでも健康でいてほしい大切な人への贈り物にも最適ではないだろうか。

二村 英仁

著者

加藤 俊徳 (かとう としのり)
新潟県生まれ。医師・医学博士。加藤プラチナクリニック院長。
株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家。
14歳のときに「脳を鍛える方法」を知るために医学部への進学を決意する。1991年、脳活動計測法fNIRSを発見。現在、世界700カ所以上で脳研究に使用され、新東名高速道路走行中の脳活動計測にも成功。1995年から2001年まで米国ミネソタ大学放射線科MR研究センターでアルツハイマー病や脳画像の研究に従事。帰国後、慶應義塾大学、東京大学などで、脳の研究に従事。胎児から超高齢者まで1万人以上のMRI脳画像とともにその人の生き方を分析。2006年、株式会社「脳の学校」を創業し、ビジネス能力診断法や脳番地を使った脳トレシステムを開発。2013年、加藤プラチナクリニックを開設し、発達障害や認知症などの脳が成長する予防医療を実践。2017年、脳トレロボアプリ「Pepperブレイン」として、脳番地トレーニングがロボットに搭載。著書に35万部を越えるベストセラー『脳の教科書』シリーズ(あさ出版)、『今日からお金が貯まる脳トレ』(主婦の友社)、『脳を強化する読書術』(朝日新聞出版)、『めんどうくさいがなくなる脳』(SBクリエイティブ)などがある。

本書の要点

  • 要点
    1
    脳は、大きく8つの系統に分類される。これらを総じて「脳番地」と呼ぶ。
  • 要点
    2
    各系統は独立した役割をもっている。好きなことをすると、それに対応した脳番地が成長するだけでなく、関連した他の脳番地とのネットワークも強化される。
  • 要点
    3
    脳を成長させるためには、体を動かすトレーニングが必要である。
  • 要点
    4
    年齢を気にしすぎてはいけない。脳のためには生涯現役という前向きな考え方をすることが肝要だ。

要約

【必読ポイント!】脳に賞味期限はない(知識編)

脳は100歳まで成長する

努力をすれば、脳はいくつになっても成長を続ける――まず、この事実を認識することが重要だ。そう信じることが、実際の成長につながるからである。

脳は人間の臓器のなかで最も寿命が長い。正しく鍛えれば、100歳まで成長しつづける。それにもかかわらず、私たちは偏見や思いこみから、その可能性の芽を摘んでしまっている。非常に残念なことではあるが、大切なのはこの瞬間から改善していくことだ。今まであまり使われていなかった脳の部分を積極的に使っていこう。そうすれば、脳の個性は輝いていく。

脳の個性が確立される転換期は50歳頃だ。この50歳という年齢は、脳が緩やかに老化を始める年齢であると同時に、脳の成長と個性が一番増す年齢でもある。これ以降は、これまで培った情報や知識、経験を生かすというステージに突入していく。

認知症は意外と身近だった
wildpixel/iStock/Thinkstock

今日までの研究によると、認知症はあらゆる人に起こりうる病であることがわかっている。不健康な食生活、運動不足、過度な飲酒、睡眠不足を抱えている人ほど、認知症になりやすい。

認知症にならないためには、まずは生活習慣を見直すことが必要だ。これが基本中の基本となる。くわえて、脳に最高の栄養素をできるかぎり多く与えつづけることも必須である。その栄養素の代表例が「前向きな考え」である。新しいことや苦手なことに挑戦すると、脳のなかで新たな分野が開拓されていく。何事にも好奇心をもって挑戦することが、脳の成長につながるのである。

「脳番地貯金」を始めよう
liuzishan/iStock/Thinkstock

その人だけがもつ個性的な脳を育てていくうえでは、「脳番地」という概念を理解することが欠かせない。

脳番地とは、機能ごとに脳全体を分けた際の区分のことであり、大きく8つの系統(思考系、感情系、伝達系、運動系、理解系、聴覚系、視覚系、記憶系)に分かれている。普段からどの系統の脳番地を使っているか意識して行動してみよう。あまり使われていない脳番地が開拓されていくはずだ。

脳の老化は誰にとっても避けて通れない道だ。しかし、脳番地同士の連携を強化すれば、脳の機能は強化できる。なかでも、感情系は生きているかぎり成長を続けることで知られている。努力次第で脳の健康を保つことはもちろん、向上させることも可能なのだ。

そのためには脳番地という概念を認識し、8つの系統のなかから、自分の得意な脳番地をどんどん強化していくことが重要である。いわば「脳番地貯金」だ。

脳番地貯金をするうえでは、自分の好きなことをするのがポイントとなる。好きなことをすると、それに対応した脳番地が大きく育つだけでなく、他の脳番地とのネットワークも強化されていく。たとえば、音楽を聴いて楽しい気分になると、脳番地では聴覚系と感情系のネットワークが強化されることになるのだ。

このように他系統とつながろうとする脳の特徴を活かし、より強く個性的な脳にしあげていくべきである。

脳の鍛え方(実践編)

新しいアイディアを生みだす

アイディアを生みだすには常に変化を求め、脳を活性化することが欠かせない。

「脳慣れ」という事象がある。

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記憶力を鍛える方法
未 読
記憶力を鍛える方法
ジャンル
スキルアップ・キャリア
著者
加藤俊徳
出版社
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定価
734円
出版日
2017年04月17日
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